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おはようございます〜。
はわわわ、お得意様取引のストーリークエストが終了しちゃいましたよ〜! 毎週コツコツと納品して、少しずつ進めていける物語がとっても楽しかったなあ……。それがもう終わっちゃうなんて、寂しいです。
でも遊ぶことができてよかったなあとも感じています。
やっぱりね、このクエストを遊んでいるとついつい、第一世界を思い出しちゃうんですけど。だからこそ、今回、深く知ることができたニトウィケの思いを知ることができてよかったなあ。
ではでは、ここから先はネタバレ配慮なしの感想語りです。それでもいいよ〜と思われたら、ご覧くださいね。
よろしくお願いします!
そもそもの始まりは、トライヨラに出没したXTRR(サカ・トラル・レールロード)社の社員さん。
その社員さん、なんでも技師のシェンダから頼まれて、冒険者を探していたようなんです。だからシャーローニ駅のシェンダのところに駆けつけたところ、ワーリカ社長とニトウィケさんがどことなく険悪な雰囲気になってると教えられるんですよ。で、シェンダたちが事情を聞こうとしたらはぐらかされちゃうから、二人に一目を置かれている冒険者に理由を聞き出してほしいと依頼されるんですね。
それで社長とニトウィケさんのところに向かったら、さすがのお二人というか、冒険者がやってきたことによって、まわりに心配をかけている事実を察したようなんです。それでようやく事情を話してくれました。
ひとつは、資金繰りをしながら再開した鉄道をつつがなく運行する通常運営。
そしてもうひとつは、前哨基地に線路を通し、ヤースラニ駅までの路線を繋ぎ直す「復旧事業」です。いちお、国主導なんですが、実務はXTRR社が請け負ってるんですね。
だからワーリカ社長が理の院とやり取りしながら同時並行で復旧事業の計画を練ってるそうなんですが、ニトウィケさんが「無茶がすぎる」と心配して機関車から降りて運営の仕事を引き受けると提案したんですけど、ワーリカ社長はニトウィケさんから機関士の仕事を取り上げたくないんですよねえ。
うふふ、仲良しさんだこと。
まあ、それなら話は簡単です。要は人材不足なんでしょ? だったら職人でもあり採集者でもある冒険者が手伝うよ! というわけで、お得意様取引ニトウィケが始まるのでした。
いちばんはじめに依頼されたお仕事は、新車両用の部材の調達。このときのわたしは、クラフターではなくギャザラーで依頼を引き受けました。そうしたら部材が余っちゃってね……やっちまったー! と思っちゃいましたよ。
はじめは3つ。3つ提出したら、ランクが上がって納品物が変わるんですよねえ。これまで何度もお得意様取引をこなしてきて、だいたいわかっていたのになあ。まあ、これも新規取引の風物詩というものでしょう。
続く依頼内容は、内装部材。新車両はロネーク対策を重点的にやっただけだから、これまでのものを再利用した客車は内装が追いついてないんですね。だから内装部材を調達して欲しい、とのことでした。だからギャザラーで採集してきましたけれど、またまた1つ余っちゃったんですよねえ。
ギャザラーは数の調節が難しい。次回からクラフターで納品するかなあ。
と思いながら、つつがなく第一週の納品を終えたのでした。
この週、はじめに納品したアイテムは、先週に続いて、内装部材。先週に残していたものも含めて3つ納品したところ、ニトウィケさんは夢っぽいものをポロリと話してくれます。
大陸横断鉄道かあ。うん、ロマンがあるね。
まあでも今は、目先の業務かな。冒険者とニトウィケさんが話していると、旅行者さんが話しかけてきたんですよ。乗車希望のトライヨラ市民ですね。親戚のいるヤースラニに行きたいそうなんですが。
まあ、確かに。元前哨基地を通っていけと言われたら、不安にもなりますよね。
でも、うーん。案内は鉄道会社の領分なのかしらねえ、と、こっそり首をひねりつつ、冒険者が内部構造を説明したんですが、いや説明を聞いただけで行けるかといえば、行けるかもしれないけれど、不安は消えないでしょうよ。
だからと言って、冒険者がこの場を離れて案内していいものかどうか。
ニトウィケも心配してね、ちょうどドームの中に帰るお客さまがいたから、この人と一緒に基地を抜けてもらうように頼んだようです。面倒見のいい人だな。でも、うん、漆黒での、第一世界でのあの人に重なる姿だわ。同一人物疑惑のあるあの人と冒険者は顔を合わせてないけれど、亡くなる直前まで残される家族を気遣っていたものね。
かくして、冒険者は地図を作るためのアイテムを用意することとなりました。発行人の項目には、あんたの名前も必ず載せるからって言われたんですけれど、そういうところ、気を回してくれるあたり、信頼できる会社だなあって思う。
とにもかくにも、第二週もつつがなく納品を終えました!
