メインクエストの感想39:ひそんでいたものの発露。

桜の季節が終わってしまいましたね。

や、次のクエストが来てくれるから、それがとっても楽しみではあるんですけれど、街中にシュラウドチェリーが咲いている時期が終わってしまったことに、寂しさを覚えます。だから我がFCハウスではまだ、シュラウドチェリーを設置したままにしてますね。リアルゼアでもまだ満喫してないし、桜、大好きなんだも〜ん。

さて、ここから先は暁月のフィナーレまで遊んだ中の人が語る、新生エオルゼア第七星暦ストーリー、チャプター2の感想です。ネタバレ配慮に乏しい内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧くださいね。

よろしくお願いします。

目次

暁の血盟に迫るテレジ・アデレジ。

アイメリクさんが祝賀会を立ち去った後、いよいよ本格的にテレジ・アデレジが動き出します。

祝賀会会場から離れたところで、おそらくは情報収集に励んでいた(だよね?)サンクレッドは、ラハブレアに憑依されていたときの言動を咎められ、兵たちに捕縛されそうになります。で、この祝賀会自体が仕組まれたものだといち早く察するんですよ。

一方、祝賀会会場では、ついにテレジ・アデレジがナナモさまが暗殺されたとぶちまけています。

ナナモさまの暗殺という事態に、衝撃を受けるラウバーン局長たち。提督やカヌ・エ・センナさまの反応を見ていると、ナナモさまは立場を超えて慕われてたんだなあと感じます。テレジ・アデレジがごちゃごちゃ言ってるけれど、ラウバーン局長の耳に入ってない様子。ああ、本当にナナモさまの存在は大きいものだったんだなあとよくわかります。

テレジ・アデレジは続けて、冒険者がナナモさま暗殺犯だと告げ、イルベルドが拘束された冒険者を連れてきます。冒険者は乱暴に床に投げ出され。

残念ですよ、英雄殿。このようなことになるとは……

いや本当に残念ですよ。まさかあなたがたに裏切られるとは。

冒険者が所持していたあの小瓶から、ナナモさまが飲んだものと同じ毒が検出されたそうです。ああ、あのときの小瓶を持っていたばかりに〜!! と小さく後悔。シュトラ姐さんは「さては、はめられたわね」と事態を把握。

テレジ・アデレジのメチャクチャな言いがかりオンステージは続いていますが、ようやく動いたラウバーン局長にイルベルドがナナモさまが亡くなっていた事実を伝えます。あの侍女も首を振ってナナモさまの死を肯定。

このときの、局長を見下ろすイルベルドの視線がとっても冷ややかで「やっぱりかー」と思ったわたし。

さっき、冒険者に対して告げた言葉はまだ、クリスタルブレイブの隊長らしい節度を保っていたと思うんだけどね、このころからイルベルドの本心が透けて見えるようになったなあ、と感じました。表向きは旧友として振る舞っていたけれど、本当は違うだろーと思っていたから、この冷たい視線にはわたしは納得したんですよ。

そしていらんこといいのテレジ・アデレジの発言によって、ラウバーン局長はナナモさま暗殺の真犯人に気づきます。そんな局長の詰問を受けて、調子にのったテレジ・アデレジがねえ、さらにねえ、女王さまを愚弄するからねえ……。

テレジ・アデレジは逆上したラウバーン局長に斬り倒されてしまいます。本人もまさか、こんなところで死ぬとは思わなかったんだろうな。斬られる瞬間まで、あわてた様子で首を振ってたもの。

うん、テレジ・アデレジはね、ラウバーン局長の怖さを侮っていたんだと思うよー……。

そして最近、存在感の少なかったロロリトがここにきて、ラウバーン局長を咎めます。

ラウバーン、貴様乱心したか! 宮廷内で剣を抜き、ましてや同じ砂蠍衆の一員を斬り捨てるとは!

