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イシュガルドエリアを進んでいると、この遠鳴り岩が目につきます。
この岩にアクセスすると、チョコボによく似た岩だから、チョコボポーターのチョコボ留(どめ)として利用できそうだ、というメッセージが出てくるんですけれど、「?」となるところでもあります。
チョコボ留ってチョコボが集められている施設を示すんですけれど、なんでチョコボの岩の形をしていたらチョコボ留として利用できちゃうの? と思っちゃうんですよねえ。
チョコボって実は自分に似たものがあると落ち着く特性でもあるんだろうか。世界設定本には掲載されてないと思うんだけど、ご存知の方、いらしたらコメント欄からでも教えてくださいまし。
さてさて、ここから先は蒼天のイシュガルドのメインクエスト感想語りです。ネタバレ配慮の乏しい内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧ください。LVで言うなら52〜53に該当する内容です。
よろしくお願いしますね〜!
高地ドラヴァニアを進み、テイルフェザーへ向かう冒険者たち。その集落にはマルスシャンという人物がいて、イゼルを懐かしげに迎えてくれます。
これまで氷の巫女として雄々しく振る舞うイゼルを見てきたから、マルスシャンと話すイゼルを見たらちょっとびっくりします。普通に親しげに話してるんだもの。
なんでも、イゼルは以前、マルスシャンに助けられ、数年間をこの集落で過ごしていたそうです。
なるほど、親しいわけだ。
マルスシャンはイゼルが氷の巫女として異端者を率いていることを知っているのかなあ。いや、マルスシャンが異端者としてイシュガルドに追われる立場にならないよう、イゼルは自身が氷の巫女であることは秘密にしていそうだなあと思いつつ、マルスシャンのアドバイスを聞きます。
なんでも、ドラゴン族が妙に殺気立ってるそうですよ。
というのも、この高地ドラヴァニアに住む「グナース族」がドラゴンにちょっかいを出しているそうです。テイルフェザーの狩人たちも、追いかけ回されているとか。だから用心するように、とのこと。
事実、何度かグナース族に襲われながら、冒険者一行は先を進みます。
途中、アルフィノが古代の遺跡に眼を止めます。イゼルが千年以上ものむかし、人と竜が共に暮らしていた時代のものだと教えてくれるんですが、エスティニアンが「異端者が作ったものだと教えられたぞ」と挑発的に言います。イゼルがイラっとしたようにエスティニアンに言い返しますが、わたしはこの件ではイゼルの肩を持つかなー。
だってさ、迫害されている異端者たちが、イシュガルド側の目を盗んで、こんなにも目立つ、大きな遺跡を作るなんて、無理がありません? イシュガルドの人たち、異端者がなにかを建造しようとしていたら、途中で壊そうとするでしょう、絶対。そもそも、これだけの建造物を作る財力を、異端者の人たちは持ってないと思うなー。
--この時期のエスティニアンってほーんと、挑発的なんですよねえ。
エスティニアンの立場もわかる気がするんですけれど、そもそも自分の意思で冒険者たちの旅に同行しているんだからね。エスティニアンが希望したんでしょ? 自分から同行を言い出したんでしょ? だったら、「もとより、仲間になどなったつもりはないが……」とか、かわいくないこと言わないで、少しは歩み寄りの気持ちを持とうよ! と思ってしまう。
……まあ、ここで妥協するような人物だったら、孤高な蒼の竜騎士なんてやってないよねーとも思いましたけど。
とにかく、グナース族の襲撃をいなしながら、冒険者たちはドラゴン族が棲む地に辿り着きました。ここにはイゼルの友達である竜、ヴィゾーヴニルがいるとか。事実、イゼルが呼びかけたら、白い竜が現れます。
それで事情を説明するんですけれど、……ヴィゾーヴニルがエスティニアンがニーズヘッグの竜の眼を持っている事実に気づいて、威嚇してくるんですよね。で、負けじと言わんばかりに、エスティニアンも挑発的に言い返す。
んもー、またこのパターン?
や、わかるよ。どちらの気持ちもわかるんだけど、いまはちょっと落ち着いてー!!
