【ミソロジー感想:中編】声高に希望を叫んで良いと神々に学ぶ。

人間の記憶力って当てにならないものなんですって。

なんでも学習して20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には74%忘れ、一週間後には77%忘れてしまうのだとか。だから繰り返し学ぶこと、アウトプットすることが大切なんですって。

じゃあ、こんなにも感情を揺さぶられたミソロジーに関する記憶も、忘れちゃうのかなあ。

そう思ったらなおさら、きっちり書いておかないと、という気持ちになりました。そうです、わたしがブログを書く理由は、楽しかったという記憶を留めておくためでもあるのですよ。

というわけですから、ここから先はパッチ6.5まで遊んだ人間が語る「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の感想語りです。ネタバレ配慮がない内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧くださいね!

よろしくお願いします!

目次

探検家の素顔

グ・ラハが立ち去って、微妙な雰囲気の冒険者とデリックですが、目的遂行のためにウルダハに飛びました。ウルダハでのナルザル神への信仰の形を確認しようというわけですね。

そうして向かった先は、ナル・ザル教団の礼拝堂、アルダネス聖櫃堂です。ここでは死者の世界を司るザル神が祀られています。一方、生者の世界を司るナル神は、ザル回廊のミルバネス礼拝堂で祀られているんですよね。もっとも、ミルバネス礼拝堂は、修復工事中のため、立ち入り禁止となっています。

--黄金のレガシーあたりになると、修復が完了するとか、そういう描写が入ったりするのかなあ。

さてさて、このアルダネス聖櫃堂で冒険者とデリックは、神域で出会ったナルザル神について語り合います。すると、二人の会話を聞き咎めた、教団の人が反応しちゃうんですよねー。そりゃそうだ。デリックは気づかなかったけれど、冒険者は気づいて注意を促しました。で、あわてて二人はこの場を退散するのでした。

や、教団の人に追いかけられなくて良かったよ。

ともあれ、あっさりと用件は終わりました。ですからグ・ラハが向かった南ザナラーンに行こうという話になりました。うん、異議なし。なんだけど、デリックって本当に対人経験値が乏しいんだなあと感じる物言いでした。

ほら、俺たちは一緒に街をぶらつくような仲でもないし、グ・ラハ・ティアともきっとそこで合流できるだろうし。な、悪くない提案だろ?

悪くない提案だけど、さとい人間にとっては「あ、距離を置かれてる」と感じる物言いじゃないかなあ。

ま、人それぞれかと思いながら、南ザナラーンに向かったところ!

倒れてる女性を発見しちゃうんですよね。たぶんこの人がグ・ラハが迎えに行った人だと思うんですが、なんで倒れてるのーと思っちゃいましたよ。荷物とも離れてるし、うーん、研究熱心な人なんだろうか。あ、シャーレアンの研究者なんだったら、研究を続けるあまりに、ぶっ倒れたとか、ありそう。

おまけに、荷物にあった水を飲ませたところ、足りないと言われちゃいました。

困惑していると、そこへグ・ラハが登場! 彼女のために、賢人パンと甘いカフェオレを用意してきたようです。……その慣れた手口を見る限り、今回が初めてではないのね。おまけに、グ・ラハがこの対処方法を知ってるということは、親しい仲なんですね? 意外に交流関係広いなー、グ・ラハ。

ともあれ、倒れていた彼女は復活です。微妙な味付けの賢人パンを甘いカフェオレで流す……少なくともグルメではない御仁なんだなあと思いつつ、同時に、アイメリクと同じ好みの人なのかなあと思ったり。あの人も甘党ですよね。

そしてようやく彼女の名前もわかりました。スノーゲイムさんとのこと。

グ・ラハとのやりとりを聞いていて、なんとなくこの人物がどういう人物か、わかってきたような気がします。研究熱心なあまり、食生活を疎かにする人ですね! そのうち、どこかで一人、干上がっていそうで心配になるお人だ……。

と思っているうちに、冒険者とデリックによる事情説明が終わったところ、スノーゲイムさんは大興奮! さっそく一行は、クルルさんが調査をしているだろう、オムファロスに向かうのでした。

ここで、それぞれの調査結果を報告し合います。どうやら神域の神々の存在が、信仰の起源になったのではないか、ということ、このオムファロスには門が7つあることや、中央にあるモニュメントが気になるというところまで。

