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蒼天のイシュガルドにつよニューすると、街のあちこちにクリスタルブレイブのメンバーが現れます。
前にも書きましたが、このとき、クリスタルブレイブに在籍していた人たちは、黄金のレガシーを迎えるころには、どうしているのかなあと思っちゃいます。
冒険者たちが汚名をそそいだころには、街から姿を消してるんですよね。
もちろん冒険者に肩入れしてくれた人たちは引き続き暁に参加してくれましたが、参加できなかった人もいるでしょう。そもそも、英雄を陥れたという理由で、肩身の狭い思いをしていそうです。
いっそ、エオルゼアを飛び出してトラル大陸に旅立ってたら、と思う時もあるんですけれど、どうなんでしょうね?
さてさて、ここから先は蒼天のイシュガルドのメインクエスト感想語りとなります。ネタバレ配慮なしの内容となりますから、ご了承の上、続きをご覧ください。
よろしくお願いします。
ラウバーン局長を救出すると決めた冒険者たちは、現在のウルダハ情勢を知るためにリムサ・ロミンサに向かいます。なぜリムサ・ロミンサなのかといえば、冒険者がフォルタン兄弟の手助けをしていた間、フォルタン伯爵の依頼でアルフィノはリムサ・ロミンサの商会との仲介をしていたそうですよ。そうして、提督にも連絡していたそうです。
さすがだなあ。あの時期に、そんなふうに動いていたなんて。
ある意味ではタフな動きを見せているアルフィノに関心しつつ、リムサ・ロミンサに向かったところ、提督とエインザル大甲将が笑顔で冒険者たちを迎えてくれます。簡単な挨拶と状況把握に続いて、提督が戦勝祝賀会の前にナナモ様に招かれた事実を話してくれるのですよ。
「そこで陛下は切り出された。近くウル王朝の幕を閉じ、ウルダハの共和制への移行を宣言するつもりだと」
あ、うん。知ってるー。冒険者もラウバーン局長を支えてやってくれと言われたー。
とは言えない雰囲気でした。アルフィノがすっごく驚いているし、提督のさらなる言葉を受けてアルフィノの脳細胞がフルスロットルで働き出してるんだもの。
「……つまり、ナナモ陛下の暗殺は、政変を察知した者による謀略だったということ……? 政権を握る砂蠍衆にとっては、下手に共和制に移行し、権力が分散するよりも、傀儡の女王を操る方が望ましい。……だが、そうなると女王を暗殺する意味はない」
あ、そうなんだ。そこまでわかっちゃうんだアルフィノ。
さすがオールド・シャーレアンの天才だなー。
感心しましたが、ちょっと冷や汗たらりな瞬間です。
もしかしてー、冒険者がナナモ陛下に打ち明けられた内容をもっと早くにアルフィノに話していたら、このとき閃いたことを、そのときにアルフィノは気づいていたんだろうか。
「まさか……ナナモ陛下は……」
きゃわわ。やっぱりナナモ陛下は亡くなられていないんだー!!
ごめん。アルフィノ。次から重要そうな情報はもっと早くに渡すようにするよー。と、冒険者の中にいるわたしがフクザツな気持ちで反省しているうちにも、アルフィノたちの会話はどんどこ続きます。
いまになって出てきた、ラウバーン局長を処刑しようとする動きから、ロロリトとクリスタルブレイブの結束が揺らいでいるという推測まで導き出すのだから、頭のいい人たち政治に生きている人たちの思考はすごいですよね。
これ以上の情報に関しては、ドマの忍びたちが調べてくれているそう。ラウバーン局長を心配し、失いたくないと思っている提督たちですが、これ以上はウルダハへの内政干渉になるため動けないとか。
大丈夫。だからこそ冒険者とアルフィノが動くのですから!
ドマの忍びたちに連絡を取る方法を教えてくれた提督は、さらにこんなことを言ってくれます。
「あの時、我を通してでも、銃を抜くべきだったのではないかと、今でも考えてしまう……」
「すまない、私は、貴公を見殺しにしたも同然だ……。だが、この借りは必ず返す」
その気持ちだけで十分ですよ、という気持ちになりました。
提督には立場があるんだもの。どこで揚げ足を取られるか、わからん立場なんだもの。提督の代わりになる人はいないんだから、どうかその地位を守っていてね、と素直に思ったんですよねえ。むしろ、一介の冒険者に対し、そこまでの侠気を見せてくれるなんて、提督ってば本当に人たらしだー!!
レヴナンツトールにて、ドマの忍びであるヒギリさんと話した冒険者たちは、彼女たちがつかんだ情報を入手します。
それによると、ラウバーン局長はマサラジャ収容所からハラタリ修練所に移送されたようです。ハラタリ修練所はコロセウム財団の施設ですが、今はロロリトさんが管理しているようですね。
コロセウム財団ってラウバーン局長が経営していたのよね、確か。かつてコロセウムで前人未到の通算千勝を達成したラウバーンはその賞金でコロセウム財団の経営権を取得した、んじゃなかったですっけ。とにかくラウバーンと縁がある場所で処刑しようとするあたり、イルベルドの怨念が感じられるなあと思っちゃいましたよ。
ハラタリの様子をうかがっていると、ユウギリさんが現れます。そして冒険者とアルフィノ、ユウギリさんの三名でラウバーン局長を救出するために動き出すのでした。
このときのイベントバトルは、ハラタリ修練所の内部を進む形で進みます。ラウバーン局長は比較的容易に見つけられるんですが、彼を救出するために、ユユハセが設置した毒霧発生器を壊したりクリスタルブレイブのメンバーを倒して、局長を拘束しているための認証鍵を入手する必要があるのですよ。ユウギリさんがラウバーン局長の治療をしてくれますが、毒霧が局長の体力を奪うから、焦る焦る。スプリント使って走りまくっていましたよ。つよニューしていても、この時はレベルシンクが働いているから瞬殺できません。
ラウバーン局長を拘束から解き放った後は、イルベルドたちとの戦闘になります。こちらの戦闘でもレベルシンクが働いているから、瞬殺というわけにはいかなかったですねえ。まあでもヒーラー・アルフィノがいるしユウギリさんも強いから、体力低めな黒魔道士でもなんとかなりました!!
