【ミソロジー感想:後日談】名残惜しいなあ。

リセット日を迎えて、タレイアに通うたびに寂しい気持ちになるんですよねえ。

や、守護神サリャクやリムレーンの姉御さん、オシュオンとも戦えることはとっても嬉しいですけれど、終わっちゃったんだよなあ、という気持ちになるのです。4ボスのセリフひとつひとつが突き刺さる。

まあ、それはそれとして、「ミニオン・オシュオンー! 君はいつになったら手元に来てくれるのさ!」という気持ちにもなるのですけれど。

ええ、今週もミニオンはゲットならずでした。ゲットしたら無人島に放とうと考えてるんですけれどね。我が無人島では古代人ミニオンたちが動き回っていますよ。アーゼマもハルオーネさんも動き回っておりますよ。あとは無人島の庭をエルピスっぽく整えられたら嬉しいんだけど、なかなか難しい!

さて、ここより先は、パッチ6.51まで遊んだ人間が語る、「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の感想語りとなります。ネタバレ配慮のない記事となりますから、ご了承の上、続きをご覧くださいね。

よろしくお願いします。

目次

十二神のオリジナルたち。

戻ってきたデリックを加えて、オムファロスの中心に戻ってきた冒険者たち。今回の、十二神にまつわる真相は哲学者議会に報告するものの、十二神信仰の根底を揺るがしかねないものだから、情報公開は慎重に進めるそうです。

まあねえ。神様が実在して、おまけに人々の未来を信じて永遠に立ち去ったなんて事実、パニックものですよね。

むしろどういう形で公開していくつもりなのか、とっても気になるところです。頭のいい人たちだから最適な形を採用するんだろうと思うけれど、でも頭のいい人たちだからちょっとズレた解決方法を提示しそうで、絶妙に怖い。

スノーゲイムさんは今回の件を受けて、エオルゼア十二神信仰の受容史を追いかけることにしたのだとか。人々の間で十二神がどのように受け入れられてきたか。時代ごと地域ごとにまとめることで、これまでとは違った視点で十二神を知ることができると思うからとおっしゃっています。

や、わたしはね、これまでの研究の延長ではなく、まったく新たな視点を導き出しているところがすごいなあと感じました。スノーゲイムさんって柔軟ですよね。食事をおろそかにする困ったちゃんというイメージがありましたが、神話学者としてはとっても優秀な人なんだろうなあと感じました。

でね、スノーゲイムさんの発言を受けて、デリックが面白そうだというのですが、クルルさんが、意地悪そうな表情になって「シャーレアンに来る際には、かつて十二神だった者だって、悟られないように気をつけてね。知に飢えた学者たちは怖いわよ?」と言うところが、わたしは大好きです。なんというか、ひさびさにクルルさんのイタズラっぽいところが前面に出てきた気がするから。

クルルさん、かなりお茶目な人だけど、最近は気を張ってる場面が多かったでしょう。ああ、余裕が出てきたんだなあと思って、嬉しくなりました。

そしてデリックさんは気持ちを新たに旅する前に、黒衣森の「十二神大聖堂」に行くと言います。オムファロスの碑石に残された十二神の想いを、より多くの人の目に触れるこの場所に納めたかったみたい。冒険者たちもデリックさんと一緒に黒衣森に向かいます。

そしてデリックは十二神のオリジナルについて話してくれました。

どれもこれも、聞いて楽しいエピソードです。ビエルゴさんが苦労性っぽいのはオリジナルの時代からかよ、とか、ヴェーネスは案外脳筋系なんだよなあ、とか、いろいろ楽しい気持ちになりながら聞いておりました。

特に印象的だったエピソードは、やっぱりアーゼマのオリジナルのエピソードでしょうか。アーゼマのオリジナルは人民管理局の司法部門に在籍していた上級職員だったそうですけれど、なんとあのアゼムの座の熱烈な支持者だったという事実に驚きながらも、納得しました。ヴェーネスや当代のアゼムに弟子入りしようと追いかけていたそうです。

ほえええ、そうだったんだー。

だからアーゼマは冒険者に対して好意的だったのかなあ、と考えましたね。や、タレイア突入前に、「かつての知人にそなたは似ておるのかもしれんな」とかおっしゃってたから、もしやエルピスで会っていたのかしら、とも考えたんですけれど、でもでも冒険者は当代アゼムの魂を受け継いでるから、そう言われたのかもしれません。

