【ミソロジー感想:後編】いつかきっと、またどこかで。

いよいよロンドンファンフェスが始まりますねえ。

わたしは基調講演にドキドキしていますよ。黄金のレガシーの新たな情報がわかるんだよね、とワクワクしていますよ。新しいジョブかなあ、それともPV? これまでのファンフェスはどんな感じだったかしら、思い出せな〜い! それでもいいのだ、いま目の前のファンフェスを楽しむのだ!

と、ウキウキしながら、今日はミソロジーの感想を語ります。ちなみに、後編と書きましたが、完結してません。三部作で収めるのは無理でしたわ〜。でもでもいくら語っても想いは尽きないですよう。書いたけれど、物足りない。次から次へと、書きたい内容が出てくる感じです。

さて、ここから先は、パッチ6.5まで遊んだ人間が語る「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の感想語りです。ネタバレ配慮がない内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧くださいね。

よろしくお願いします〜。

目次

神の想い、人の想い

「最後の群民」である男と別れたあと、デリックはどうやら、一人で行動しているクルルさんを心配しているみたいです。だから担当地域が終わったことですし、クルルさんの様子を見に行こうという提案をしてくれました。

でね、グリダニアに向かったところ、なぜか同行していたはずのノフィカさまとビエルゴさんは、クルルさんと別行動していたのですよ。事情を訊ねたところ、一人で調査を進めたいというクルルさんの希望を尊重した結果みたいです。それでもクルルさんが心配なビエルゴさんは、こっそりと離れたところから見守ってくれてたみたいですけどね。

まあ、でも、せっかくここまで訪れたのだから、迎えに行ってもいいでしょう。

というわけですから、南部森林の根渡り沼付近にいるクルルさんのところに向かいました。このとき、冒険者はデリックからお礼を言われます。「君と話したおかげで、クルルに会いに行こうと思えたんだ」とのことですが、こちらとしてはそう感じてくれたこと、クルルさんに会いに行こうとしてくれたことに、ありがとう、ですよ。

そうしてクルルさんと会うと、デリックは「神々に頼んでまで、一人で行動したい理由が、なにかあったのか」と訊ねました。わお、直球。クルルさんはその問いに考え込んで、答えてくれました。

知りたいと思う『真実』を……もっと自分の歩みで追い求めたいと思ったから、かしら

クルルさんは、神々の、調査を見守ってくれる姿勢が、とても嬉しいようです。なぜなら、クルルさんにとっての大切な場所、バルデシオン委員会の原動力は、世界を「知りたい」という探究心だから。神々がその「探究心」を認めてくれることが嬉しいみたい。

加えて、自分の足でいろんな場所に行って、実際に体験したい、と思うようになったんですって。だから少しくらいの危険を込みで、フィールドワークを完遂できるかどうか、自分を試したかったのだとか。

--……もしかしてー、黄金のレガシーでクルルさんがジョブ持ちになる可能性がある? とわたしは思いました。

だってそばにいるグ・ラハがあんなにもイキイキとフィールドワークを楽しんでいるでしょう。本当に楽しそうだから、自分だって行ってみたいと思うときだってあるはず。

もちろんバルデシオン委員会の臨時代表という立ち位置から気安く動けないかもしれないけれど、でも黄金のレガシーはガラフさんとも縁のある(?)黄金郷が舞台だもの。クルルさんが思い切って行動に出る、ちょうどいいきっかけだと思うんですよね。

一緒に冒険できるようになったら、コンテンツサポーターで一緒に戦えるようになったら、嬉しいですよ!

十二神の秘密

みんなの情報収集が終わったことですから、オムファロスに戻ってきました。

そうして情報端末を掲げることによって、モニュメントの碑文を読めるようになったから、クルルさんが読み上げたところ、神々の役割が判明。加えて、名を持たない監視者まで存在するという事実が判明するのですね。

つまり、神さまに匹敵する存在が十三名いるってことなの、と、このときのわたしは思いました。でね、このときのわたしは、その十三人目の監視者がデリックなのかなあ、と思ったのですよ。

ぜんぜん違ったけどー!!