と、冒険者が言わなくても、イゼルがエスティニアンをたしなめ、ヴィゾーヴニルが大人の対応をしました。このヴィゾーヴニルはフレースヴェルグに連なる竜であり、だからこそ、静寂を望むフレースヴェルグの意思に従うというのです。イゼルがそんなヴィゾーヴニルに、フレースヴェルグの元に向かう道を開いて欲しいと願うのですが。
「小さき者よ……。そなたに免じ、霊峰への道を拓いてやってもよい。しかし、今やグナースどもが呼びおろした『神』から、我が愛しき竜の子らを守らねばならん。……使命を捨て、ここを離れるわけにはいかぬのだ」
なんと、グナース族も蛮神を召喚していたと教えられるのです。
あーあー。教皇庁に出没していたアシエンは、ここでも活躍してたんですねえ。でもそれなら、冒険者にとって馴染みの展開です。アルフィノと冒険者が頷き合って、アルフィノが提案します。
意気揚々としたアルフィノの提案に、ヴィゾーヴニルは答えます。
「ほほう、小さき者どもが……? 同胞たる猛々しい竜たちですら、幾度も翼を折られ、地に落ちているというに……。さすれば、成し遂げてみるがよい……。吾輩はそれを見届けようぞ。お前たちの意思が、どれほど強いのかを!」
そう言って飛び立つヴィゾーヴニルを、エスティニアンが見送ります。
冷静に対応していたヴィゾーヴニルに対し、思うところがあったのかなあ。ドラゴン族にもいろいろいる。もちろん蒼の竜騎士なんだから、この程度ではドラゴン族への厳しい目線がゆるむことはないんでしょうけれど、それでも戦闘にならなかったこのやり取りに、不思議な感覚になっていたのかもしれません。
なんにせよ、グナース族が召喚した蛮神を討滅するには、情報が必要です。だからテイルフェザーのマルスシャンからグナース族の情報を入手しようとしたところ、マルスシャンはグナース族の文化についてはお手上げだと言います。
でもはみ出しもののグナース族と物々交換をすることがあるから、彼らの好物を用意したら情報を聞けるかもしれないとアドバイスしてくれるのです。
だから冒険者たちは、グナース族の好物を集めます。エスティニアンは高いところに植っている果物を集め、アルフィノとイゼルが人喰い花の蜜を集め、冒険者が幼体ナンカの肉を集めます。
このとき、話しかけたらエスティニアンがぼやいているところが面白い。アルフィノも、イゼルに魔法の手解きをされながら、目的のものも集めたようです。イゼルって面倒見がいいなあと感心しながら、冒険者もナンカの肉を集めました。そうしてマルスシャンに教えられた場所に置いたところ。
グナース族が現れます。
これまではすぐに戦闘になっていたけれど、このグナース族は会話ができます。それもかなり、ユーモラスな感じ。誘われるまま、彼らの集落ヴァスの塚を訪れ、この集落に住むグナース族の長ストーリーテラーに会うのでした。
そうして、蛮神を召喚したグナース族は、ここに集いしグナース族「分かたれし者たち」とは違う、「繋がりし者たち」だという事実を知るのです。
そもそもグナース族は竜を恐れていたそうなんですが、あるとき、戦いに弱っていた竜をなぶり殺しにする機会があったようなんですよね。その出来事を通じて、グナース族は竜を倒せる事実を悟った。だからアシエンの助言を受け入れ、神を呼びおろし、グナース族にさらなる繁栄をもたらすために神の力を借りて戦うと決めたのだそうです。
もっとも、この集落にいる「分かたれし者たち」は神が嫌いだそうだから、同調してないそうですけど。
グナース族が蛮神を召喚した経緯を知った冒険者たちは、グナース族の召喚した神を討伐することを決めます。
まあ、討伐するのは冒険者なんですけれどね。
だからエスティニアンがアルフィノに言うわけですよ。
「言うは易しだな、アルフィノ……。お前がグナース族の蛮神と戦うと言うなら別だが、蛮神討伐となれば、『光の戦士』に頼るほかあるまい?」とね。
このときのやり取りが好きです!
や、エスティニアンが冒険者を慮ってくれたことも嬉しかったんですけれどさ、それに対して、アルフィノが素直に反省したところにもほっこりしました。もしかしたら局長救出の際に、イルベルドが言った「冒険者は暁に利用されてる」という言葉を、この時には思い出したのかもしれません。
冒険者を動かしている中のわたしは、気にしてなかったんですけれどねー。持ちつ持たれつ、それぞれの役割を果たしているだけ。そういうふうに考えていたから、思いがけないやり取りだと思いつつ、ちょっと微笑ましくなりました
さらに、イゼルがね、言ってくれるわけですよ。
「いや、私がやろう……。私とて『超える力』の持ち主なのだ」
あー、もう。なんて人たちなんですかねえ。
仲間という言葉が沁みてくるような気がします。仲間になったつもりじゃないと言いながら、この人たちが示してくれる思いやりは、心に温かく響いてくれる気がしますよ。
グナース族が召喚した神と戦うには、領地を侵して生贄として捕えられる必要があるようですが、ほほほ、その程度大した問題ではなくってよ! と言い放ちたくなるほどです。
でね、冒険者とイゼルは、グナース族「繋がりし者たち」の領地に殴り込みに向かうのです。超える力がないアルフィノとエスティニアンはお留守番です。
このときの、この場面が好きー。
ウキウキしながら、でも作戦通り、投降したフリをします。そのとき、堂々とグナース族に連れられていく二人の姿に笑ってしまった。こんなに偉そうな捕虜ってそうそういないよ!
