メインクエストの感想26:人の思惑が交差してます。

暁月秘話の余韻がまだ続いています……。

というか、この記憶を持ったまま、再び「暁月のフィナーレ」を遊びたくなったんですけれど! 

漆黒まで進んでいるサブキャラちゃんの冒険を進めようかしら? そうしたらサブクエストも楽しめるし、でもでも、やっぱりメインキャラにもう一度、あの人たちと会わせたい。だからつよにゅーを進めようと考えて、昨夜は続きを遊びました。現在、新生エオルゼアの第七星暦ストーリーだから、先は長いけれど、千里の道も一歩から、です!

さてさて、ここから先はパッチ6.51を遊んだ中の人による、新生エオルゼア、第七星暦ストーリーの感想語りです。ネタバレ配慮の乏しい内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧ください

よろしくお願いしますね。内容は、パッチ2.3「エオルゼアの守護者」あたりです。

目次

暁の血盟は万能ではありません。

ミンフィリアによって呼び出された冒険者は、黒衣森におきた異変について教えられていたのですけれど、そのさなかに、突然の訪問者が石の家に現れました。「暁の血盟」に助けを求める霊災難民たちです。

このとき、暁の血盟は「なんだかわからないけれど、帝国を退けたすごい人がいる組織」と思われてたんだろうなあ。

加えて、ドマの人々を手助けしたから、他の人々の期待が高まるのもわかる気はします。わかる気がするんだけど、率直に「それ、ジャンル違いですよ」と思ってしまいました。難民に必要な力って崇高な意志と戦闘力じゃなくて、莫大な財力と生活手段を作り出す知恵だもの。暁の血盟には、残念ながら、そのどちらもないんですよね。

ちょっと冷たい言い分になっているかもしれません。

このときの難民さんたちの言葉を受けて、ちょっとだけ、「助けてと言って助けてもらえるなら、世の中どこにも不幸は転がっとらんわ!」という気持ちになったんですよー。自分の人生を救うのは、自分以外にいませんよ、とも思ったかなあ。だからわたしなら、この難民たちに「無理です」と言い放つかもしれないと思ったな。

だからこのときのミンフィリアはすごいなあ、と感じました。

押しかけてきた難民たちを頭から否定するのではなく、丁寧に、難民たちを救助できないと伝えてるんだもの。改めて、組織のトップは大変だという気持ちになりながら、難民さんが「暁の英雄」を持ち出してきたときにはちょっと、申し訳ない気持ちにもなりました。

うーん、でもここでそばにいる冒険者が「わたしがその英雄ですけど?」と言い出したら、かえってこの場は混乱するから黙っておくしかないんですよねえ。

そんなやりとりをしていると、タタルさんがウルダハで暴動が起きて、アルフィノが巻き込まれたと知らせてくれます。難民たちにその暴動に対する心当たりはあったよう。彼らに詳細を聞きたい気持ちになりましたが、冒険者はとりあえずウルダハに駆けつけてアルフィノの安否を確かめたのでした。

うん、アルフィノは無事でした。ちょっとだけ傷を負った? みたいだけど、元気そうです。

そして、現在のウルダハの状況を教えてくれました。このところのウルダハは不穏な状況になっているそうです。ウルダハで難民はどんな扱いを受けているのか。そして庇護を求めたドマ難民がウルダハに拒絶された事実が、どんな事態を招いてしまったのか。わかりやすく教えてくれたのです。そしてまだ波乱は起きそうだとも付け加えました。

……いや、本当に。

アルフィノって本当に、優秀なんだなあ、って感じました。ただ、頭がいいだけの子供というわけじゃない。各国に流れている、きな臭い空気まで読み取ることができるなんて、すごいという気持ちになる。いろんな情報を集め、分析をし、考えてるんでしょうね。ますます普通の子供じゃないわーと思いましたよ。

それにしても、ウルダハでの王党派の皆さんは、難民にお金を渡してたんですね。うーん、それは人道的には肯定できるけれど、政治的にはどうなんだろう、と思いました。ただお金を渡すだけなら、そりゃ仕事がない人は使い潰すわな、と素人のわたしでも思っちゃうし、財政が厳しい状況になっても支援策を変えないところに、王党派の人は政治上手というわけではないんだなあ、という気持ちになりました。

アルフィノは、ツテのあるラウバーン局長に詳しい事情を聞こうとしますが、……まわりにいろんな人がいる不滅隊本部で教えてくれるわけないですよね、うん。市内の暴動がおさまり、各地で難民の武装蜂起が続いている状況だとだけ教えて、その場を立ち去ったのでした。だから冒険者は、難民から事情を聞くことにしたのですよ。

暗躍している商人がいる!!