このあたりの知識は、世界設定本1のP16〜P19 を読んだら、よりスッキリわかるかもしれません。

わたしは遅ればせながら、本棚にある世界設定本を読んで、ようやく七天七獄の関係がわかりましたよ〜。

でね、未知の事象の連続だったから、休憩を挟まないと行き詰っちゃうわ、というクルルさんの言葉で、一行はレヴナンツトールに戻って食事にすることにしたのでした。

すると、スノーゲイムさんとグ・ラハが盛り上がる盛り上がる! 研究熱心な二人の白熱した議論を聞き流しながら、クルルさんがデリックに話しかけます。「こういう雰囲気、苦手じゃない?」と。

ずっと一人で旅を続けてたもんで、慣れてはいないが……存外、悪くないものだな

あら! それはそれはよかったこと。

うーん、この人絶対に人嫌いというわけではないのに、なのに距離を置くってとっても寂しかったんじゃないかなあとも考えてしまいました。そりゃパッチ6.5まで遊んでいる身には、デリックさんには同郷の仲間がいるってわかってるけれど、それでも自覚できない、自覚する前に自分で捻り潰した寂しさもあったんじゃないかなって思っちゃいます。

だってねえ、デリックさんはこの後、酒場の熱気に当てられたからといって一人でフラッと出ていっちゃうんだもの。この人、そういう癖があるのかな。盛り上がっても、一人になって冷静になる時間を持つような、ちょっと寂しい癖。

ま、いまはベイビーオポオポがいるけれどね!

冒険者が追いかけてきたけれど、一人になることも楽しいかのように振る舞われるから、何も言えないまま、クエストコンプリートになっちゃうんですよねえ。

喜びの神域エウプロシュネ

そうして次のクエストの始まりのとき、冒険者とデリックがそろって同じ格好で並んでいることにちょっと笑いました。偶然なのかな。適度な距離が空いていることも、ちょっと面白い。

そこに、クルルさんとよろよろしているグ・ラハがやってきました。

このときのラハは本当にしんどそうで心配になりましたよ〜。おまけにグリーナーの服まで着ているんだもの。のちにラハが教えてくれますが、この服、重量物を背負うのに適した構造をした逸品なんですって。ううむ、ここでうかがい知ることができる、グリーナーの長い創意工夫の歴史。

そのラハが背負っていた機材は、「エーテルスキャナー」

なんでも、環境エーテルを計測して、詳細な環境情報を後から分析できるようになる、試作機だそうですよ。あの哲学者委員会が「バルデシオン委員会は組織規模が大幅に縮小しているものの、その活動内容は信頼に値する」という言葉と共に、この機器を貸してくれたのだそうです。

やー、哲学者委員会って太っ腹なスポンサーでもあるんですねえ。ちょっと意外。メインクエストの印象が強くて、もうちょい腰が重いと思ってました。頭のいい人が集まる委員会だから、本来のあの人たちは決断も早いのかしらー。

オムファロスでスノーゲイムさんとも合流した一行は、スノーゲイムさんの提案で土天の門が開くように、働きかけることになります。神話学者スノーゲイムさんが提案する、土天の門を開ける言葉は。

ひらけー、ムントゥイっ!

……ムントゥイって豆だと思ってたんだけど、ゴマだったんだーと思ってしまった中のわたし。や、でもこの状況でその言葉は、アリなのか? 困惑したのか、沈黙して顔を見合わせている冒険者とデリックたち。そして。

現れちゃうんだ、ノフィカさま!

ごめん、吹き出した。スノーゲイムさんの方法が正しかったというより、面白がって出てきたという感じではあったけれど、スノーゲイムさんの行動が無意味でなくてよかった、と思いましたよ!

おめめ、キラキラのスノーゲイムさんがかわいい♪

現れたノフィカさまがおっしゃるには、このオムファロスの中央にあるモニュメントの碑文を読むための鍵となるものを与えてあげる、とのこと。ビエルゴたちは多くを語りたがらなかったがいいのか、とラハが訊ねたところ、神々はそれぞれの神域から一行を見守っていたそうです。そうして、真摯に神々と向き合おうとする姿を見ていたのね。

だから神々も、結論づけたそう。

人が神の願いに協力してくれるのなら、神々も人の願いに沿うと。

かくして冒険者は新たな神域に、神々と戦うために向かうのでした。今度の旅づれはデリックではなく、グ・ラハ。エーテルスキャナーを背負いながらだからさすがに戦えないが、って、さすがにそこまで求めないですよーっ!

