隊長の妄想や暴走を背負って、今日も隊員達は元気です。

そういえば、冒険者小隊達の制服を決めました。

女性陣はこれまで購入したおしゃれ装備で、男性陣はきてみたいなと思うおしゃれ装備です。ええ、冒険者は女性だから装備できないのに、買ってしまいましたわよ、ほっほほほ(汗) いいんだ、いつか、幻想薬で男になりたがるかもしれんから〜。今のわたしには想像できないけれど〜。

でね、タンクさんは黒く染色して、回復職は白の染色、DPSさん達は赤く染色させました。だからわかりやすいといえばわかりやすい制服です。かなり満足しました。武器もね、持っているけれど使ってない武器をミラプリさせたり。そうしたら回復職たちが影の支配者みたくなりましたが、きっと気のせいです。

それでね、せっかく哲学キャンペーンを行なっているから、49までのダンジョンにもタンクで行けるようにと、今日はトトラクの練習に行ってきたのですよ。このトトラクでは、タンクさんは「視線斬り」と呼ばれる技を習得できますね。ほら、あの、魔法や遠距離攻撃してくる敵を引きつける方法ーーーー「視線斬り」です。わたし、これをあまり使ったことがないから、えいやえいやと練習しました。

でも位置どりがなかなか難しくてね。

おまけにみんな強いから、いつの間にか敵が倒されているという。ヘイトも飛ぶから、いろんな意味での練習になるなあと思って戦ってました。フォトセルの集め方も知りたかったし、楽しかったです。

ーーーーあ、冒険者小隊達の男女七人物語はあくまでも冒険者の誤解でした。
ええ、妄想でした。

……だってみんな、一斉に使えないジンクスを取得してくるんだもんよ……。

「やーね、仕事だから一緒に戦ってるだけなのにねえ?」
「これだから恋愛脳は困るのですわ」
「おお、それならいっそ、使えねえジンクス覚えてくることにしねえ?」
「「それナイス」」

みたいな感じですかねえ。
失礼しましたよ。ちょいとばかり、物語を求めただけじゃん。

ところで冒険者の中の人は、ベーコンとレタスの洗礼も受けているのです。
よって。

帰還後の控え室で、戦っていない回復職がやけに疲れている様を見て、なにか暴走しそうです。

「おいおい、旦那。しっかりしなよ。でないと隊長の妄想の餌食になるぞ」
「も、妄想とはなんの話だ。それより、あの体力馬鹿を止めてくれ……!」
「お?」
「誤解ですよ、わたしはただ、回復職にもHPは大切だと言っただけです。冒険者と違ってマテリアをつけられないんですからね、わたし達は」
「ふむ?」
「だから体力をつけるためにも軽く揉んだだけなんだっつーの」
「……あ……(隊長の目が輝いている……)」
「まあ、諦めな。この隊に配属されたものの宿命さね」

みたいなやりとりがあったのかもしれません。
う〜ふ〜ふ〜。楽しいっ!!

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