冒険者は、不滅隊本部のスウィフト大闘佐に、難民たちが多く、なおかつ暴動が起きてない場所を教えてもらいました。中央ザナラーンのロストホープ流民街です。さっそく駆けつけたところ、ほとんどの難民が出払っていました。銅刃団の人に聞いたところ、食べ物や金目のものを探しに行ってるんだそうです。でも……いつもより帰りが遅いとか。

うわー、いやな予感がするー。

でね、ロストホープに残ってた難民の一人に話を聞いたところ、少し前からこの街に出入りしている商人が胡散臭いのだそうです。来るたびに、ウルダハ政庁への不満を広げて、その不満に賛同する人たちを外に連れ出してしまったそう。他の難民からも情報を集めて、冒険者は暴動を起こそうとしている難民たちを力づくで止めたのです。

他にも、同じ状況にあるストーンズスロー貧民窟で情報を集めようとしたところ、胡散臭い商人が現れました。なんと言っても、「さてと、他にもけしかけられそうな貧民は……」と呟いているのだから、胡散臭い上に迂闊です。

もっとも勘は鋭い男のようで、商人は冒険者の姿を見るなり、逃げ出しました。もちろん追いかけて商人を問い詰めたところ、商人はこんなことを言います。冒険者はその「仕事」の依頼主を問い詰めたのですが。

この商人、口封じされてしまうんですよ。

ちょうど北の岩場に、フード姿の不審者が現れてね、遠いのに、弓矢でずばんと商人を殺害するのです。冒険者は不滅隊本部に戻りスウィフト大闘佐に報告しました。するとラウバーン局長が冒険者を招いていると教えてくれたのです。だから冒険者とアルフィノは、ラウバーン局長がいる「香煙の間」に向かったのでした。

さぞかし腹立たしかっただろうな。

香煙の間に向かうと、ラウバーン局長の他に、ナナモ陛下もいらっしゃいました。暴動鎮圧に協力したことに対するお礼を言ったラウバーン局長に、アルフィノがさらに暴動に関する質問をぶつけました。先ほどは逃げたラウバーン局長も、他の人目がないこの場では違うのでしょう。他言無用と前置きした上で話してくれました。

つまり、暴動の裏でテレジ・アデレジが暗躍していた、と教えてくれたのです。

先のドマ難民の受け入れを支持していた姿を覚えていただけに、アルフィノにとっては驚きの事実だったようです。そんなアルフィノの問いに答える形で、ラウバーン局長とナナモ陛下が丁寧に説明してくれます。

二人にとっては、テレジ・アデレジの真意は腹立たしいものだったでしょうね。なまじドマの人々のモードゥナへの移住に協力してるから、……裏切られたなんて想いを抱く余地もなかったかもしれません。

なぜテレジ・アデレジがそんな暗躍をしたのかといいますと、現在、三国で所有権を争っている、カルテノー平原に眠る古代兵器「オメガ」を手中にして、エオルゼアにおける自分の発言権を確保しようとする狙いがあったとか。

くだらぬ話じゃ。……ロロリトと対峙して、砂蠍衆をまとめることもできぬような男に、エオルゼアを牛耳れるものか

冷ややかに言い捨てるナナモさまが素敵。

ナナモさまって頭のいい人だなあと感じます。や、確かにモヤモヤするところはあったんですけれどもさ、でも、基本的に頭が良くて、対人関係でも鍛えられてるんだろうなあと思いました。第七霊災での対応を見たら、なかなか大した御仁だとも思うんですけれど、ナナモさまって自己肯定感が低いんですよねえ。無理もない状況だけど、自信もない。

もったいないなあ、と思います。

なにか、芯になるものを得られたら、ナナモさまって立派な君主になれそうなのに。

……逆かな。このときのナナモさまは、なにかを捨ててしまう必要があるのかもしれないですね。

--と、とにかくね。

そんなわけでテレジ・アデレジが要注意人物だという事実を共有して、この会合は解散となったのでした。

そして冒険者と二人きりになった時に、アルフィノが独り言のように呟きます。

ミンフィリアの方針が間違ってるわけではないさ
彼女は悩みこそすれど、目的のために取捨選択ができる。……君の身を案じながらも、戦場に送り出すようにね
打算によらない彼女の正義を、私は信頼している。だからこそ『暁』に、もっと多くの力を集めたいのだ……

危ういな、って、このときはじめて、アルフィノに対して感じました。

エオルゼアには確かに問題が山積みです。でもそれをすべて、暁が解決しなくちゃいけないわけでもないでしょう。問題を解決するな、と言ってるわけじゃないですよ。ただ、筋を違えて、無理に問題を解決しようとしたら、別の問題が出てくる可能性があると思うのです。

暁は万能じゃない。だから解決できない問題もあっていい。

そんな組織だからこそ、必要以上に警戒もされないし中立でもいられる。

でもそんな一面に、頭がいいはずのアルフィノはどうやら気付いてないみたいなんですよね。焦ってるのかなー。これまで多くの問題を、その優秀な頭脳でスパッと解決してきたからこそ、片付かない問題に苛立ってるのかしら。

そういうところは否定しないけれど、エオルゼアに起きてる問題って細分化できますからねえ。細分化できる問題は解決方法も細分化できるわけで。無理に力を集めなくてもいい気がするんだけどなー。

というところで、今回の感想語りはおしまいにします。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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