--それにしてもヴェーネス派の人々は、本当にいろんな立場の人が集まっていますよね。

メインクエストのあのときにはたった一人だったヴェーネスは、本当に諦めずに真っ直ぐに、終末に立ち向かってくれたんだなあと思うと、嬉しくなります。終末に立ち向かっていたことだけじゃなくて、諦めずに仲間を0から作り出したところに、ヴェーネスの傑物たる所以が詰まってるなあとも感じました。一人で頑張らなくちゃ、じゃなかったんですよね。信頼できる仲間を集めてから、終末に立ち向かおうというところが、いかにも現実的でヴェーネスらしい。

そしてあのとき、ヴェーネスを一人残して現代に戻ったことへの罪悪感も薄くなったような気がしました。

しかし、今となっては気がかりな人がいます。そう、月の監視者さん。結局のところ、あの人が唯一残されてしまっていますよね。ヴェーネスを特に大切に想っていたというその御仁が、今後もずっと、あそこに一人で存在し続けるのかなあと思ったら、たまらなく切ない気がします。それともあの人にも今後、別の物語が展開されるのかしら。

別れの瞬間はいつでも寂しい。

さて、デリックの用事が終わったことから、バルデシオン委員会組とはお別れです。リムサ・ロミンサからオールド・シャーレアンに帰還していく三人を冒険者とデリックは見送ります。

正直なところを言いますと、この瞬間、すでにわたしは寂しかったです。

うえええ、グ・ラハもクルルさんもスノーゲイムさんも、そんなにあっさり手を振らないでよう。どうせバルデシオン委員会分館に行っても姿を見ることができないんだから、もうちょっと別れを惜しんでよう、という気持ちになりました。

うう、さらっとお別れされて、とっても寂しい。タレイアでの戦闘時、オシュオンは「別れの寂しさを教えてくれてありがとう」と言ってくれますが、わたしはまだそこまで悟った人間じゃないんだい。

でも同じように、別れを惜しんでくれるデリックがいると、ちょっとだけ、その気持ちが紛れますね。デリックさんの提案で、冒険者はデリックさんと一緒にオシュオン大橋に向かいます。

しかしラールガーリーチのときとは大きな違いですよねえ。あのときは、冒険者と二人きりになることを避けていたデリックさんが、冒険者と長く一緒にいてくれていますよ。どんだけ名残惜しいと思ってくれてるんだろう。

寂しいのは自分一人だけじゃないって思えると、ちょっと安心するし、やっぱり嬉しいですよね。

このとき、流れたカットシーンでわたしはちょっと笑ってしまいました。

これ、夜が明けたとみなしていいのかしら。つまり一晩中、冒険者とデリックさんは話していたということなのかしら!!

やー、冒険者がここまで人との別れを惜しむ場面って珍しい気もします。ハーデスとヒュトロダエウスが星海に戻っていったときも、テミスが星海に戻っていったときも、冒険者はあっさり切り替えて、歩き出していたように思うけれど、それだけオシュオンことデリックさんが戻ってきてくれたことが嬉しかったのかしら。

それとも、これから旅に出るデリックさんが心配だった?

……うん、それはあるかもしれません。デリックさん、これまではオシュオンだから人と距離を置いていたのに、これからはそれがなくなるわけですから。変な人に騙されるんじゃないか、という心配も出てきます。世間知らずとまでは言わないけれど、弱い人だと思ってるわけじゃないけれど、大丈夫なのかしら、という心配がどんどこ出てきます。

でも。

晴れやかに旅に向かう後ろ姿を見たら、そんな心配、野暮のようにも思えてしまいますね!

きっと冒険者もこうだった。新生の、エオルゼアに降り立ったとき。それまでの経緯はそれぞれのヒカセンによって違うのでしょうけれど、きっとまわりにいる人もヒカセンを心配したに違いないのです。

でもヒカセンは宇宙の果てまで行って、戻ってきましたものね。

デリックの旅路だってきっと同じ。いろんな出来事が待ち受けているのでしょうけれど、人として生きる彼がいつか、星海に向かった仲間たちに合流するとき、抱えきれないほどの土産話を持っていけますように。

あとはー、アルファとオメガのように、各地でデリックとベイビーオポオポに再開できたら嬉しいなあ。

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