そうして冒険者たちは、グナース族の神、ラーヴァナと対峙します。
自分がやると言ってくれた通り、イゼルがラーヴァナに話しかけてくれます。ラーヴァナはグナース族の理解者でもあるから、グナース族の気持ちを代弁してくれます。
つまり、ドラゴン族に恐れることなく暮らせるようになりたい、という願いです。
……それを聞いたら、ちょっとだけ、グナース族の気持ちがわかるような気もしますが、ドラゴンに肩入れするイゼルは「なれば、武によって語るのみ! 武神『ラーヴァナ』よ、我らと勝負せよ!」と言い放ちます。
「そして、我らが勝利したならば、ドラヴァニアの竜に対する狼藉を止めよ!」
まあ、そもそも蛮神討滅のためにここに来たわけですからねえ。
イゼルの言葉を、ラーヴァナは面白がります。イゼルの挑戦を受けて立つといい、その代わり、ラーヴァナが勝ったら、冒険者たちの魂を奪ってグナース族の兵士にすると言うのでした。
無理だと思うよー。この二人、超える力があるからテンパードにはならない。
という中のわたしの言葉は、ラーヴァナには届きません。
そうしてイゼルは、その場にあったクリスタルの力を借りてシヴァに変じます。
このときのイゼルの変身シーンも好きなんですよねええ。
というか、ここから始まるシヴァVSラーヴァナ戦が好きだ。シヴァの戦い方がとても優美で、ラーヴァナの戦い方はとても勇ましくて。なんとも目の保養なんですもん。
いつまでも見ていたいなあと思っちゃいますが、クリスタルの量が足りなかったらしく、イゼルは敗退します。
結果、冒険者がラーヴァナと戦うことになります。
うん。LV100の黒魔道士で、制限解除でサクッと倒しました。それも、いつもならば流れないカットシーンを見えるように設定し直して、15秒で倒したラーヴァナが消えていくカットシーンをじっくり眺めましたよ。
消えていくラーヴァナを見たグナース族は、逃げ出します。
で、やってきたイゼルが声をかけてくれるんですが。
いやあの、イゼルだって希望を託された者でしょーっ? と言いたくなりました。
や、イゼルだって立派じゃないですか。知らんぷりできた千年前の真実から目を逸らさないで、イシュガルドの同調圧力に逆らって、戦いを終わらせようとするなんて、なかなかできることじゃないですよ。
少なくとも、異端者たちにとっては頼りにしたいリーダーなんだから。冒険者とは対等な旅の仲間なんだから、そこまで光の戦士を持ち上げなくてもいいのよー? という気持ちになったのです。
まあ、蛮神討伐の経験値は、確かに、冒険者の方が高いんですけれどもさー。
とにかくラーヴァナ討伐は果たされました。だからヴィゾーヴニルの元に戻るために、この場から立ち去る冒険者とイゼルを、離れた位置からアシエンが眺めています。アシエン・イゲオルム。ラハブレアのいとこですね。
「やってくれるではないか、光の使徒め……。しかし、恐れと怒りの感情が存在する限り、神を呼ぶ声が鎮まることなどないと知れ。神と神との争い来たれり……。貴様らには、さらなる混沌が訪れるだろう……」
……えーと?
やだわ、つよニューしているのに、このアシエンが言ってる意味がわからない。この先の出来事の、どの出来事について言ってるのかしら。神と神の争いってありましたっけ? えええと、ええと??
まあ、このまま遊んでいれば、いずれはわかるか⭐︎
ヴィゾーヴニルの元に戻る前に、冒険者たちはアルフィノたちの元に向います。「無事だったか!」とアルフィノが出迎えてくれます。あらあらあら。
微笑ましく思いながら、ラーヴァナとのやり取りを報告し終えた後、エスティニアンがいいます。
あらあらあら。
エスティニアンの暴露に、恥じらいを覚えたらしきアルフィノがその場から離れると、イゼルが諌めて、冒険者もイゼルの言葉に同意するんだけど、中のわたしはニヤニヤしていました。
なんかね、だんだんといい雰囲気になってきたんじゃないですか、この凸凹パーティーも!
というところで、今回の感想語りを終えたいと思います。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました〜!
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