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わたしがFF14を遊ぶ楽しみは、やっぱり物語なのです。
だからね、まったり遊ぶときは、宿屋に入って、愛用の紀行録を見直すことが多いのですよ。昨日もね、つよニューしようかなとも考えたんですが、ふと思いついてブログを読み返してから、気づいたんですよね。
あれ、そういえば暁月のフィナーレの新たな冒険の感想、最後まで書いた記憶がないぞ、と。
だから備忘録として、暁月のフィナーレの感想語りを書いていこうと思います。それが終わったら、つよにゅーで蒼天を遊ぶのだ。エマネラン、ちょっと待っててね〜と思いながら、とりあえず、愛用の紀行録で冒険を見直したり。
ではでは、ここから先は暁月のフィナーレのメインクエストの感想語りとなります。ネタバレ配慮の乏しい内容となっていますから、ご了承くださいね。よろしくお願いします〜。
具体的には、
・闇を掃う光
・英雄は奔走する。
・運命への反逆者
という内容になっています。
散々だったんですよねえ、前回の冒険は。
ヴォイドに行ってアジュダヤに再会できたんだけれど、アジュダヤはゴルベーザによって大妖異ゼロムスに取り込まれちゃったんだもの。だけどゼロのおかげで、ゼロムスを倒せばアジュダヤの魂を確保できる可能性があると気づけたから、かろうじて救いはあるという感じ。
とにかくゼロムスを倒せばいいという結論に落ち着いたけれど、ゼロムスは闇を操って防御しているから、まず、その闇を掃う必要がある--というわけで、シュトラ姐さんが第一世界の光を使ってゼロムスの闇を掃う方法を考えてくれるという流れになっていたのですよ。
そして今回、シュトラ姐さんの考えた対策方法が具現化できたというところから始まります。我らがシドや、オルト・エウレカの物語にて登場した「ノア」の協力もあって、第一世界の光をゼロムスにぶつける方法に目星がついたのですよ。
うーん、さすがシュトラ姐さん。異なる世界に存在する光と闇をぶつけるという発想もぶっ飛んでいるけれど、それ以上に、その発想を現実化できるところもまた、ぶっ飛んでますよねえ。
……黄金のレガシーでシュトラ姐さんと敵対はしたくないなあと改めて思います。ウリエンジェの治癒力とサンクレッドの武力に加えてシュトラ姐さんの知力が加わったら、いよいよ勝てる見込みが低くなってしまう……!!
まあ、先の話はさておいて。
とにかくミラクルな方法で、第一世界の光をヴォイドに運ぶ方法は確立できました。だから冒険者が第一世界に向かうことになったんですが、ゼロが一緒に行きたい、と言い出したんですよ。
なんでも光に呑まれてなお、闇を取り戻した世界に興味があるんですって。
変わったなあ、と感じました。や、うん、これまでにも感じたことなんですけれどね、改めて強く実感しましたよ。出会ったばかりの「契約」が口癖だったゼロだったら言い出さなかったんじゃないかなあと思いましたね。
むしろ本来のゼロ、ヴォイドが闇に覆われる前のゼロに戻りつつある? みたいなことを改めて感じながら、シュトラ姐さんのソウル・サイフォンに宿るゼロを連れて、冒険者は第一世界に連れて行ったのです。冒険者はそこで事情を説明し、ゼロの実体化をベーク=ラグにお願いして冒険者はリーンを探したのですよ。
リーンは園芸館で考え事をしていました。
無の大地の自然環境を再生するためにあれこれ考えていたようです。弱った大地に植える植物に適した植物はどれだろうとリーンが考えている時に冒険者が到着し、わたしは冒険者に「コーヒーの木はどう?」と言わせました。
特定のクエストをクリアしていたら(エデンシリーズ?)登場する選択肢なんですよね、これ。リーンとコーヒービーンズは因縁があるから選んでみたら、リーンってばコーヒークッキー生産が増えるかも、と、ほくそ笑んでいます。
ちゃっかりしていて、かわいいな!
