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ふだん、なかなか会えない人に会いに行こう、パート2!
つよにゅーを使えば、ふだん会えないカヌ・エ・センナさまにも会うことができます。でもその言葉はやはり、為政者としての言葉だから、ちょっとしょんぼりしてしまいます。や、むしろ忙しい立場の人なのに会いにきちゃってごめんね、という気持ちにすらなります。なんだろな、カヌ・エ・センナさまだと余計に申し訳ない気持ちになるのですー。
なんでしょうね。冒険者の所属が黒渦団だから??
ともあれ、昨日もつよにゅーでメインクエストを遊びました。ぱぱ〜っと進めたい気持ちもあるけれど、同時に、この先を知るからこそ、ゆっくり、この時期の雰囲気を楽しみたいなあ、と思っているのですよ。
というわけで、ここから先はパッチ6.51まで遊んだ中の人が語る、新生エオルゼア第七星暦ストーリーの感想語りです。ネタバレ配慮に乏しい内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧ください。
よろしくお願いします。内容はパッチ2.3「エオルゼアの守護者」あたりです。
黒衣森に蛮神が召喚されたかもしれない、という知らせを受けて、石の家に集まった冒険者たち。あいまいな表現になった理由は、シルフ族の蛮神「ラムウ」は召喚されたとしても、シルフ領は静かだから。
好戦的なガルーダと違って、ラムウはあくまでもシルフ族の守護者、というわけですね。
グリダニア担当のパパリモとイダはいつか、シルフ族がラムウを召喚するだろうなあと考えていたそうです。森に人が立ち入ることをシルフ族が嫌がっているにも関わらず、黒衣森に帝国の基地があるからですね。
だからラムウ召喚の可能性に気づいていても、二人には何もできなかったそう。そして今回、難民による暴動が起きました。でね、黒衣森に結構な数の人が逃れてきたため、ラムウ召喚につながってしまったのですよ。だからまた、人の問題が神降ろしを招いたのね、とシュトラ姐さんは難しい表情をしています。
エオルゼアって油断できないところですよね。問題が次々と発生する。まったり老後を暮らすには向いてない土地かもしれない。や、この世界にまったり老後というものがあるのかどうかは、わからないですけれど。
そして冒険者の今回のお役目は、ラムウ討伐ではありません。かつて、仮宿のシルフ族と交流した冒険者は、シルフ族の願いを知っている。だからラムウとの対話に挑戦してみてくれないか、と、パパリモ、イダのみならず、カヌ・エ・センナさまにも言われてしまうのです。
……ぼ、冒険者は戦う人であってー、外交官じゃないのですけどー!!
と言いたくなったのはわたしだけでしょうか。ここまで見込まれたら、逃げるに逃げられない。そもそも、蛮神問題は暁の担当で、冒険者はその暁のメンバーだもんねええ。頑張るしかないのです。
そんなわけで、暁のメンバーと冒険者はシルフ領に向かいます。
でね、このとき、先行していた賢人たちと合流したら、やたらと彼らは疲れてるんですよ。なんでも悪いシルフ族に悪戯されてしまったそうなのですけれど、……このときの詳細を知りたいなあと思いましたね。(九年前は描かれていたような)ちょっと残念です。
そして現れたラムウ。
シルフ族の守護者というだけあって、ラムウの言い分はあくまでも、シルフ族の安寧を乱してくれるな、というもの。や、冒険者としても、シルフ族の生活を見出すつもりもないし、グリダニアの人もそんなつもりはないんですよねえ。ただ、帝国の人と非常事態に陥った難民に、その言い分が通用しないだけで。
うーん。冒険者は人類を代表しているわけではないから、ラムウやシルフ族の希望を叶える権限がない。
これで対話なんて成り立つんだろうか。不安に思ってると、シルフの仮宿の長ちゃまに委ねられたクリスタルが反応します。そのクリスタルを見て、ラムウは長ちゃまたちが冒険者を認めてくれてたと気づいたのですね。だからようやく冒険者を他とは違う存在だとみなしてくれたよう。
このとき、ラムウは不思議な言葉を言います。
「お主はワシの知ったヒトとは、ずいぶん異なる存在のようだ。これは光の使徒だからではない……。何か特異な……そうか、もしやあやつになら……」
待って! それって誰について言っているのー!!
