【聖アンダリウム神学院】「これは王道攻略ゲームなのでは……っ」

金曜日の夜はどうしても、夜更かししたくなります。
翌日に早起きしなくていいから、という理由もあると思うけれど、う〜ん、なんでなんだろ?

とはいうものの、近頃のわたしとしては、やっぱり眠い。
だけど夜更かししたい。まだ起きていられると気力は満点。
でも気力だけでは指が止まらない確信は抱けない。

というわけでしたから、昨夜は一人で遊べるコンテンツをクリアいたしました。
そう、サブクエストの聖アンダリウム神学院です!!

愉快でしんみりできる事件屋クエストはもうクリアしていたのですけれど、聖アンダリウムシリーズはとっておいたのですよ〜。なぜならわたし、推理系のお話が大好きだからです! もっとも近頃は推理系娯楽を、積極的に読んだり遊んだりしてないから、なおさら、イシュガルドで楽しめる推理が嬉しかったのですよ。

でも紅蓮が来る前に、遊んでおきたいとも考えてたから、ちょうどいいタイミングでしたのさ!

ここより先は、クエスト内容に触れる記事となりますから、ネタバレ回避のために隠します。どうぞどうぞ、ご了解の上、続きをご覧くださいませ。それから、ネタバレ回避の一環として、クエストの望ましい選択肢については書かないようにします。ご了承くださいね。

「新生エオルゼア」で遊べる事件屋クエストは、二人の事件屋さんが登場しているけれど、あくまでもひとつのシリーズでした。けれど、拡張版「蒼天のイシュガルド」では、それぞれ別のシリーズになってます。つまり、事件屋ヒルディのシリーズと、事件屋ブリアルディアンのシリーズです。それぞれテイストがちがってて、それがと〜っても美味しくて嬉しかったなあ。

というか、この学院シリーズでのブリアルディアンさんを眺めてて、思った。

この人、まっとうな事件屋だったんだなあ……。

前回の事件屋クエストで、少々鼻につくくらいの自信家だったけれど、うん、あの自信に納得できるくらいの働きを見せてました。同時に、「これはヒルディさんと混ぜたらあかんわ……」とも感じました。なんというか、ブリさんは由緒正しい事件屋なんですよね。古典的と言い換えてもいい。堅実な方法で着実に事件の真相にたどり着くタイプ。だから破天荒でありながらも、直感やひらめきとで真相に辿り着くヒルディさんと混ぜたら、存在感が薄くなってしまう。

とはいえ、ヒルディさんたちに振り回されることで隙が生まれ、結果、エリーさんとの物語が生まれたのだと思えば、悪くないよなあとも思ったり。世界設定本によると、ブリさんとエリーさんの物語は微笑ましい感じで続いているみたいだから、いつの日か、二人が並んでいるところを見たいなあ。

さて、このサブクエスト「聖アンダリウム神学院記」シリーズをクリアした総括的な感想はですね、……あの、ごめん。わたし、これまでの人生で、ベーコンとレタスの洗礼を受けてしまっているから。だから偏った感想だと自覚しているんですけれど、率直に申しまして、「これはテオくんによる王道攻略ゲーム……!」だと感じました。ええ、ギャルゲーとか乙女ゲーとか、そういう感じ。テオくんは男の子ですけれど。攻略対象も男の子ですけれど。

慎ましく育った、天然な感じで理想に燃えてるテオ少年が、大変な状況に置かれている学び舎に起きた問題に立ち向かいつつ、斜めに構えてたお祭り少年、傲慢で選民思想に固まったライバル(?)貴族などを攻略している、って感じましたよ……! 

この事件の舞台となる聖アンダリウム神学院は、男子校じゃなくて共学なのに。ちゃんと女の子たちが、登場するのに。あまつさえ、テオくんに恋する女の子まで登場するのに……!! どーしてもどーしても、テオくんが難物少年たちを攻略している物語にしか見えなかった!! うう、ベーコンとレタスの洗礼って本当に一生続くのですね……!

ちなみに、わたしの感覚では、テオくんの幼なじみは攻略対象じゃないですな。あくまでもサポート、かの「ときめ○メモリアル」あたりで例えるなら、攻略対象の好感度や爆弾発生時期を教えてくれるサポートキャラですよ。うん、彼は真っ当な男の子で、なおかつ、おとなしやかな女の子と結ばれる未来が待っているに違いない。……って、あれ、神学生って将来の進路はどうなるんだろー?