もっともそんな計算した後に冒険者に気付いたリーンは、ちょっとバツが悪そう。軽くクレームをつけてきましたが、そんなところもかわいいですよね。画面のこちら側で微笑ましい気持ちになっている間に、冒険者がリーンに事情説明します。すると、リーンは冒険者に協力してくれると言ってくれました〜。もうハイデリンとの繋がりは無くなってしまったようですが、光を操る力はまだ残ってるから、助けられる誰かがいるのなら手伝わせて欲しいと。
いい子だなあ。
サンクレッド、リーンは相変わらず元気でかわいくていい子だよ〜!! と主張したくなったり。年頃の女の子らしくなったなあと感じるけれど、そういうところは変わってなくて、ちょっと嬉しかった。
実体化したゼロとベーク=ラグもやってきて、いよいよ行動開始です。まずはゼロのクリスタリウム観光かな。
このとき、グ・ラハのメモを読んでベーク=ラグがつぶやいた言葉がちょっと興味深かったなあ。水晶公時代とグ・ラハ時代とでは、文字の様子も違うんですねえ。よかったなあ、と素直に思える描写でございました。
ゼロのクリスタリウム観光が終わり、ナバスアレンに向かおうとしたとき、思いがけない人物がやってきました。
ライナさんです。
わたしは懐かしい人と会えて素直に嬉しいなあと思えるけれど、ライナさんにはちょっと憂うことがあるよう。
どんな憂いかといえば、第一世界にもいろんな人がいるから、クリスタルタワーに光の力を集める計画について不安に思うだろう人々と、この計画を進めていく側の人々との良好な関係にヒビが入るのではないかという憂いでした。
だからゼロがいうわけですよ。
「だったら教えてくれ、どういった人々と、どんな誤解が生じうるのかを。塔の準備を待つ間に、その問題に対処してみせよう」とね。
あ、と思いました。この物語はゼロの物語でもあるんだな、と、このときに感じたのです。紅蓮のリベレーターを遊んでいたときの気持ちに似ていたかもしれません。冒険者が主導権を握らなくても、自分から前に進んでこの作戦に関わろうとしている人がいる。冒険者が英雄になろうとしなくても、もう大丈夫なんだなあ、とも感じたのですよ。
むしろゼロとリーンが引っ張ってくれるから、二人とも頼もしくなったなあと喜んでいられる状況が嬉しいです。
もちろん必要なときにはちゃんと冒険者だって動きますが、ゼロとリーンがテキパキと動いてくれるからありがたい。冒険者たちはユールモアに行って、チャイ・ヌズさんたちにも相談しました。そしてある程度の不安や誤解を招く懸念を解消して、今度はラケティカ大森林に向かうのですね。
ラケティカ大森林に行って、ルナルに事情を説明しました。たぶん大丈夫なんじゃないかなーとプレイヤーのわたしはのほほんと構えていましたが、ゼロの言葉によって反対される可能性があったことに気づきました。
そっかー。闇を信仰する人たちだもんね。
でもルナルたちが信仰する「闇」とゼロムスが扱う「闇」は別物だと思うんだけど、と思ったのですよ。ルナルたちが尊ぶ闇って、夜が戻ってきたからこそ抽象的な概念を含んでいるように感じられるんですよねえ。事実、ルナルはこの計画をたてたシュトラ姐さんを称えてから、あっさりと言い放ちます。
「あんたにとって光が必要なものなら、大いに活用したらいい」
まあ、ゼロの言葉もごもっとも。それに対してルナルは言います。
「もちろん、強すぎる光は怖いさ。この世界の住人なら、みんなそうだ」
「けど、オイラたちが大切にしているのは、闇の力が優位であることじゃない。その漆黒の内に静寂を得て、祈り、自分を見つめることだ」
さすが導師だなあと思わせてくれる言葉選びだと感じました。
あと現実感覚と信仰心のバランス感覚もすごいですよね。
漆黒ではルナルってシュトラ姐さんの弟分というイメージが強かったけど、いまは本当に頼もしくなったなあと感じます。これ、リーンにも言ったことだけど、漆黒の冒険から確かな時間は流れてて、みんな自分の人生を歩んでいるんだなあと思ったんですよねえ。もしかしたら冒険者自身がいちばん変わってないのかも? とも思ったり。
ルナルの応援を受けて、ゼロにもなにか思うことができたらしいなあと思いながら、ナバスアレンに向かいます。
で、第一世界の光をまとめるための装置・エーテルトランスミッターを設置完了しようとしたとき。
ゼロに、ユルスの導きが。
驚きました。や、ゼロとユルスの交流は目の当たりにしていましたけれど、この場面でゼロの中に言葉がよみがえるほど、ユルスという存在がゼロにとって大きなものだとは思わなかったんだもの。や、仲いいなあ、なんだか和むなあ、くらいのことは思ってましたが!
