【ミソロジー感想・前編】あの人物が言い残した真実を。

たっぷり眠ったから、いまのわたしは元気いっぱいです!

だから暁月の24人レイド「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の感想を語ろうと思います。もっとも、パッチ6.5で実装されたタレイアではなく、アグライアから語ります。すべての謎が明らかになってから、語りたいと考えていたから、アグライア、エウプロシュネ段階では感想を語ってなかったんですよねえ。

だからどーんと語っちゃる、と思って、つよにゅーしたのです。

ではでは、参りますよ〜。ここから先はパッチ6.5まで遊んだ人間が語る「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の感想語りです。ネタバレ配慮がない内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧ください。

よろしくお願いしますね!

目次

委員会へのとある依頼

クエストの始まりは、バルデシオン分館にいる「新顔のバルデシオン委員」からです。

このとき、オールド・シャーレアンにおいて、バルデシオン委員会って有名なんだなあと感じました。や、立派な建物を与えられていたりメインクエストでの扱いから、その存在感の大きさはわかっていたつもりなんですけれど、クルルさんが臨時代表になって間もないのに、早くも新顔さんが加わってるなんてすごいなあと感じたんですよ。

バルデシオン委員会は、クルルさんのおじいちゃんガラフ・バルデシオン氏が創立した調査研究機関。

のちにクルルさんが語ってくれますが、究極的な研究目標は「星のありようの解明」ということですから、ロマンを感じる若者も多いのかもしれません。それでもオールド・シャーレアンには多くの研究期間があるだろうに、バル島はあんな形で消滅したから怖がる人もいてもいいだろうに、と思っていただけに、新顔さんがいた事実に驚きました。

で、ちょっと安心した。

クルルさん、臨時代表として苦労しそうだけど、でも人が集められるなら、ある程度まで大丈夫そう。ま、老獪な一面もあるグ・ラハもいてくれますしね。少なくとも、心配しなくても大丈夫そうです、バルデシオン委員会。

でね、冒険者はクルルさんに呼ばれていたから、バルデシオン委員会を訪れたのでした。そう、メインクエストでいうなら、海底遺跡を探検したあたりの出来事ですね。ほっとしたような笑顔で迎えられると、きてよかったなあ、と感じます。タタルさんと共に、クルルさんは暁の女傑だから! お招きいただいたら、いつでも参上いたしますよ。って、暁は表向き解散したんですけどねー。

クルルさんはバルデシオン委員会について軽く語り、暁月での冒険について触れてきます。

あなたを含めた『暁』のおかげで、多くの謎が解けたわ
委員会は存在意義を果たし終えたんだって、思えるほどにね
でも、本当にそうかしら……?

思い出して
私たちは、研究の過程で知り得た『世界の脅威』についての対策も行ってきた。クリスタルタワーや三闘神に関する調査も、その一環ね

このときのクルルさんが、とても好きです。

うーん、さすがバルデシオン委員会の臨時代表を務めるだけはある。

とても強い信念を感じさせるなあ、と、惚れ惚れしました。

でね、クルルさんはキリッとした表情をゆるめて、おっしゃるわけですよ。バルデシオン委員会の活動記録だけではなく、委員会宛に届いた依頼も整理していたところ、気になる案件があったのだと。

よしきた。その調査に、冒険者とグ・ラハの力を借りたいわけですねっ?

なんでも、モードゥナにいるラムブルースさんたちから持ち込まれた依頼だそうですよ。詳細は不明だけど、古代アラグ文明の調査を専門とする聖コイナク財団では手にあまる「未知」と出会ったのだとか。その先行調査を依頼された冒険者はモードゥナに飛び、ラムブルースさんに「幻域」を発見したという探検家を紹介されるのでした。

このとき、なぜか冒険者はこのベイビーオポオポと睨めっこする描写が入ります。まさかこのベイビーオポオポが探検家なのだろうか、というナレーションが入り、また、グ・ラハからもツッコミが入りましたが、うちの冒険者、そこまで天然ではないはずですよ!! 