もとい。他にも驚き要素はありまして。

その天然系主人公テオくんに恋する女の子ブレジーちゃんは、ブリさんの妹さんでした。

これにも、びっくらこいたよ……!!

あ、でもすぐに納得しました。このメガネの仕草が似てるというところもありますけれど、むしろ、肝心なところでドジっ子属性が発動するあたり、間違いなく兄妹だなあと感じたのです。あ、でも兄ちゃんはねえ、恋愛面ではちゃんと意思表示してましたけれど、ブレジーちゃんはそのあたり、まだ初々しいです。うん、とってもかわいらしい。理想にまっしぐらなテオ少年だから、ブレジーちゃんの想いに気づいてくれるかどうか、ちょっと不安になるけれど、いつの日か、いい感じになってるといいなあ。

ええ。応援はしてる。うん。
当人の鈍さとか、男同士の友情とか、わけわからんものが立ちはだかりそうだけど。

負けるな、ブレジーちゃん……!

そして本筋。この聖アンダリウムで解決していく事件はですね、とってもシリアスな事件でした。

うん……これまでのイシュガルドが抱えてきた秘密が大きく絡む内容でした。竜詩戦争の真実を代々教皇に伝える役目を持った人間にまつわる事件だったのですけれど、犯人やその動機を知った時、う〜む、と思いました。

なんというか、権力者って面倒な存在ですね。いや、権力者にだって言い分はあると思うんですけれど、もう少し、後世に生きる子孫たちの事も考えて、穏当な手段を選んでくれ、って言いたくなります。妙に歪んだ手口で解決しようとするから、おそらく当時より大きくなった問題を、後世に生まれた子孫たちが解決しなくちゃいけなくなるんだよ……! 

もっとも、それでも。竜詩戦争の真実を、かなりひどい方法とはいえ、現代まで伝えてきた、という事実に対し、ちょっと考え込みました。まあ、多分? 知らないより知ったほうが、いざという時に対処できるだろう、とか、そういう理由だろうと思うんですけれど、それでも完全に、完璧に竜詩戦争の真実を葬ったりしなかったんだなあ、昔の人、って思っちゃったんですね。

矛盾してるって感じました。その矛盾は、真実を知る人たちが複数いたから、かもしれないですけれど、人間って簡単には判別できない存在なんだなあとも考えました。いい人、とか、悪い人、とか。毎日を生きてると、時々、簡単に他人を評価しちゃいますけれど、人間の思考って他人にはさっぱりわからないものですし、その立場になってあれこれ想像を巡らせても、本当に理解しているとは断言できない。当人から言葉を引き出せたとしてもね、その当人が自分自身を把握してないってこと、よくあるでしょう? だから改めて、あの人はああいう人だ、って断言してはいけないんじゃないか、って思ったりしました。

竜詩戦争の真実を、隠し通すことを選び、長い戦争を選んだ人たち。

それぞれの選択の理由は、もしかしたらメインクエストでも充分に描き切れてなかったのかもしれません。とは言っても、どんな理由があっても、そういうことをやらかしてくれたせいで、戦争が長く続いていたし、人だってたくさん死んだし、最終的に後世に生きる人間にとっては、「問題を拡大させるんじゃねー、くそじじい!」みたいな感じになっちゃうよなあ、と思ったりしました。

ともあれ、いつでも希望はある。

あれほど頑なでどうしようもなかった貴族だって、足元の危うさや己の至らなさに気づいて、変わっていったのだから。とりあえず、イシュガルドという国も、風通しのいい国になっていくといいなあと思ったりしました。イディルシャイアみたいにさ、紅蓮が終わる頃に、イシュガルドの下層が綺麗に修復されてたらいいなあとも思いました。

うん、面白かったですよ〜!!

報酬にゲットした制服は、とってもかわいいです♡

さらには染色できるから、色々アレンジできますね。
とりあえずタンクのミラプリにしてみました。
うん、この間ミラプリしたばかりだけど、ええじゃないかええじゃないか。

暑いけど。
暑そうだけど、かわいさのためなら我慢するわ!!

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