「できなかったことが 今もできないとは限らないんじゃないか?」
ユルスのその言葉を思い出したゼロは、光の塊に向かって手を伸ばします。そして、どうやら光の力を取り込もうとしたみたいなんですよね。なんでそんなことを思いついたんだろうと思いました。ゼロは闇の存在である妖異だから、光を取り込んだらバランスよく人間になるということなのかしら?? という具合に混乱しましたよ。
光を取り込んで、倒れたゼロを手当てしたリーンが、ゼロに真意を訊ねます。
「試してみようと思ったんだ。光の力を手に入れて、運命を変えられるかどうか……」
そもそも、冒険者と出会ったばかりのゼロなら思いつかなかったことだそうです。それでも思ってしまったんですね。ヴォイドも、ううん、第十三世界も、ゼロ自身と同じように変わっていけるんじゃないか、と。
「この身にもっと力があれば、そんな夢さえ掴めるかもしれない。今度こそ本当に、世界を救えるかもしれない」
そんなことを思ったのだそうです。
そんなゼロに対し、リーンが言います。倒れた拍子にゼロが落とした帽子を拾って、差し出しながら。
「だったら、ゼロさん。あなたの願いを……自分がどうしたいのかを、信じる仲間に伝えてみてください」
このときのリーンの言葉がね、本当に尊いなあと感じました。
そしてそのリーンの言葉を聞いたゼロの反応も、尊い……っ!!
やーこの二人の組み合わせ、いいですね。
光と闇。対照的だけど、どちらも純粋で、尊い……!!
いま、愛用の紀行録をみながら書いているんですけれど、この場面を見るためだけにリピートしまくってますよう。
漆黒の展開を思い出して、あの時のリーンを思い出して。
そのリーンがこういうふうに、自分の経験をもとにしたアドバイスができるようになるなんて、本当に嬉しい。あのとき、惑っていたリーンが成長して、冒険者の新しい仲間を導いてくれるようになるなんて、喜ばしい。あるいは冒険者自身が励まして導くよりもずっとずっと、嬉しい出来事かもしれません。
でね、リーンがゼロに提案するんですよ。
「世界を救うが目に光の力を取り込みたいということなら、今度はわたしに手伝わせてもらえませんか?」
「力を制御し、ゼロさんの身体になじませてみせます!」
おお、すごい。さすが光の巫女。正直にいえば、光の力を扱ってどんなふうになるのか、よくわからないしゼロの体が心配にもなるんですが、リーンが自信もって提案してくれるのだから、大丈夫なんだろうなあ。
というわけで、「光と闇が備われば最強」と冒険者には背中を押す選択肢を選ばせました。
そうして、ゼロの体に光が宿るのです。
うーん、みた感じさっぱり違いがわからないけれど、リーンと本人がいうのだから、どこか変わったのでしょう。
「この力とともに、ヴォイドへ帰る。今度こそ戦い抜くぞ……世界と仲間のために!」
うん。ゼロが主役だ。強くそう思いました。
というところで、今回の感想語りはおしまいにしようと思います。
長文にお付き合いただき、ありがとうございました〜!
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