ハイデリンじゃないよね。だって光の使徒だからではないと言ってるんだもの。何か特異な、って、まさか冒険者がアゼムの魂を持ってることと関係している?? それはない? なぜならラムウはアゼムが活躍していた時代より、ずっと後に生まれたシルフ族の蛮神なんだし。でもそれなら誰を示してるんだろう。
でもラムウは冒険者の力量をはかることに頭がいっぱいで、それ以上は何も語りません。
そして冒険者はラムウと戦い、これを下すのでした。とりあえず、ラムウから妥協を引き出せたわけですから、任務完了ですかねえ。カヌ・エ・センナさまからお礼を受け取って、冒険者は石の家に帰還したのでした。
でね、実はラムウ討伐の際に、珍しくウリエンジェさんがその場にいたんですよね。そしてエーテルを計測してました。その結果、なんとアシエン消滅の手がかりを得たそうです。
このときのウリエンジェさんは、いつもの分かりにくい言葉ではなく、冒険者にも理解できる言葉遣いで、分かりやすく、エーテルの仕組みや不死の存在アシエンがどういう存在なのか、説明してくれました。だから彼が閃いたというアシエン消滅の手がかりも筋が通ってるなあと納得できたのですよ。
でもその手がかりを具現化するにはどうしたらいいのか、さっぱりわからん状態です。アシエンを捉えるほどのエーテルをどうやって用意するのか、そしてアシエンを滅ぼすほどのエーテルの刃もどう用意するのか。
課題は山積みです。
まあ、でも正体不明だったアシエンをここまで捉えることができたんだもの。偉大な一歩なのではないでしょうか。
でね、このときに思ったことは、アシエン。真なる人ははじめからこういう存在だったのかなあ、ということでした。終末を迎えて、ゾディアークを召喚して、ハイデリンによって世界が分割されて。元の世界を取り戻すために、真なる人は暗躍を始めたけれど、この滅しても復活する体質(?)はそのとき、芽生えたものなのかなあと思ったのです。
つまりね、アシエンたちは目的を達成するために、自分たちを改造したのかなあ、と考えたのですよ。
真なる人は確かにすごい能力を持っていたけれど、滅しても復活する体質ではなかったじゃないですか。人生の終わりを迎えたら、静かに消えていくことをよしとするというスタイルでしたよね。だから、いまのこの時代のアシエンたちの特殊体質はのちに、誰かが開発したものなのかなあ、と想像したのです。死を司るエメトセルクというより、生を司るファダニエルが開発したのかな、と思ってしまったのですけれど、どうなんでしょう。
そしてアシエンたち視点のカットシーンが入ります。
冒険者がラムウとの戦いに勝利した事実を、すでにアシエンたちは把握しています。……が、実はパッチ6.51を終わらせていても、このときの、エリディブスたちは何を考えてるのか、何を言ってるのか、よくわからないんですよね。
アシエンは真なる人だったんですよね。ただ、この場にいるアシエンはほとんどが転生組。とにかくクリスタルによって14人委員会の記憶を継承している彼らは、分割された世界をひとつに戻して、ゾディアークの力を完全体に戻そうとしている、という理解で合ってるのかしら??
と、とにかくね、この場に遅れて現れたラハブレアは、新しい蛮神を召喚するための知識を人に与えると言います。エオルゼアで顕現可能なすべての蛮神は冒険者に倒されてしまうから、これまでに召喚されたことのない、そして討伐記録もない新たな蛮神を召喚させようとしているみたいですよ。
うわー、ますます厄介な事態になりそう。見知らぬ蛮神が乱立する前にアシエンをどうにかしなきゃですよ!!