--でもなんで睨めっこしてたんだろーね(汗)

と、とにかく、これからミソロジーオブエオルゼアを探検するにあたって、付き合いが長くなりそうなデリック青年と冒険者たちは知り合います。なんとなくサンクレッドと気が合う人かもしれないなあ、と思ってしまいつつ、サクッと動き出したデリックに従って、冒険者たちは「幻域」に足を踏み入れるのでした。

でね、先に幻域に入ってこんな歓迎の言葉を告げたデリックさんに「ん?」と感じたのですよ。

なんでこの人、この場所の名前を知ってるのって。

まあ、グ・ラハの質問によって、この「オムファロス」はデリックさんが命名した名前だと明らかになります。にしても、この人、とベイビーオポオポはずいぶんここに慣れてるなあと感じました。それだけ探検し回った、ということでしょうが、戦闘もできない「しがない探検家」にしてはずいぶん不用心なことだなあと思ってしまったんですよね。

人工物が存在するのに、人の気配はない。それでいて、妙にきれいで手入れされていたかのようだ。

そこまで分析できているのに、なんで人が隠れている可能性に思い至らないのって不思議に思いました。探検家ってそういうものなのかなあ。でも微妙にモヤっとする。と思っているうちに、オムファロスの探索をすることに。

グ・ラハによるオムファロスに関する推理は、「ここはモードゥナであってモードゥナではない空間、次元の狭間とは言わないが何かがずれてるんだと思う」というものでした。

おおう、この短時間でよくそこまで思いついたなあ。さすがオールド・シャーレアンの賢人は一味違う。続いて、「ここは、十二神への信仰のため、人為的に作られた場所である可能性が高い」とのこと。

十二神か……。メインクエストで言及されてましたね。

エメトセルクが婉曲的に、アゼムのクリスタルを持つものだろう調べてみたらどうだと言った真実のひとつに、冒険者はいよいよ触れようとしているのかな、と思っちゃいましたよね。

輝ける神域アグライア

とにかく、考え込んでいてもしかたありません。グ・ラハの提案に同調して、このオムファロスを出ようとしたとき。

行かせはせぬぞ……

という声が響いたんですよねえ。同時に、建築物が動き出して、四つの光が現れました。

このときのBGMはよくないと思うの。

……とは、まんまと騙された者からの負け惜しみでしょうか。だってさあ、あのメーティオンが変貌したときの、あのBGMじゃないですか。暁月での不穏状況に流れるBGMじゃないですかっ!

ならこの音楽が流れ始めたタイミングで現れた人物たちにだって警戒心を抱きますよ、当然でしょうっ!!(ヤケ)

唐突に現れた十二神たち、ラールガー、アーゼマ、ナルザル、そしてビエルゴは言います。

ハイデリンの消失せし現下、この星の新たな支配者となる!

……そういえば、ガルーダも新生のメインクエストを進めているときに「星の加護を受けておるなっ?」とキィキィ叫んでいたっけ。もしや、神と呼ばれる存在にとって、ハイデリンって目の上のたんこぶだったの? と思ってしまいましたよ、このときのわたし!!

それから、ハイデリンがヴェーネスから成った蛮神なら、この人たちは?? と考え込んでしまったのです。でも事態は、厳かな窮地のようでありながら、なんとな〜く冒険者に相応しい展開になりました。

つまり、神と冒険者とのガチンコ勝負です。

いろいろ納得いかないところも理解が追いついてないところもあるのですが、戦えというなら話はシンプルです。戦うことによって引いてくれるかもしれないなら、戦ってみましょうホトトギス。

かくして意気揚々と冒険者は、デリックと共にアグライアに向かったのでした。

<輝ける神域アグライアについて>

楽しいダンジョンでございました。

なんというか、物々しく冒険者たちを脅かしたわりには、神々がとっても楽しそうなんだもの。ビエルゴさんはまだ頑張ってたと思うんですが、ラールガーじいちゃんやアーゼマは本当に楽しそうで。

ナルザルさんに至ってはねえ……ボーナスLBまでくれるんだもの。あ、この人たち戦うのが好きなのかもしれないけど、それ以上に冒険者が好きなんだろ、って思っちゃいましたよ。そう感じますよね?

それから、戦闘終了後、冒険者がひさしぶりに嬉しそうにガッツポーズしたところが印象的。この戦いは、冒険者にとって悲哀をもたらすものではなかったんだなあと思って、嬉しくなりました。

拳を交わすことでわかるものがある。伝わるものがある。

少なくとも、中のわたしには神々の悪意のなさが伝わりました。

冒険者は神々を倒して、神域からオムファロスに戻ってきました。そこに、グ・ラハとクルルさんが駆けつけてきました。冒険者が神々を倒したことに対し、グ・ラハは「あんたなら、無事に戻ってくるって信じてたよ」と言います。

そこに高らかに響く、ラールガーの声。

ガッハッハ! 愉快、愉快!