第三週目にも、地図の材料を納品したところ、ワーリカが登場しました。
ニトウィケの楽しそうな声が聞こえてきたから姿を現してくれたようですよ。冒険者とニトウィケのおかげで、ワーリカはヤースラニ駅までの路線を繋ぎ直すために、前哨基地の内部に線路を通す方法の検討に集中できてる、助かってるよ、とお礼を言われました。
するとニトウィケは「なぁに、これくらいの手伝い……『大陸横断鉄道』っていうでっかい夢の前じゃ、道行くロネークの前の回転層くらい瑣末なことだね」とおおらかに笑って言います。
あ、前週にも語っていた夢だね!!
ワーリカは豪快に笑って「さすがニトウィケ、頼もしいや!」と言います。
いいなあ、このご夫婦。第一世界では悲しい別離を迎えてしまったけれど、原初世界ではおおらかに、二人が共に在る姿を見ることができて、こちらまで嬉しい。いついつまでもどうか健やかに、一緒でありますようにと祈りたくなる。
そしてワーリカが作業に戻った後、ニトウィケは再び、新しいお仕事を依頼してくれます。
今度はXTRR社の社員のための取り組みです。なんでも、ロネークの問題に対処するために、車両の静音性を高める工夫をしたため、整備にかかる手間も増えてるそうです。だから技師たちの労力を少しでも削減できるようなものが欲しい、というわけで、冒険者は依頼を引き受けました。
この時も、わたしはギャザラーで二個採集し、残りの一個はクラフターで製作しました。
でね、納品し終えた時に言われたんですよ。「運営に必要なものを用意してくれてありがたいのはもちろん、何より、定期的に顔を出してくれるのが嬉しいよ」とね。
それはこちらこそ、なんだけどなあ、と思いました。冒険者側も喜んでもらえるから、顔を出したいと思うんだもの。持ちつ持たれつ、お互いに会えて嬉しいとなるなら、ありがたいですね。
先週に引き続いて、技師が必要とするものを納品したところ、ひさしぶりとなるダーピャとシェンダがやってきました。義理堅いことに、直接お礼を言いたいと思ってくれたんですって。
「ほかの技師たちも喜んでるよ。よく手に馴染むし、新車両の整備だけじゃなくて、さらに新しい車両を作ることもできそうだってさ!」
あら嬉しい。ダーピャのその言葉を聞いたシェンダが、「空飛ぶ列車とか作っちゃうー?」というんだけど、それ列車やない、飛行機や。とわたしは思ったんだけど、でもいつか、この人たちは「空とぶ列車」を本当に作りそうです。
シャンダはあくまでも列車に夢中で、そしてダーピャはドーンブレイザー号の雄姿を忘れられないよう。いや、あのドーンブレイザー号は確かに格好良かったけど、物騒だから! 再び作ろうとしないでね、と思っちゃいました。
そんな二人をニトウィケがいなして、仕事に戻らせた後、ニトウィケからさらに報告があると打ち明けられます。「なんだろな?」と思ったんですけれど、これが信頼ランクが上昇したことによって発生するストーリークエストの導入だったのですね。
ニトウィケが話してくれたところによると、ワーリカが進めていたヤースラニ駅へ線路を繋ぎ直す復旧事業にも進展があったようです。完成した事業計画書を理の院に提出したところ、着工の許可が降りたんですって。
それでアレクサンドリアの技術者が協力してくれることになって、顔合わせのために来ることになったそうです。ラマチが仲介したそのメンバーとは。
あのワヤッケやゲノルトたちでした!
