メインクエストの感想37:事件が起こらないほうが怖いかも。

ひさびさに、黒衣森、南部森林にいるバスカロンさんに会いに行きました。

気風のいいこのひとは、いつもローレンティスを気にかけてるんですよね。釈放されたら祝うことができるように、お酒まで用意してさ。時々思うんです。冒険者はグリダニアで再会したとき、ローレンティスにバスカロンの親父さんが待ってくれているという事実を伝えていたら、よかったのかもしれません。そうしたら、ローレンティスはちょっとだけ違う道を歩んでいたかもしれないなあ、なんて思ったりするのですよ。

さて、ここより先は、暁月のフィナーレまで遊んだ中の人が語る、新生エオルゼア、第七星暦ストーリーチャプター2の感想語りです。ネタバレ配慮が乏しい内容となっておりますから、ご了承の上、続きをご覧くださいませ

よろしくお願いします。

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さらっとした顔で冒険者を欺くのね。

石の家からウルダハに向かった冒険者は、モモディさんからクリスタルブレイブのアリアヌの伝言を預かります。祝賀会のためにウルダハに来たら、中央ザナラーンの無人駅に来て欲しいと。

アリアヌはウィルレッドと同じ第四分隊です。思い詰めた顔をしていたようですし、なにかしら、ウィルレッドの死に関係のある出来事を知っているのかもしれません。だから冒険者は指定された場所に向かったのです、が。

待っても待っても、アリアヌは来ないのです。

代わりに、薄汚れた小瓶を見つけます。さらに、巡回任務についていたクリスタルブレイブのローレンティスがやってきました。アリアヌを見かけたら冒険者のことを伝えておくよ、早く祝賀会に向かったらどうだい、と言ってくれる、のですが。

冒険者がその場を立ち去ったあと、ローレンティスは何者かと通信していたんですよね。

この場面を見たとき、わたしは直感的に閃きました。ああ、ローレンティスは冒険者の味方じゃないんだな、と気づいたんですね。

まあ、もともと友人でもなんでもありません。むしろローレンティスが捕縛されたきっかけは冒険者なんだから、彼が冒険者に対して親しみを覚える理由も、忠告する理由もないわけだ。

それに、……エオルゼアのためという理想に集まったクリスタルブレイブの隊員が、結局はお金を持つ者(テレジ・アデレジ)の言いなりになることに、ローレンティスは納得したのかもしれません。

むしろ、馴染みがあったのかもしれません。「やっぱりそうだ。理想のために活動するものなんていやしない」--彼はもしかしたら、奇妙に安心しながら、いつもの失望を抱いて、クリスタルブレイブを乗っ取る側についたのかも。

ま、そういう人物なんだと思えば、諦めもつきます。ただ、アリアヌはどうなったんだろう、と気になります。だってさ、冒険者としては同輩なんだもの。好意だってある。どーかどーかっ! 無事でいて欲しいと感じる場面でしたね。

ナナモさまは心決めている。

そのあと、ナナモさまが自室にて、ご先祖さまに詫びている場面が入ります。

うん、戦勝祝賀会で王家の解体を公表するつもりなんですね。これ、共和派はもちろん王党派のラウバーン局長すら知らされてないのよね……。個人的には、みんなが神経尖らせて開催している祝賀会でそんな、爆弾を放り込むようなことをするなんて、と思っちゃうんですが、それだけナナモさまは追い詰められていたのかも、しれません。もしかしたら、戦勝祝賀会で公表することによってあらゆる派閥の先手を打ち、そうして自分の意思を貫こうとしたのかなあ。

ただ、うーん、と、うなりたい気持ちになります。

民のために、と、ナナモさまはおっしゃるけれど、その民がナナモさまに王家を解体することを求めたかなあ、と思っちゃうんですよね。ナナモさまがこれからもずっと、ご先祖さまに謝り続けなければならない人生を歩むことを、ウルダハの誰かが望んだだろうか、と思ってしまう。

……うーん、ちょっとだけ、イゼルを思い出します。

アルフィノの物言いは、微妙だ、と思う。

さて、祝賀会に参加したミンフィリアは、先に祝賀会に参加していたアルフィノに話しかけます。

このときのね、アルフィノの物言いが微妙だなあ、と感じました。

我々の活躍で、エオルゼアには良い風が吹き始めた

……自分たちの行動を、活躍って表現する人、わたしは初めて見たような気がします。や、冗談ぽく告げる場面は見かけたことはあるの。でもさ、この言い方だと、他の人が活躍してないような物言いになっちゃうじゃん……? 

少なくとも、みんなと協力しあったことを祝う、戦勝祝賀会では言わないほうがいい言葉遣いじゃないかなあ、と思ってしまいました。それこそウルダハの権力者が聞いたら、むっ、と反発を喰らう発言ではないかと感じちゃったんですよう。いや、ウルダハの権力者なら、そんなストレートに不快感を露わにしないかなー。

おまけに。

各国の盟主たちの考えはわかる
……だが、私は、私の考えでエオルゼアを導いてみせるさ

だもの。

わかってないじゃん? と、わたしは思いました。そもそもアルフィノは、クリスタルブレイブの総帥であって、国の代表者じゃないんだよね。エオルゼアを導くって、や、クリスタルブレイブってそういう組織だったっけ、と首を捻ってしまいました。武力特化の中立組織よね。政治的な力を持たない組織だから承認されてるんじゃ、と思ったわたしは、考えすぎなんでしょうか。ミンフィリアはサラッと聞き流してるから、引っ掛かってるのわたしだけ?

でも。このアルフィノをこのまま放置していたら、どこかで絶対痛い目にあいそうな気がするーっ。

……。……痛いめ、あうんですよね。これからね。ええ。

これから起きる出来事は、暁にとっては痛恨の出来事で、大きな事件です。でも、でもね、事件が起こらないで祝賀会が進んでいたら、もっともっと大変な事態になっていたんではないかなあ、と思ってしまう。

そっちのほうが怖いなあ、とも。

というところで、今回の記事をおしまいにします。長文におつきあいただき、ありがとうございました。

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