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なにをしようかなあ。
Webデザインの勉強に区切りがついたから、1時間縛りプレイを終了いたします。でね、エオルゼアにログインして、なにをしようかなあと考えたんですよ。マンダヴィルウェポンやモーエンツールを完了させればいいとも考えたんですが、あまり、積極的な気持ちにならない。
なぜかと申しますと、「蒼天のイシュガルド」を遊びたいから!
大好きなんですよね。これまでに何度も、つよにゅーしたりサブキャラちゃんで遊んだりしてきましたが、それでも飽きないほど、好きなのです。それに、意外かもしれませんが、蒼天から漆黒に至るまで、メインクエストの感想語りを(あまり)してこなかったから、黄金のレガシー前に感想をまとめて書いておきたいなあと思ったのです。
というわけですから、ここから先は、「暁月のフィナーレ」まで遊んだ中の人が語る、「蒼天のイシュガルド」の感想です。ネタバレ配慮なしの内容となっておりますから、ご了承の上、続きをご覧ください。
よろしくお願いします。
蒼天のイシュガルドは、キャンプ・ドラゴンヘッドから始まります。オルシュファンが命名してくれた「雪の家」にて、ようやく自虐的な落ち込みから回復したアルフィノが、動き出そうとするのですが。
「イシュガルドの地で再起をという、タタルの言葉にも一理あるとは思う。君とタタルだけでも彼の地に赴き、私はウルダハに戻って……」
というものですから、モニターのこちら側でわたしは頭を抱えそうになりました。なんでそうなるかな〜。アルフィノらしい言葉だと感じるけれど、いまウルダハに戻っちゃったら、アルフィノを逃がしてくれた人たちの努力が無になっちゃうじゃないと思ったところで、扉が開いて「焦りは禁物ですぞ、アルフィノ殿」という頼もしい声が響きます。
入室してきたオルシュファンはアルフィノの心情に理解を示しながら、やわらかな物言いでアルフィノをたしなめます。その言葉を受けて、しみじみと微笑むアルフィノは、「そうでしたね……。私はもう、ひとりではないんだ」というのですが、その発言に、わたしはちょっとだけびっくりしました。
うん、アルフィノが自分をひとりだと思っていた事実にびっくりしたのです。アリゼーという妹もいて、ミンフィリアという理解者、暁のみんなという仲間もいた。なのにアルフィノ自身は自分をひとりだと思っていたなんて、びっくりするしかないでしょう?
でも新生エオルゼア終盤で、アルフィノは言ってましたね。自分だけがエオルゼアを真に想っている。そう思っていたと。だから過去のアルフィノは、自分から自分を追い込む孤独感に入り込んでいたのかもしれないなあ、と思っちゃいましたよ。まあ、このあたりの事情はアルフィノの黒歴史に該当するのかもしれませんけど。
アルフィノをたしなめたオルシュファンは、イシュガルドのフォルタン伯爵が冒険者たちの後見人になると申し出てくれた事実を知らせてくれます。だから、冒険者たちはフォルタン伯爵のお客としてイシュガルドの皇都に入ることができるようになったのですね。
……サラッと話してくれましたが、これまで一度も会ったこともない伯爵が冒険者たちの後見人になってくれた理由は、間違いなくオルシュファンの働きかけがあったんだろうなあ、と簡単に想像できました。
リアルタイムでこの蒼天のイシュガルドを遊んでいたころには、「本当に友情に篤い人だなあ」と感じるばかりだったんですが、あれから時間を経て、オルシュファンの事情を知った今、ウロウロと言葉を探して見つけた言葉は「本当にオルシュファンはイイ騎士なんだね」というもの。あまり変わり映えがしませんね、残念ながら。
感謝はもちろん感じてます。でもこのオルシュファンの尽力はとても大きなもので、「ありがとう」って感謝を示すだけでは足りないような気もするんですよ。とても大きなものを与えられてる。なんというか、だからこそ、このオルシュファンを育んでくれたものにすら、お返ししたいような、そんな気持ちになるんですよねえ。
そうして、オルシュファンのおかげで、冒険者は新たな拠点イシュガルドに向かいます。
歴史ある国、これまで訪れてきたエオルゼア三ヶ国とは、本当に雰囲気の違う国です。タタルさんも言っていたけれど、おのぼりさんになったような気持ちになる。とても風格のある街並みです。階級意識も強そう。下手に動いて、後見人になってくれたフォルタン伯爵の厚意を台無しにしたら、と思うと怖くなります。言動、もとい選択肢にこれまで以上に気をつけないとなあと思わされる雰囲気ですねえ。
実際に会ったフォルタン伯爵は、風格のある御仁でした。いかにも名家の当主らしいなあと感じる端正な人。でも冷たいわけでも高慢なわけでもない。情理を知っている感じのお人で、冒険者たちを丁重に迎えてくれます。
ウルダハを追われた冒険者たちを庇護することに問題はないのかとアルフィノが確認したときも、どーんと揺らがない態度で答えてくれます。
ああ、この人なら冒険者が少々無茶をやらかしても、揺らぐことはなさそうと感じましたねえ。
さて、挨拶が終わったところで、伯爵は冒険者たちに皇都を見て回ることを提案してくれます。