その言葉と共に、神域で倒したはずの神々が再び姿を現しました。みんな、驚き慌てます。

このときの、デリックの表情が印象的。ひとり、不思議と落ち着いた様子だったんですよねえ。

もっとも冒険者やグ・ラハはデリックへ違和感を抱かなかったようで、現れた神々に対して身構えます。でも現れた神々は戦う意思がない、武器などおいても構わないと言います。

ビエルゴさんてば、言葉使いがちがーう!

戦闘前は本当に頑張って敵役を演じてたんだなあと思うと、なんとなくほのぼのとした気持ちが湧き起こります。でもそんな気持ちになってるのは、中のわたしだけで、グ・ラハたちは抱いた疑惑を十二神にぶつけています。

その質問に対する神々の答えを聞いてると、……この人たち、大迷宮バハムートで明らかになった、第七霊災の真実を知ってるようだなあ、と思いました。なんのことかと不思議に思われたかたは、大迷宮バハムートを遊んでね。

でもだったら、この人たちは何者で、いまこのタイミングで冒険者たちの前に現れたのでしょう?

冒険者の問いかけに対し、神々は沈黙しました。でも。

人に願いがあるように、私たち十二神にも、どうしても叶えたい願いがある
そのために、人の協力……より正確には、神と人との戦いが不可欠

ビエルゴさんはそう言って、戦うために世界を征服すると嘘を言ったことを詫びてくれました。

なんというか、物腰柔らかな神さまだなあ。もはやこの段階では気にしてないですよ、少なくとも中のわたしは。

クルルさんが神々の願いについて訊ねましたが、答えは得られることはなく。

ただ、知りたければ、自分の力で突き止めるといい、と言われたのだから、ちょっと安心です。少なくとも、わけわからんまま進んではならんと言われたわけじゃないですからね。いや、楽しい戦闘でしたけれど、後味の悪い想いはしたくないですから。やっぱりちゃんと、できる限りの事情を知りたいと思うし調べたいと思うのですよ。

後味の悪い想いはしたくないですからー!!(大切なことだから二回書いた)

十二神を奉る地の調査

クルルさんとデリックが挨拶を交わし合って、冒険者が神々との戦いについてグ・ラハたちに説明しました。結構長い説明となったと思うんですが、さっくりまとめてくれるラハは相変わらず頭のいい人ですよねえ。

ラハはリヴィングウェイに教わった内容を思い返します。

神降ろしの術には「自己の増幅」という概念が組み込まれている。だから通常の蛮神は信仰する者をテンパードにした上で、仲間を増やすように仕向ける。けれど、冒険者の証言からもオムファロスに現れた神々の言動からも、そういうそぶりはなかったことから、蛮神とは一線を画する存在だとは間違いなさそうだ、とのこと。

ここで冒険者は、エメトセルクの発言を思い出します。ラハに伝えたところ、確かにそう言っていた、と同意。

エメトセルクは、真相にたどり着いていたんだな……
だったら、やっぱりここで放り出すわけには行かないよな
あんたも『見て』おかなきゃ……だろ?

あ、グ・ラハさん。冒険者が抱いた、エメトセルクへの対抗心に気づいてらしたのね?

あはは〜。もしかして暁のメンバーみんなに知られている事実かしら。そうよね、冒険者があんなにもあからさまに表情をムッとさせる瞬間って珍しいもの。英雄オタクのグ・ラハが見逃すわけ、ないんだわー。

ともあれ、ここで、クルルさんが正式に、デリックに対してこの件をバルデシオン委員会が引き取ると通達。クルルさんはこのままオルファロスの調査に残るといい、冒険者やグ・ラハ、デリックは十二神の調査として、ラールガーリーチに向かうことになったのでした。

ラールガーリーチに辿り着くと、グ・ラハはとっても嬉しそうです。

そうか。グ・ラハにとっては(水晶公にとっては?)このラールガーリーチは書物で読んだり人々の口伝から冒険者の足跡に、想いを馳せた場所なんですね。冒険者と来ることができて、余計に嬉しくなるわけだ。