冒険者たちに戦いを挑んできたイルベルドたちでしたが、逆に、冒険者たちに打ちのめされます。アルフィノはイルベルドたちに投降を促しますが、イルベルドは反発。逆に投降すべきは女王を暗殺した冒険者たちの方だというのですが、アルフィノが「さて、そもそもナナモ陛下は『暗殺』されたのか……そちらも、一枚岩ではなさそうにお見受けするが?」というと、イルベルドは「さかしいガキが」と忌々しげに言い放ちます。
それが本音だったんでしょーねー。
かと思えば、今度は冒険者に向き直って、イルベルドは言い放ちます。
「故郷を奪還したいと願う、俺たちの想いも、貴様の力も、結局は誰かの思惑に組み込まれ、利用され……自由に戦うことすら許されないっ!」
イルベルドの発言を聞きながら、思ったこと。
いや、なんであなたと冒険者を同列にするのよ。
仲間として共に戦ったこともある冒険者を、自分の目的のために陥れていたにもかかわらず、その冒険者に対して自分の言葉を重ねるところに、「んー?」という疑問を抱きました。
利用される側の憤りを、自分が利用した冒険者に訴えるのって筋違いじゃない? と思っちゃったんですよねえ。言葉を交わし、理解し合えた可能性を、もしかしたらアラミゴ奪還のために協力できたかもしれない未来を、あなた自身の手で断ち切っちゃったんでしょーが、と思いました。
こう言い放ったイルベルドは、目眩しを使い、逃走します。アルフィノは追いかけようとしましたが、ユウギリさんがいさめてくれました。それよりラウバーン局長の体調が心配ですものね。
しかしさすが元剣闘士だよ。
腕を断ち切られ、ろくに治療もされなかっただろうに、よくぞここまで生きてくれていたよ、とラウバーン局長の生命力に「あっぱれ」という気持ちになりました。
おまけにアルフィノが状況を説明しただけで、ナナモ様の生存の可能性に気づくんだから、これだけ弱ってる状況なのに気力も頭脳も冴えてるなあという気持ちになりましたよ。
まあ、込み入った話は、ここで話さなくていいですよね。
ラウバーン局長の身なりも整えたいですし、というわけで、ハラタリ修練所を出たところ。
見知らぬ人に話しかけられました。
当然、警戒して武器を構える冒険者たちに、その人は語りかけます。
「どうか武器をお収めください。私は、さる御方に使える者。我が主は、貴方様方の敵ではございません。すでに『暁』のウリエンジェ殿と連絡もとっております。ラウバーン局長の身の安全のためにも、まずは『砂の家』へ……」
やけに手回しのいい人ですよねえ。
ユウギリさんが武器を収め、アルフィノがウリエンジェに連絡をとって、信じてもいい人だと判断しました。だからチョコボキャリッジまで用意してくれたその人にラウバーン局長を任せ、冒険者たちは砂の家に向かいます。
そうしたら、ラウバーン局長の養子、ピピンさんやパパシャンさん、ウリエンジェが出迎えてくれました。そうしてさらに、これまでカットシーンで見かけることはあったけれど、初めて言葉をかわす御仁が現れたのです。
このデュララさんは開口一番に言いました。
「ナナモ陛下は生きておいでですわ」
デュララさんは落ち着いた口調で、ことのあらましを説明してくれました。
つまり、テレジ・アデレジはナナモ陛下を暗殺するつもりだったけれど、その動きを察知したロロリトはその暗殺計画を利用することで、己の手を汚さずに、ラウバーン局長とテレジ・アデレジという政敵二人を排除したのですね。ナナモ陛下のあの侍女はロロリトに買収され、おそらくは致死毒から昏睡毒にすり替えたのだろうとのこと。
そしてナナモ陛下はおそらくまだ昏睡状態のまま、どこかで幽閉されているのだろう、とデュララ女史は言います。
デュララ女史は、この混乱を収束させるのが先決と言い放ち、ラウバーン局長にナナモ様を救出し、再び砂蠍衆として支えて差し上げるように、と言います。それが民のため、陛下のためなのだから、と。
ラウバーン局長は沈黙しています。思うところがいろいろあるんでしょうね。
うーん。アルフィノと同じ感想になりますが、ここで砂蠍衆の人が出てくるとは思いませんでした。ここまでの事態になる前に、もっというなら、ナナモ様が無力な自分を思いつめるよりも前に、砂蠍衆の皆さんにもできたことはあったんじゃないかなあと思ったりもしましたが、今は素直に助かります。
冒険者はナナモ様からラウバーン局長を支えてやってくれと言われましたし、冒険者はそれを快諾していますが、ヒヤヒヤしながらそのやりとりを見守っていた中のわたしには、ウルダハの問題はウルダハの人が解決しないとあかんのじゃないの? という気持ちがありましたからねえ。
だからこの展開には納得。
とりあえず、ラウバーン局長の救出ができたと安心したところで、タタルさんから連絡がありました。イシュガルドで緊急事態が発生したようです。次から次に事件が起きるな!?
というところで、今回の感想語りを終了しようと思います。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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