<喜びの神域 エウプロシュネについて>

三つの神域の中ではいちばん好きな神域かもしれません。

だって神々しいほど美しい場所なんだもの。土天も美しいですが、氷天も美しい。相変わらず音楽も素晴らしくて、なかなかロットに勝てない事実を悔しく思いました。最終的にギルに頼ったのですけれどもさ。

ちなみにハルオーネの「神技!」という技の後に、ついつい別の単語を当てはめたかたはいらっしゃいませんか。ジェネレーションギャップかもしれないけれど、ハルオーネの技を聞くたびに、わたしは思い出していたの、北欧神話が舞台の、あのゲームの決め台詞を……! 

あとあと、ダラガブがあんなにかわいく勇ましくなるとは、想定外でしたねえ。 

戦い終わって、神々が冒険者たちの前に現れました。和気藹々と話している様子から、神々って仲良しなんだなあと伝わってきます。不仲と噂されてたハルオーネとノフィカだって、性格上の違いはあれど、基本は仲良しな感じ。

それにしても世界設定本によれば、メネフィナは「健気な小間使い」の姿で描かれるとありますが、こんなにおしゃれでキュートな小間使いがいるかい、と思ってしまったり。うーん、むかしのひとの語彙力の限界なのかしらねえ。

ともかく、約束を交わした通りに、神々は碑文を読むための鍵を渡してくれました。それぞれが「情報が記録されている」と思うものを想像したところ、ほとんどが書籍を思い浮かべましたが、冒険者は、……トームストーンを思い浮かべてしまいました。

あれ、トームストーンって情報が記録されてたっけ? ロウェナさんに流通が握られてる交換物資の証みたいなものじゃなかった?? 

と、中のわたしが困惑しているうちに、解読に必要な情報は不壊の結晶に封じてエオルゼアの大地に配置しているのだとか。十二神秘石とも言われている結晶に、いま、渡されたものを掲げればいいと教えられ、それぞれ分担して各地を訪れることになったのですが。

ねえ、それ、わたくしもついていきたいわ!

と、メネフィナさんが。

ノフィカがたしなめるのですが、意外なことにハルオーネも賛同し、おまけに、この場にはいなかったはずの、ビエルゴ、ラールガー、アーゼマ、ナルザルたちも冒険者たちについていきたいと高らかに主張します。

あらまあ、みんな本当に、人の子が好きねー(喜)

ラハは神々の奔放さに呆れた(?)ようですが、「あんまり目立ちすぎないように頼むぞ」ともいっていますが。うーん、どう足掻いても目立つんじゃないですかねえ。だってキラキラしているもの、神々のミニオン。

神々との道行き

どうやら組み合わせは神々が決めたようですね。冒険者はデリックとベイビーオポオポ、ハルオーネ、メネフィナと一緒に十二神秘石を回ることになりました。つまり、モードゥナとクルザスですね。近場で助かるなあ。

まずはモードゥナのサリャク秘石から。

ああ、ここはムーンブリダが亡くなったときにお祈りした場所だ……としんみりしながら、冒険者が情報端末を秘石にかざすところを見守りました。終わった後、メネフィナとハルオーネが不壊の結晶についてお話ししてくれます。

太古の昔……そう、わたくしたちがオムファロスの碑文を記した頃から、ずっと変わらないまま
碑文や秘石は、人が私たちを想い始め、私たちが星を想い始めたことによって成立したのだ

なんか、重要事項をさらっと話してもらってますね。おまけに、メネフィナがさらっと「オムファロス」と言っていることから、「むむ」とデリックへの疑惑がむくむく。オムファロスってデリック一人が決めた名称じゃないんだー。ちゃんと神さまが、メネフィナさんが認識している名前なんだーと思っちゃいましたよ、わたし。