……わたし、レガシーで武器製作コンテンツが始まったら、こちらのゲノルト氏が携わることになるんじゃないかなって思ってたんですけど、この流れでここに来るとは思いもしませんでしたねえ。
まあ、技術者だもんなあ、納得。
でね、ワヤッケやワーリカたちが友好的に言葉を交わしているときに、ニトウィケがちょっと、引っかかる反応を見せたんですよね。ワヤッケたちが連王宮に挨拶するためにこの場を立ち去ったとき、ニトウィケが「あたしはちょっと」と言ってこの場を離れるんですよ。そんなニトウィケが心配になったワーリカに依頼されて、冒険者が追いかけます。
列車の前で、ニトウィケが言いました。
「大事なもんが増えてくな、と思ってさ」--ちょっと感傷的な言葉ですね。
どうしたのかな、と思っていると、ニトウィケのほうから打ち明けてくれました。見ず知らずの人を助けたり国のみんなのことを考えたりできない、あくまでも自分は一介の機関士だと自認するニトウィケは、冒険者と出会ってから、目まぐるしく世界が変わっていったそうです。
思いもよらない相手まで、「手の届く」ようになり、そんな「奴らのために行動」できるようになるほど。
だから大事なものが増えていくことが嬉しいと同時に、自分の手に負えるんだろうかって不安にもなったよう。
そうですね。世界が広がる瞬間って、きっと多くの人がそう感じると思います。
わたしもちょいとわかる。仕事でチームを組むとき、「この人たちとうまくやっていけるんだろうか」って不安になることが多いもの。あいにくわたしは、ニトウィケほど器が大きな人間ではないから、即座に仕事仲間を「大事」と言い切ることはできないんだけど、新たに知り合った目の前のこの人の、ちゃんとした仲間でいられるんだろうか、と思うことはある。よかれと思った行動が相手を追い詰めることもありますからね。不安は強く感じますよ。
でも、ニトウィケは言うわけですよ。
「列車で突っ込む際に、運転を引き受けたのだって、あんたが枕木の調達を手伝ってくれた縁を信じてのことさ」
「その選択が間違ってなかったことは、あんたが今ここにいてくれることが、証明してるね!」
ああ、格好良い人だなあ。
ここでわたしは、冒険者に「あのとき、運転してくれてありがとう」と言わせました。だってさ、下手したら死んでた場面じゃないですか。それに、ここまでの流れで、強く思ったんですよね。
ニトウィケはとても普通の人なんだなあって。
冒険に行こうとか旅に出ようとか、あえて思うことはない。ただ、目の前の出来事に向き合って、普通の生活でも発生する不幸への覚悟を固めながら、コツコツ誠実に生きてる人なんだなって思いました。
第一世界の、あの人も、きっと同じだったんでしょうね。
ここでワーリカたちがやってきました。冒険者にお願いしたけど、やっぱりニトウィケが心配になったみたい。そうと知ったときの、ニトウィケの表情がなんともいい表情だと思いましたよ。
もっとも、ワーリカたちにニトウィケは冒険者に話したようなことを打ち明けたりはしません。
きっとワーリカたちは家族で仲間で近しい存在で、そして冒険者はやがて旅に出る遠い存在だからでしょうね。や、もちろん信頼してくれたという一面もあると思うけど、ここまで語ってくれた理由は、たとえるならSNSにぼそっと本音を呟くような感じだったんじゃないかしらとも思ってしまう。あれ、それって自虐かしら?
もちろん他言しませんよ、ニトウィケ!
ニトウィケのストーリークエストが終わった後、冒険者はワーリカ経由でダーピャに呼び出されます。
どうしたのかと思って行ってみると、ダーピャに熱く語られてしまいます。
「俺やっぱり、基地の爆破に使った伝説の装甲列車、ドーンブレイザー号が忘れられないんだ……!」
はあ。
そうなんだーと思いながらダーピャの話を聞いていると、なんとドーンブレイザー号の意匠を盛り込んだ服を作ってしまったそうで、さらにはその一式を冒険者にくれたんですけど。
え? これ、くれるの??
おまけに、「ニトウィケさんにそれとなく渡して、着てもらうなり……」と言われてしまったんですけど!? いやだよわたし、人妻に、独身(?)男が抱いた装甲列車への想いが迸る装備一式を「着てね♪」と言って渡すの!!
本人は「おまえさんが薦めてくれるなら」と言って着てくれそうだけど、ワーリカになんて言えばいいのさ!!
「とにかくあの列車のかっこよさを、どんな形でも、少しでも多くの人に知ってもらいたんだ。よろしく頼むぜ!」っていうならさあ、素直に模型を作りなよー!!!
なんで服に変換するの、なんで自分で着ようとしないの、おまけに、あの装甲列車の意匠を盛り込んだ服って、まさか爆発物を巻きつけた服じゃないだろうね!?
……え、普通にかっこいいけど。
むしろ機工士のミラプリにしたいくらい、かっこいいですけど。二丁の銃を同時にぶっ放すシーンを撮りたいくらい格好いい服ですけれど、でも待って、どのあたりにドーンブレイザー号の面影があるというの?
技術者の感性って謎だわぁ……。
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