グ・ラハに訊ねられて、冒険者の選択肢として「メネフィナの番犬はダラガブ信仰由来らしい」をわたしは選びました。そうしたらスノーゲイムさんが「それってつまり、神の在り方には、人の祈りが影響しているってことですか? にわかに信じがたいですが……」と言い、グ・ラハも自分の考えを話します。

オレ、考えていたことがあるんだ。デュナミスという『思いが動かす力』があるなら、祈りや願いも、人知れず本当に効力を持つんじゃないかって
その効力は、気づかないほど微かなものだったとしても……人々が十二神について何千年もの間、信仰を重ねていたなら、神々の姿や性質に影響を与えたっておかしくない

だからこの碑文は、神々が自分たちの性質を守るために、役割を刻んだってことじゃないか、と、グ・ラハが続けると、クルルさんも同意しました。

そうしてクルルさんは、碑文の前置きに書かれている「星の意思」すなわちハイデリンは理がゆらぐほどの変化を世界に与えたのだから、それを安定化させる協力者を必要としたのではないかという推測を話すのですね。さらに、13番目の監視者とは、月の監視者のことではないか、という推理までも聞いて、ぐう、とわたしは項垂れました。

そうかあ。頭のいい人はそう考えるのかあ。論理的だから説得感もすごいよ。

でもなあ、デリックが神さまたちと関係ない人間だとは思えないんですよね。

ただの探検家なら、こんな見届けるような表情を浮かべないでしょう。もっとこう、違う表情になってたんじゃないかなあ、と、この表情を見たときのわたしは思いました。

のちにスノーゲイムさんも話してましたが、そもそもデリック、なんで委員会に調査依頼したのかってことも引っかかりますよ。単独では謎を解明できないと思った? でも探検家なんでしょう。自分の手で解き明かせない謎を、誰かに手渡すことを、普通はもっと惜しいと思うのではないかなー。

とも思っていたんですよねえ、このときのわたし。

とにかく、真相に迫るために、クルルさんとグ・ラハは研究をまとめるためにオールド・シャーレアンに戻り、スノーゲイムさんは引き続き、オムファロスで調査を進めることとなったのでした。

華めく神域タレイア

オムファロスにクルルさんとグ・ラハが戻ってくるまで、神々と会話をする、というイベントがありました。皆さんは、話しかけました? わたしはもちろん、すべての神々に話しかけましたよ〜!! 

どの神々のお話も興味深くて、やはりこの人たちは古代人だったんだなあと感じるセリフもありました。特にアルジクさんとニメーヤさんのセリフはね……。わたしは自力では気づかなかったのですが、この二人はエルピスでのサブクエストに登場したあの二人らしいという推察をまとめサイトさまで見かけたから、「なるほどー」と納得したものです。

うーむ、エルピス時代の二人のスクリーンショットを撮影しておけばよかったわ!!

すべての神々と会話を終えて、デリックに話しかけた後に、クルルさんとグ・ラハが戻ってきます。でね、なかなか衝撃的な言葉を言われてしまうのですよ……。エーテルスキャナーを分析したところ。

なんとも衝撃的な事実が発覚です。

もっとも、神々との戦闘は、他でもない神々が望んだ展開だったから、それで冒険者を責める人はここにはいません。が、なんというかハイデリンを思い出せば、神々の望みも自然とわかる気がしますよね。

さあ、いよいよ月の監視者の元に向かって、真相を訊ねることになりました。

結論から言うと、グ・ラハやクルルさんたちの推測は正しく、名を持たない監視者とは、まさしく月の監視者のことだったのです。そして彼と同じように、十二神もハイデリンによって創り出された機構なのだと教えられます。

月の監視者がそうであるように、十二神たちにもオリジナルがいる。そのオリジナルは、終末を退けた後、星を新たな命に託すべきと考えた「ヴェーネス派」に所属する人たちだったのだとか。グ・ラハの推測通り、十二神は人の信仰を受けて変わりながらも、ヴェーネスの意思を反映して人への過度な介入は控えていたようですね。

でも、ハイデリンは消えた。

だから十二神たちも彼らなりの答えを出したんだろう、と監視者は語ります。その真意を監視者が語ることはありませんでしたが、すべての推察に確証が得られた。十二神たちの願いに耳を傾ける準備ができたわけですよ。