あまりにもラハが嬉しそうだから、デリックが不思議そうです。

誰かと一緒に行動することが、そんなにも嬉しいものなのか?
オレにとっては……遠い昔、あるいはあるかもしれない未来で、夢にまで見た時間だからな

照れもせずに、さらっといいますね、グ・ラハさん。

そう言われたら冒険者としては、「仲間との旅はいい」を選ぶしかないじゃないですか……。「一人になりたいときもある」という選択肢を選んだら、この嬉しそうなグ・ラハがしょんぼりしそうです。

おかげさまで、グ・ラハは満面の笑顔になりました。よかった!

いえ、乙女ゲームを遊んでいるわけではないのですよ、と言い訳しているうちに、冒険者たちはラールガーリーチで壊神信仰につながる証言を求めて散りました。冒険者は、懐かしい人と再会し、その人から星導教の古い経典の写しをもらいました。で、その写しをグ・ラハに渡したところ、ラールガーの姿を見た人の証言をもとに、ラールガーリーチの壊神像は掘り出されたと判明するのです。

だから石像の作られた第六霊災の時代には、この姿が認知されてたということが明らかになりました。

デリックといろいろ推察し合っていると、あのラールガーじいちゃんの声が響きました。

ええ。スプリガンの姿をしたビエルゴと、鷹の姿をしたラールガーが現れたのです。

驚く冒険者たちにビエルゴたちが解説してくれるところによると、神々には、神域の外で本来の姿を人に見られはいけない、というルールがあるそうです。でも神域の周辺の環境エーテルが揺らいだとき、神域の幻影がほころびてしまう。そういうとき、つまり、霊災が起きているときに、神々の姿を見る才がある人が目をこらせば、神々の姿が見えてしまうのですね。

なるほどー。奥が深い。

騙した詫びに、ここまで訪れてくれたビエルゴとラールガーじいちゃんは解説が終わるなり、さっさとその場を立ち去りましたが、グ・ラハは引き続き、自分の推察を話してくれます。

ラールガーとラムウとの共通項が多く挙げられるようになった理由は、神域のラールガーをシルフ族のだれかが見て、文化の違いからラムウという別種の神として信仰するようになったからではないのか、と。さらにデリックが推理を補強して「エオルゼアの信仰の起源に、オリジナルの神々がいた、と裏付けるわけか」といいます。

うーむ。ラハが本当に楽しそう。

冒険者との冒険の旅に出るのではなく、バルデシオン委員会再興の手助けすることは、ラハにとっての正解だったんだろうなあと思ってしまいつつ、このときのデリックの気持ちにも想いを馳せました。

ええ、もうデリックの正体を知っていますからね。

さぞ嬉しかっただろう誇らしかっただろうと思いますよ。

ここまで明らかになった事実から、そういう推察をしてくれたこと、事実に気づいてくれたことが。

ここで、クルルさんからラハにリンクパール通信が入りました。なんでも知り合いの神話学者に声をかけて、調査に協力してもらうことになったそうです。だからラハはその人を迎えに行く必要が出たから、冒険者はデリックと共に調査の続きに戻ることになりました。ええ、二人きりで調査することになったのです。

するとデリックってば「あ、ああ……」ですって。

頼まれたから、しかたないが……。まいったな……」ですって!!

どんだけなのよ。

いやわかる。三人なら平気だけど、二人きりで行動することに対して、微妙な気持ちになることってあるよね。わかる。ましてや、この冒険者はあのハイデリンの希望を叶えた存在でしょう? ハイデリンの宿願、あの終末を退けた人物なんだから、デリックの信条からしたら、……遠ざかっていたいよね。嫌いというわけじゃ決してなくて、単純に距離を置いておきたいのですね。わかる。

でもそこまであからさまに困惑されると、複雑な気持ちになるんですけど!!??

えーい、こうなったら意地でも「仲間と一緒の旅も悪くないもんだな」と思わせてやるわ!!

というところで、次回に続きます。

ちょっとキリが悪いんですが、長くなりましたのでね。いちお、ミソロジー感想語りは三部に分けようと考えていますが、……ちゃんと三部に収まるか、不安になってきたなあ。予定は未定と開き直ってしまおうかしら。

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