おまけに、フォルタン伯爵家の客人だと示す証書まで用意してくれるんだから、気配りの行き届いたお人だなあ。貴族ってそういう細かなところに気づかない生き物だと思ってましたよ。偏見を反省しつつ、アルフィノたちと皇都探索に向かいます。もっともうちの冒険者は、フォルタン伯爵家に入る前にすでに皇都を探索し尽くしてたんですけれどね。
おほほ、冒険者とは、新しい都市に入ったら、いざという時に備えて、探索し尽くしてしまう生き物なのよ〜。
執事さんの案内を受けて、皇都のあちこちに行きました。さすがアルフィノというべきか、イシュガルド皇都の名所にも詳しくて、案内する執事さんも嬉しかったんじゃないかなあ。それから、商人のまとめ役であるエレイズさんにも伝手ができました。さすがフォルタン伯爵発行の身分証明書。効果は抜群だ。
そうしてエーテライトプラザまでやってきたところ、冒険者たちは酔っ払いっぽい人に軽く絡まれるのですよ。
その酔っ払いらしき人は言いました。
本当の皇都の姿を知りたければ、イシュガルド下層・雲霧街の酒場「忘れられた騎士亭」に行くことだ、もっともその度胸があればだがな、と。
そういう物言いをされたら、気になるよねえ。
だからアルフィノは「酒場といえば情報が集まる場所と相場が決まってる」と言って、忘れられた騎士亭に向かうのですよ。もちろん冒険者やタタルさん、執事さんも一緒です。執事さんはこの時、ハラハラしてたんじゃないかなあ。お客様を治安の悪いところに連れて行くなんて、家令さんに叱咤されてもおかしくない行動だもんね。
そうして訪れた酒場はと申しますと。
意外と、まっとうな人が店主さんでした。あ、いや、これは偏見に満ちた、失礼な物言いですね。反省。
この忘れられた酒場は、一階と二階とでは様子が異なり、二階は任務明けの騎兵がお客さま、一階はイシュガルド下層民がお客さまと分かれてるようです。あの酔っ払いが示した場所は、おそらく雲霧街の住人が利用する一階のことなんでしょうね。店主さんも「一見さん向きの場所じゃない」と言って注意を促してくれます。
もっともタタルさんは、この場所に活路を見出したらしく、ここに残ると言い出します。執事さんは反対するのですが、タタルさんは「幾千の不審者たちを門前払いにしてきた、暁の受付の実力を見せるときでっす! 心配はご無用なのでっす!」と頼もしい言葉を返してきます。おまけに店主のジブリオンさんも、「客に手出しはさせねぇよ」と言ってくれるから、冒険者とアルフィノだけがフォルタン伯爵邸に戻るのでした。
そうして戻ったフォルタン伯爵邸で、アルフィノと冒険者は伯爵のお手伝いをすることになります。
アルフィノは各種物資の調達先を確保するための仲介を手伝うことになり、冒険者は伯爵のご子息たちの仕事の手伝いをすることになります。もっともご子息たちはこれに驚いたようで。
「父上、差し出がましいことを申すようですが、我が任務は、私ひとりの力で十分に果たせます。わざわざ客人の手を煩わせずとも……!」
「おいおい、兄貴。勝手に助っ人を断らないでくれよ。噂の英雄が助けてくれるなんて、旨い話じゃないか」
二人の個性が、よーっくわかるセリフですね!!
「帝国の将、ガイウス・ヴァン・バエサルを退けたうえ、数多の蛮神を倒してきた英雄を間近に見て、各々が無人としての姿勢を学ぶがいい!」
……えーっ!!??
いやあの、恩をお返ししたいからね、だからお手伝いをしたいと申し出ましたけれど、……えーっ? フォルタン伯爵ってば、それはちょいと過大評価ですよお、とは言いたくても言えないこの空気。息子さんたちの反応を別に無礼とは思ってないんだけど、その、言いにくいんですけれど、その過大評価をやめていただけたらと思ってしまいました。
……うーん。英雄。英雄かあ。
そう言われて久しいけれど、わたしの中ではあくまでも冒険者は、冒険者なんですよねえ。英雄と言われるほど志が高いのかと言われれば、うーむと首を傾げてしまう。確かに帝国を退けたけれど、あれってグランドカンパニーが力を揃えたおかげと、冒険者が率いたことになってる冒険者部隊のおかげなんだよなあと思ってしまう。
そもそもわたしの脳内では、うちの子は外に飛び出したい衝動が強いあまり、まっとうな人生を送れそうにないから故郷を飛び出て冒険者になったという過去があるわけで。真面目に日常生活を送ってる、それも面倒くさそうな貴族生活を送ってるご子息たちにこそ、見習わないといけないことが多いような気もするー。
と、とにかく中のわたしがもだもだしているうちに、冒険者はフォルタン伯爵のご子息、長男アルトアレール氏と次男エマネランの仕事を手伝うことになったのでした。
どっちから手伝ってもイイようだけど、アルトアレール氏からお手伝いです。だってさ、エマネランってばサボりそうなんだもの……。サボりそうな人のお手伝い、積極的にやりたいとは思えない! できれば後回しにしたい!
というところで今回の感想語りはおしまいです。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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