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おはようございます〜。
いまのわたし、ちょっと切ない気持ちがいっぱいです。なぜなら、パッチ7.1で追加されたパンデモニウム後日談をクリアしてしまったから!!
まず、なによりもテミスの魔法人形が報酬で来てくれたことが本当に嬉しい。
開発運営の皆さん、ありがと〜! ずっとずっとずっと欲しかったの!!
だからさっそく、古代人形のミニオンたちがいっぱいいる無人島に放してきましたよ。エリクトニオスの人形もいるからね、仲良くしてね〜。でも相変わらずアテナの人形は放していない。な、仲間外れはダメかなあ?
とにかく嬉しかったのだけど、これで本当にパンデモニウムは終わったんだと思うと、寂しくて切ない気持ちがいっぱいになります。
ちょっと気持ちを落ち着けたいからね、だからネタバレ配慮なしで感想を書いていきます。まだ遊んでないよという方は避けてくださいね。どうかよろしくお願いします〜。
そもそもの始まりは、オールドシャーレアン、七賢人の庭にいるミッドランダー族の研究員さん。クローディエンに依頼されて冒険者を探していたそうです。
なんでも相談があるとか。
だから冒険者は研究員さんの依頼を受けて、アポニア本部に向かうのです。
そうして、レガシーが始まってから、すっかりご無沙汰になっていた研究員さんたちにあったところ、クローディエン先生からエリクトニオスに関するお願いをされるのですよ。
なんでも、クローディエン先生はエリクトニオスの転生体だから、彼の記憶があるそうです。でね、終末までに体験した記憶が、おぼろげながら脳裏に浮かぶようになったんですって。
だ、大丈夫なのでしょうか。今の生活に支障はない?
眺めていたわたしはついつい、そんな心配をしちゃったけれど、クローディエン先生はいたって元気な様子で話を続けています。でね、先生がお話しするには、監獄に関するある光景が脳裏によぎったんですって。
……ここで、エリクトニオスの人形にまつわる説明を振り返ってみましょうか。
あー、つまりこの説明に登場していた、同僚さんの秘密がバレた瞬間を先生は思い出しちゃったんですね。
その秘密がバレて、獄内でちょっとした問題になった、という事実に、わたしはちょっと嬉しくなりました。エリクトニオスが監獄の仲間たちに愛されている証のように思えたんですよ。
もっとも本人は苦笑したに留まったみたい。
あー、わかる。エリクトニオスってそゆとこある。
そして、テミスの人形が欲しいんだけどな、と言い放ったあたりも、とっても彼らしいですよねえ。
とにかくそんなわけでね、エリクトニオスがテミスの魔法人形を欲しがっていた、と知った研究員さんたちは、代わりに贈ろうと思い立ったらしいですよ!
エリクトニオス、愛されてるわねえ。
とにかくそういうわけで、交流のある職人に掛け合って、テミス人形は作り出されたのです。
よく出来てる。
職人さんの並々ならぬこだわりを感じる人形なんですけど。え、テミスに直にあったことがある職人さんなんていなかったですよね。伝聞で作ったんですか。すごいな、研究員さんと職人さんの意気込み。
そしてクローディエン先生はおっしゃるのですよ。
「過去の世界へ渡り、パンデモニウムに行けるのはあなただけ……。どうか、この魔法人形をエリクとニオスさんの元へ、届けていただけないでしょうか?」
オッケー! と言いたいところだけど、仲間として言いたいことがある。
冒険者の魔法人形も作って欲しかったよー!!!