ミンフィリアからドマの子供たちが冒険者と話したがっていたと教えられて、石の家にいるヨウザンに話しかけたところ、あの元気な子供は自分たちでドマ冒険者団を結成したんだ、だから稽古をつけてくれよ、と言います。
早く強くなりたいんですって。
でも、その場にいた子供たちの武術指南をしている冒険者ホーリー・ボルダーが制止します。子供たちと冒険者には力量の差がありすぎる。実戦と呼べるものにならないかもしれない。だからホーリー・ボルダーが子供たちの代わりに冒険者と手合わせする、と提案するのです。
そばにいたホーリー・ボルダーの相棒的存在? クルトゥネが「おまえが単に、冒険者と戦いだけだろう」と突っ込んでいますが、冒険者は快諾。子供たちは盛り上がります。
「わぁっ、ホーリー・ボルダーがねえちゃんに「ゲコクジョウ」する気だぞっ! すげぇ! 『ドマ冒険者団』は今すぐ応援に出動っ!」
微笑ましいなあ、と感じました。ホーリー・ボルダーたちと子供たちの関係がね。
きっといい師弟なんだろうなあと感じ取りながら、冒険者はレヴナントツール東に向かいます。そして急遽、この手合わせを見学するために集まった人々の前で、ホーリー・ボルダーとクルトゥネと戦うのでした。
このとき、レベルシンクされたイベントバトルが発生するから、ドキドキしましたよ。忍者は慣れてないんだもの。でもなんとか、膝をつかずに二名を倒すことができました。
いやなに、はっはっは。
と、ちょっとだけ得意になっているところに、アルフィノから話しかけられます。
「今の観客たちの笑顔……それこそが、君が戦ってきた結果だろう」
「エオルゼアの守護者、か……。なるほど、君に相応しい称号だ」
そしてアルフィノはエオルゼアに到着したときに感じたことを教えてくれるのですね。やっぱり、エオルゼアの人々を愚かで未熟な人々だと思っていたこと。エオルゼアを守ることは祖父の意思だと言い聞かせないと、どこかで見切りをつけていたかもしれない、ということまで話してくれました。
うんうん、理性と聡明さを尊ぶ、オールド・シャーレアン名家の御曹司らしい考えですよ、それ。
そんなアルフィノを改めたのは、冒険者だと言います。
「エオルゼアの人々は、さまざまな問題に挫けながらも、明日を信じ……何度でも立ち上がる」
「そうして踏み出される尊い一歩を、祖父は愛し、ともにしたいと願ったのではないだろうか」
そこでアルフィノは、各地で起きている問題を解決するには今の「暁の血盟」規模では小さすぎる、と言います。だからこそ、国という境界にとらわれずに行動できる組織が必要だ、とも言うのです。
だからグランドカンパニー「エオルゼア」の先行組織を作ろうと提案していたわけですね。
……わたしね、ここで「もしも」を考えました。
もし、この先行組織がうまく認められていたら、世界はどうなっていただろうと思ったんですよ。組織がアルフィノや冒険者たちを裏切ることもなく、第三の、組織を立ち上げた当初の理想通り、中立的な組織として育ってくれていたら、世界はどうなっていたでしょう。
まず、竜詩戦争に冒険者が介入することはなかったでしょうね。イシュガルドという国家はアシエンのもたらした知識によって、ドラゴン族を完全に支配することを覚えて、歪んだ平和を築いたかもしれません。アラミゴやドマは? エオルゼアの問題を解決する組織が、エオルゼアから外れたアラミゴやドマを解放するために動いたでしょうか。
結果、後世まで輝かしく残る冒険者の英名は存在しないことになり、第一世界も原初世界に統一されていたかも。
そうして世界は終わっていたかもしれません。
というところで、今回の感想語りはおしまいにします。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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