監視者に見送られて、オムファロスに戻ったところ、異変が起きていました。神々の依り代が消えていたのです。

そして、二柱の神々が現れました。これまで姿を見せなかった、海神リムレーンと知神サリャクです。

実は、Monicaの守護神はサリャクで、始まりの都市はリムサ・ロミンサ(守護神・リムレーン)だったんですよねえ。だから物語の展開はMonica的には美味しい流れになりました。縁のある神さまが、最後に登場したんだもの。

サリャクは冒険者たちに、自分たちの正体に気付いたのだね、と話しかけます。そしてグ・ラハが応え、「星の均衡を保つための存在として、人と戦うことは、本当に問題ないのか?」と訊ねるのです。

沈黙する神々。

心配してくれてありがとうな。でも、大丈夫だ

代わりにそう答えたのは、デリックでした。

首をひねる一行を代表して、冒険者は、中のわたしは何食わぬ顔をして「やはり、デリックが……」を選びました。

おうふ、引くに引けねえ(汗)

ほかの神々が、依り代に神使の動物や魔法生物の形を用いる中、人の孤独に沿う指名を持った放浪神だけは……彼らの内に紛れるために、人の似姿を選んだ
そして、俺たちの願いを叶える者を、オムファロスへと誘う役目を担い……いまここで、その役割を終える

デリックはそう言いながら浮かび上がり、光を放ったあとはもう、デリックではありませんでした。

ここで、冒険者ってば、Monicaってば驚いちゃうんですよねえ。ええ、他のメンバーと同じように。

ああ、本当は気づいてなかったとバレてしまう。

と、中のわたしはしょうもないことを思いながら、デリック、もとい、オシュオンと一行のやり取りを眺めました。「本当のことを知ったら、人は俺たちと戦ってくれないんじゃないかと思っていたんだ」と言ったオシュオンはベイビーオポオポを冒険者に頼んできましたが、冒険者が何でもかんでも引き受けると思うなよ! と思いましたねえ。

確かに冒険者はいろんな存在から好かれる存在ですが、ベイビーオポオポはデリックを選んでるんだよ!!

神域の最奥で、真実を伝えよう
……だから、待っているよ

オシュオンはそう言い、リムレーン姐さんは「アタシたちのハレの舞台さ! 心してかかってきな!」と言い。

おおう。

わたし、これまでFF14をプレイしてきて、守護神ってどんな意味がある設定なのかなあ、と思うこともしばしばだったのですが。アーゼマに変えようかな、と思う瞬間も確かにあったのですが。

サリャク神のままでいてよかったーー!!!

と、心の底から激しく思った瞬間でございました。

この言い回し、とっても嬉しい。サリャク神に受け止められるよりも前に、神さまの想いを受け止めた気がする。

わたしがしんみりしているうちに、神さまたちは姿を消し、そしてベイビーオポオポはデリックを追いかけ、見失い、うなだれました。残された一行も寂しそうです。う、ごめん。一人でサリャク神の言い回しに感じ入っててごめん。

と、とにかくそんな次第で、冒険者は十二神の願いに沿うために戦いに向かうのでした。

<華めく神域 タレイアについて>

とにかくねえ、すべてに萌え悶えてしまう神域です。

守護神サリャク神は格好いいし、海神リムレーンの姉御は素敵だし。オシュオンの言葉のひとつひとつが胸を打ちます。最近ではリムレーン戦の、開発陣のいたずら心が爆発した設定(リムレーンにとあるエモートをすると、特殊セリフと大攻撃がくる)が明らかになって、わたしは本当に嬉しくなりました。実際に見たことはないのですけれど、そういう設定、大好きです!

最後、4ボスとの戦い終えたとき、「ありがとう」と言われて、冒険者がその言葉に答える形で微笑むところも好き。悲壮になるかとも思いきや、なんか、こういう戦いもあるんだなあ、と嬉しくなりましたよ。

ところで初見時、4ボスの姿を見た時に「幸子……」と呟く人がいて、吹き出しました。以後、そうとしか思えなくて、本当にもう……(笑) でもあの姿、十二神の特徴をしっかり備えてるからすごいですよね。

戦いに勝ち、そして神域の最奥でいよいよ、十二神の願いが語られます。

その願いとは「この身を『祝福』として、星に還元すること」でした。

ああ、やっぱりな、とわたしは思いました。

彼らのオリジナルは古代人だから、古代人の価値観を受け継いでいるんだろうな、とか、いろんな考えが頭に巡りました。寂しいなあ、とも感じましたし、何も消えなくても、とも思いました。これからだって、どんどん変わっていく人の生活を見届けていけばいいじゃない、とも考えたんですよ。