だってさ、仲間なんだもの。三人で冒険したんだもの。
せめてエリクトニオスに冒険者の人形を持っていて欲しかったなあ、と思っちゃうわけですよ。
--や、冒険者の魔法人形って、冒険者過激派が知ったら欲しがりそうだとも思うけど。
「たしかに、あなたの人形も欲するのかは気になりますね……。実は、脳裏に浮かぶエリクトニオスさんの記憶で、彼がご自身の願望を述べた場面がほとんどないのですよ」
「あまり願望を口にしないのが、古代の風潮かもしれませんが、なればこそ、何気ない思い出も叶えて差し上げたい……。それが、彼に救われた私たちの願いなのです」
まあ、これ以上はクローディエン先生に訴えることでもないですよね。むしろ明確に欲しいといったテミス人形を作ってくれただけでも、とってもありがたい心遣いだと思う。仲間として、届けてあげなくちゃって思っちゃう。
だからエルピスの転移装置から、パンデモニウムに向かい、ヘーゲモネーさんに会いに行ったのですよ。
そうしてエリクトニオスが忙しく過ごしていることを教えてもらいます。
このときはちょうど、ラハブレア院に出向いて、獄卒長になるための修行をしてるところだとか。
そうか。今のこの時期は、エリクトニオスの人生において、最高に頑張っていた時期になるんですね。
会いたいなあ。会って、言葉を交わしたい。近況も、彼の口から聞きたい。
でもヘーゲモネーさんがおっしゃるには、「まだ成長の過程にある今、あなたと顔を合わせるのは、彼も本意ではないかもしれません」ということ。
むうう。そう言われちゃったら、会いたいなんて言えなくなっちゃいますよ〜。
でもちょうどね、ここで、エリクトニオスがラハブレア院から帰還するという知らせが入ったのです。でね、冒険者の想いやエリクトニオスの気持ちも配慮して、ヘーゲモネーさんがエリクトニオスを出迎えるから、こっそり様子を見守りつつ、魔法人形を送り込んでください、と提案してくれたんですよ。
ありがとう、ヘーゲモネーさん。
だから冒険者は影に隠れて、様子を見守ることにしたのです。ヘーゲモネーさんの労りに対し、エリクトニオスが軽くぼやいています。
ラハブレア父さんは、エリクトニオスに対し、厳しく接しているようですね。
きっとエリクトニオスが成長することを期待して、厳しく接しているんだろうなあと思えば、なんだか微笑ましくなる。でももしかしたら、この後、獄卒長として頼もしく成長したエリクトニオスを喪うことになったラハブレアは、このときの厳しさを悔いたのかもしれないなあとも考えついてしまって、切ない気持ちになりました。
それともラハブレアはその悔いすらも、古代世界を取り戻す想いにしたのでしょうか。
とにかくここで、テミス人形を送り出すと、エリクトニオスは驚いています。なぜここにと驚いているエリクトニオスに対し、ヘーゲモネーさんは上手く言い繕ってくれます。その言葉を素直に受け止めたエリクトニオスはラハブレア院で偶然、テミスとも会ったことを打ち明けてくれるんですよ。
そして、冒険者の思い出話になったそうです。
でね、ヘーゲモネーさんが訊ねてくれたんですよ。冒険者の人形も作らせましょうか、って。
でも。
「Monicaには感じることがあるんですよ……。彼女はパンデモニウムや14人委員会のような居場所を、この世界にもってないのではないかって」
エリクトニオスーー!!
彼のこの言葉はまるで、テミスが冒険者に言ってくれた餞の言葉のようだと思いました。
二人とも、冒険者に対して同じ想いを抱いてくれたんだなあ。
友達でいてくれてるんだなあ。
しみじみとそう感じ、だからこそ、わたしは胸がいっぱいになりました。
そこまで思ってくれる友達に、でも、これ以上、冒険者ができることってないんですよね。彼らは、この先、終末を迎える。テミスは長い長い道を歩むことになり、エリクトニオスは獄卒長としての責任に身を投じる。
それがわかってるのに、彼らが迎えるだろう窮地に、寄り添うこともできないなんて、哀しい。
でもきっと、それが冒険者とテミス、エリクトニオスとの縁の形なのでしょう。
なにより、彼らが向けてくれた、冒険者の背中を押し出すような。
どこまでも自由であれと祈ってくれているような、そんな想いを台無しにしてはいけません。
友達なんだもの。彼らのせいいっぱいの想いを受け止めて、どこまでも駆けていこうと思えましたよ。
そうしてエリクトニオスは、テミスの人形と共に次の任務に向かいます。
冒険者はヘーゲモネーと言葉を交わし、今度こそ、パンデモニウムを立ち去るのでした。
きっと、これが最後。
パンデモニウムで出会った、古代の人たちとはもう、これ以上、会えないんだろうなあ。
うん。その通りだよ。
ここから先、彼らとの絆は冒険者が連れていく。
星の海で眠りについたテミスや、クローディエンとして転生したエリクトニオスの代わりにね。
そしてクローディエンからもう一体のテミス人形を報酬として受け取り、冒険者の短いクエストは終わりました。
はわああ……。
短いクエストでしたけれど、胸がいっぱいになっています。アシエンがらみの物語はもう完結しているのだから、今後、彼ら古代人と関わることはほとんどないんだろうなあと思うと、寂しい気持ちになります。
だからついつい、パンデモニウムのカットシーンを見直しちゃいましたよ。
あのテミスの言葉を聞いて、また胸がいっぱいになって。
どこまでも行こう、冒険が続く限り。
そんな気持ちになりながら、でも、二人の友達は一緒じゃないんだなあと思っちゃったら切なくなります。
こういう時こそ、妄想力の出番ですよね!
遠い遠い未来の先で、冒険者やエリクトニオス、テミスの転生体が出会って、意気投合して、一緒の冒険ができるといいなあ。今度こそ、同じ時代に生きる友として、楽しい時を過ごせますように。
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