立場的にも状況的にも、至極当然な糾弾なんだけどさ、ラウバーン局長は直感しちゃうわけですよ。あ、この事態にはロロリトも絡んでいると。だからロロリトに向かって襲いかかるのですが、二人の間に割って入ったイルベルドがラウバーンの左腕を斬り落としてロロリトを守るんですよね。

なるほどー。イルベルドの雇用主はロロリトだったかー。

さすがの事態に提督たちが反応するのですが、側近に抑えられ、提督もカヌ・エ・センナさまもその場を退場。そうだよねー。他国の問題に深く立ち入りできる立場じゃないですものね。でも立場を超えた友誼があるから、二人とも心配そう。そんな二人の反応に、なんとなくほっとしているとき、イルベルドがラウバーン局長に言うわけですよ。

俺たちは泥を啜って生きてきた……。アラミゴを見捨て、英雄となったお前と違ってな

そして。

このときの、ラウバーン局長には、本当に嵐のような感情が襲いかかってきたんでしょうねえ。

旧友だと思っていたイルベルドがそうではなかったこと。もっとも大切に尊重してきたナナモさまが失われたこと。そのナナモさまを殺したのは自分だという、最大級の悪意を旧友だと思っていたイルベルドがぶつけてきたこと----。

イルベルドの発言の真偽はどうでもいいのです。ただ、ラウバーン局長を痛めつけるために発せられた言葉に、ラウバーン局長はついにイルベルドに剣を向けました。激しい剣戟。ミンフィリアたちもロロリトによって捕縛されようとしますが、ラウバーン局長によって、冒険者の拘束は解かれます。

逃げろ……。ここから逃げ延び、世間に己の身の潔白を証明しろ!
そして、この事件の真相を突き止めろ! これができるのは、貴様らしかいない。……行けぇぇ!

ラウバーン局長の想いを受け止めた冒険者、そしてミンフィリアたちは会場を後にするのでした。

希望の灯火を消さないために。

ラウバーン局長がしのいでくれているおかげで、会場を逃げ出せた暁のみんな。

そこにサンクレッドが合流します。ああ、あの兵に取り囲まれた状況から逃げ出せたんですね。うーん、クリスタルブレイブに確保された暁の血盟員って誰のことおおお? って思ったり。暁の血盟員って幅広く存在しているからなー。普通に考えたら、タタルさんかなあと思うところなんだけど。

とにかくサンクレッドはあの場から逃れただけではなく、情報収集も行なってきたようですよ。それによると、ウルダハの主要施設はすべて抑えられているようです。イシュガルド防衛戦にて、銅刃団の権限を拡大したことが仇になったとのこと。

銅刃団はウルダハ治安警備部隊のひとつですが、不滅隊と違って、砂蠍衆共和派の人が支配しているんですよね。つまり、ロロリトやテレジ・アデレジ。テレジ・アデレジが亡くなっても、向こうの動きに乱れがない理由は、いまもロロリトが指示しているからでしょうね。というか、もともと、ロロリトに従っていた?

うーん。テレジ・アデレジの言い分を聞いてたときに、暁の血盟に対する不満は育っていたのかなあ、って思いましたよ。そもそも知る人ぞ知る秘密結社でしたから実績は知られてないでしょうし。人によっては急に力をつけてきた組織、と受け止めていたのかもしれない。さらには精鋭揃いのクリスタルブレイブを主導して結成させた組織への危機感もあったのかもしれません。

でもそのあたりの追求は、とにかくこの場を逃れてからです。

追手が迫ってますものね。そこでサンクレッドが以前、パパシャン所長に教えてもらった緊急時の隠し通路から逃れようと提案して、再び走り出そうとしたところ、イダが進み出ます。

もしかしたらイダは、誰よりも自分という存在に対する自覚があるのかもしれませんね。自分の役割を理解しているんだな、と思いました。だからいち早くこの決断を下せたのかもしれません。

そして、そういうイダを理解しているからこそ、相棒たるパパリモも素早く動いてイダに付き添ったのでしょう。仲間を大事にしているミンフィリアが止めようとするのですが、パパリモが引き返せないように扉を封鎖したから先に進むしかありません。パパリモの言い分を聞いていたら、きっと後で合流してくれる、と信じたくなるところなんですが。

二人して、フラグを立てるんだもんなああ(涙)

このときの二人のやりとり、わたしは大好きなんですが、もっと他の、穏当なところで見たかったなあとも思ってしまったり。いやいや、こういう状況だから聞けたやり取りなのよね、うん、と、言い聞かせているうちに、二人の力を合わせた、ドッカーンという大技が繰り出されます。

で。

二人トモイイ顔シテルナー。でもこれ、さよならフラグじゃないよね?