でも、十二神が語る「確かに機構の核となった古き魂の断片は、星海に還り、命の巡りに合流するだろう」という言葉にハッとしたんですよね。

それって、つまり、神さまという役割から、この人たちが解放されるってことじゃない、と思ったんです。それは、とても喜ばしいことなんじゃないかなあ、とも思い直しました。

だから悲しくならなかったんですよね。むしろ、ウルティマ・トゥーレでヒュトロダエウスが告げた「そのときは、何度でも、一緒に楽しくやろう」という言葉を思い出して、ずっと先の先に関する想像を巡らせたほどでした。

遠い未来、この冒険者もあの暁メンバーたちもいなくなって、でもまたこのアーテリスにみんなが生まれ変わって、今度は古代人だった人たちも交えて、長い長い波乱万丈の冒険をするのかもしれないって。

君たちが輝ける未来へ羽ばたくために、そして私たちも、その未来の一部となるために……別れの時だ

でもさあ

それはそれとして、今を生きるベイビーオポオポを放っておいてもいいとは思えないんだけどデリックさん。確かに冒険者は頼まれたけれど、肝心のベイビーは了承してないよ、と、モヤモヤしているうちに、神々が消えていきます。

とても、とても綺麗な光景でね、「ああ、エルピスでヒュトロダエウスが語っていた古代人の終わりとはこのことか」と思い出しました。寂しさがつきまとう、でもとても綺麗で潔い終わりだなあ。こういう終わりを迎えられたら、とてもしあわせだろうなあと感じた程度には、理想的な終わりなんじゃないだろうか、とも思いました。

だから、この場面は本当に嬉しかったっ!

共感もしたかな。ベイビーオポオポの鳴き声でハッと足を止めたところ、すごくわかる、って思ったもの。わたし、猫を飼ってるんですけれど、その子を遺してどこにもいけないわ。なにがあっても生き返るわ、って思ってしまうくらい、大好きな子がわたしにはいるから、ここでハッとして振り返ったオシュオンに共感したし、嬉しかったです。

でね、先をゆく神々がオシュオンに話しかけるじゃないですか。その言葉も好き。神々にとってもオシュオンは大切な仲間で、もしかしたら一人で人間に紛れて孤独に沿う使命を背負っていたオシュオンを心配していたのかもしれない。このときの神々の言葉は、どの言葉も温かみがあって、ほんとうに大好きなんですが。

命が尽きたら、また会いましょう

この朗らかで愛らしい声がいう言葉にね、わたしはたまらない気持ちになりました。

メネフィナかなあ、と思ったんですよね、この声。人間たちの間ではオシュオンと恋仲だとされてる神さま。

実際のところはわからないけれど(なにしろオムファロスでメネフィナは、一人だけを愛してるなんて寂しいことを思わないでねと言ってた)、でもなんだか、オシュオンとの近しい間柄を感じさせる言葉だなあとも思ったのです。

そのあたり想像してたら、ご飯大盛り3杯ほどいけます。「おまえらしく生きて、旅をして……」というセリフがリムレーンの姐御っぽいところも合わせて、もりもりいけます。

ええ、オシュオンは移り気な自由人というより、母性本能をくすぐられるタイプの男性だと思いますーっ!!

--そうして、仲間であるデリックは戻ってきました。

この結末がね、わたしは本当に嬉しかったです。

エメトセルクもヒュトロダエウスも、エリディブスも。祝福を残して、逝っちゃったもんなあ。それが彼らの選択だってわかってるし、彼ららしい選択だともわかってるんだけど、やっぱり寂しかったもの。

だからね、オシュオンが、デリック戻ってきてくれて、とてもとても嬉しい。

ベイビーオポオポが駆け出して、冒険者たちやグ・ラハ、クルルさんも駆けつけて、スノーゲイムさんが泣き崩れそうになったところに、ほっこりしました。本当に嬉しかったんですね、うんうん、よかったです!!

--さてさて、長くなりましたから、今日の感想語りはこのくらいでおしまいとします。続きは、【ミソロジー感想:後日談】にて語らせてください。長文を読んでくださり、ありがとうございます!!

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