続いて、クルザスのハルオーネ秘石へ。

ここではメネフィナとハルオーネの姉妹っぽい会話を楽しむことができます。本当に神々って仲良しなんだなあと思っていると、またもや気になる言葉が。

私たちや神域は……人の祈りによって、在るべき姿となるのだ

……だとしたら、第八霊災が起きた世界では、神々も絶望したのではないでしょうか。人々が争い、祈ることも忘れていった世界でしょう、確か。そうしたら神々も力を失っていったのではないかなあ。あるいは、神々すら変貌していたのかもしれない。それは、すっごくゾッとする変化ですよね。

つくづくと、あの世界の人々に感謝を向けたくなるなあ……。あの第八霊災後に行きた人々、ラハを第一世界に送った人々は、英雄を助けただけじゃない、きっと神々も救ったんだ、っていつか伝わったらいいのに。

そして最後に、メネフィナ秘石へ。

ここは、冒険者が永遠に忘れられない人が眠る場所の近くですね……。事実、メネフィナとともに歩んでいると、若草色の服を着た彼がお参りに来ていましたよ。あの人は蒼天街復興が終わっても、彼を惜しんでいるのだなあ……。

メネフィナの秘石の前では、赤いローブの男がひざまずいて祈っていました。

……あれ、赤いローブって見覚えあるぞ? 確かドライボーンにもいたような、と記憶を探っていると、その男は冒険者を見て「残党狩りのMonica……!!」というのです。え、残党狩り? と疑問に思ったところで、遠い記憶が蘇ってきました。そういえば、「最後の群民」を倒すクエストがありましたね。タムタラの墓所だったかなあ。北ザナラーンの F.A.T.E.にも登場していたような記憶があります。さらに、ちょっと調べてみたところ、世界設定本ⅡのP24~P25に最後の群民に関する記述がありました。ああ、そういえば読んだことあるなあ。エオルゼアのカルト集団!

冒険者を見るなり、嘆き始めた、その赤いローブの男は、どうやら他の群民たちと違って罪を犯していないよう。

元はウルダハの商人だったというこの男は、どうにも気が小さいから人に傷つけられるのも、人を傷つけるのも怖くてたまらなくて、だからこそ慈愛を司るメネフィナや絶対の強さを持つダラガブに救いを求めたのだそうです。でも仲間たちは罪を犯し、そんな仲間とひとくくりにされ、すがる神を奪われてしまったと男は嘆くのです。あげく。

ねえ、あなたは強いのでしょう? そんなに強いなら、私を裁いて、導いて、救ってくださいよ!

そう、冒険者に訴えるのでした。

でもデリックが。冒険者が何らかの反応を示す前に、言い返してくれたんですよね。

俺に言わせれば、こいつだって……ただの人だ。人生を歩み、己の考えを持ち、血が通ったもの。それ以上でもそれ以下でもあるものか
自分を卑下して、他者を過大に評価することはない。君なりの人生を歩んで、悲しみに暮れてもまだ生きていて、いま、『ここ』にいる点では、この人となにも変わらないだろう?

そして。

ほら、大丈夫。十二神の中でも慈愛を司るメネフィナ神を信じる君ならきっと、彼女への信心を力にして、人も、自分も、愛すことができるよ

やさしい、やさしい言葉を、赤いローブの男に言ってあげたんですよね。

そのおかげで、男は正気に戻ったようです。冒険者たちに詫び、頭を冷やして新しい道を探してみます、と言ってこの場を立ち去っていきました。このとき、メネフィナが「愛しい子……これからの旅路に祝福があらんことを」と言ってくれたんですよね。どうやら男はその言葉をちゃんと聞いたらしくて。

だからこの男の人はもう大丈夫なんじゃないかなってわたしは思いました。

もしかしたら次に会うことがあっても、どこの誰だったかわからなくなってるかもしれないですね!(いや、本当に)

それにしても、人から距離を置いているわりにさらっと人の心をすくいあげることが出来るデリックって……いろいろと思うところはあるけれど、端的にいえば、罪な男だな!!

この人、知らないところでたくさんの人の心をオトしていそう、とは暴言でしょうか。メネフィナさんあたりが聞いたら「うふふ」と楽しそうに笑ってくれるかもしれませんね。

ではでは、長文になりましたので、今日はこのあたりで。お付き合いいただき、ありがとうございました!

コメント

コメントする

目次