冒険者だけが希望なのか。

先を進む冒険者と暁のみんなはウルダハの地下を進んでいます、が、ここにも追手がやってくるんですよね。

いち早く気づいたシュトラ姐さんが、サンクレッドと共に追手の足止めをするから冒険者とミンフィリアに先に行くようにと言います。あ、またこのパターン。もはやしょんぼりしてるわたしをさておいて、シュトラ姐さんは言います。

暁の『灯火』を消してはいけないわ。……この明かりは、明日への光なのだから
この場は任せておきな。また後で会おうぜ

交互にそう言って、冒険者とミンフィリアの背中を押すシュトラ姐さんとサンクレッドは、まるでお姉さんとお兄さんのようです。事実、ミンフィリアにとってはそういう存在だったりするのかなあ、と想像しました。

いや姐さんの実年齢は触れてはあかん話題でしょうけれどね。

ミンフィリアはサンクレッドからランタンを受け取り、シュトラ姐さんの強い「行って!」という言葉に押されるように、冒険者とミンフィリアは走り出します。

二人になったサンクレッドとシュトラ姐さんの会話もね、イイんですよ〜!!!

積み重ねてきた仲ならではの、気やすさが現れててね、ミンフィリアの前では見せなかった遠慮のなさが、とてもイイ。でも繰り返しになりますが、もうちょい穏当な時に聞きたかったなー。そう思ってるうちに、追手が到着し、シュトラ姐さんの大技を繰り出せるよう、サンクレッドが時間稼ぎをします。

このときの二人も、めっちゃ格好いいんだ。

でも。

だからなんで平然と、この人たちはさよならフラグを立てるかね!!

あ、シュトラ姐さんが詫びている相手ヤ・ミトラとは、シュトラ姐さんの妹さんですよー。召喚士クエストに登場する人なんですよね。気になる方はチェックチェック。

リアタイでこの場面を見た当時のわたし(メインジョブ:召喚士)は、「えーっ!? 姉妹なのっ!!」とたいそう驚きました。ど、どちらも美人さんだけどね、気づかなかったわ〜。聡い人は姓で気付ける設定かもしれないけど。

そして。

逃亡を続けるミンフィリアと冒険者。でもそんなミンフィリアに突然、ハイデリンが接触します。この瞬間まで何も言ってこなかったのにね、このタイミングで接触するとは、ハイデリンもなかなか侮れません。

正確には、ハイデリンの声は、冒険者に聞こえなかったんですけれどもさ。でも幻聴でも妄想でもない、確かに声を聞いている様子で、ミンフィリアはハイデリンの言葉を認識し、足を止めて冒険者に告げます。

私は、成すべき使命のため、ここに残ります。あなたは先に行きなさい

聞けるわけないじゃないですかそんな言葉! でも必死な様子でミンフィリアは言うのです。

いや、その冒険者に、希望へ至る行動指針を与えてきたのは、ミンフィリアたち暁の血盟だよ。

中のわたしはそう言いたくなったのですが、ミンフィリアの様子があまりにも必死だから、彼女の言葉に聞き入ってしまう。希望の灯火は冒険者。ミンフィリアは繰り返しそう言いますが、えー、とわたしは異議を唱えたかったです。

わかっています……。こんなところで希望を……この星を救う「光の芽」を、摘ませるわけにはいかないわ

ハイデリンは一体何を告げたんだろうと気になるつぶやきですよねこれ。

この新生の物語を書かれた人の頭の中には明確な言葉があるのでしょうけれど、少なくともシナリオブックには掲載されていません。しょんぼり。でも「エオルゼア」を飛び越えて「この星」と言っているから、かなり視野の広い話をしてるんだろうなあと思いました。終末について話した、とまでは、さすがに思いませんけれどね。

とにかくここでミンフィリアは決然とした様子で道を引き返します。そんなミンフィリアに冒険者は手を伸ばすのですが、決意を固め、逆の方向へと走り出すのでした。

……希望の灯火は冒険者じゃなくて、エオルゼア救済を掲げて行動してきたみんなじゃないかなー。

しっくりこない気持ちになりながらも、それでも希望を託されたのだから、という気持ちになっています。だから冒険者は走るしかなかったんだろうなあ。地下から出て、地上に出る冒険者はそこでアルフィノに再会します。

というところで、今回の感想語りを終えます。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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