
パッチ6.5実装から進めてきたお得意様取引、その信頼ランクが最高ランクに上昇しました〜!
ワクワクドキドキしながら続けてきたお得意様取引が最高ランクになってしまい、嬉しいやら寂しいやら。でもね、続けてきてよかったなあ、と感じています。報酬をいただきましたが、それ以上に、改めて、この惑星ハイデリンに戻ってくることができて、嬉しいなあという気持ちになりました。ええ、あのフィナーレの場面からね。
ではでは、ここから先はお得意様取引の内容に触れた記事となります。ネタバレ配慮がない内容となっていますから、ご了承の上、続きをご覧くださいね!
よろしくお願いします〜。

なぜみんな、冒険者と知り動揺するの?

思いがけない成り行きで、お得意様取引を始めてからというもの、不思議だなあと感じる点がありました。
それはマーグラットさんを介して知り合った研究者さんたちが、冒険者が「暁の英雄」だと知るや、みんながみんな、動揺すること。自己肯定感が低い中のわたしは、「冒険者ってなにか、やらかしたっけ」と首を傾げたものですが、このイブキさんの反応を見たころから、「別に腫れ物扱いされてるわけではない?」と思うようになったのです。
どちらかといえば、気になってしかたない存在と、思いがけず知り合うことになって動揺してる。
そんな類の動揺だとようやく思い至ったのです。
それでも「なぜ」がわかりませんでした。確かに冒険者は暁の英雄だけどさ、でもオールドシャーレアンの研究者たちだって一流の存在でしょう? むしろ魔道船があったからこそアーテリスを救えた事実を思えば、むしろ同輩なんじゃないかなあと思っていたから、ひたすら首を捻っていたのです。
でも今週の取引、そして発生したクエストによって理由が分かりましたね。
それはいわゆる電子レ○ジ……っ!

今週のお得意様取引では、このグロンディルヴェさんが必要とする疲れ目対策のアイテムを用意しました。
先週は採集にしたんだけど、今週は製作にしました。だってさ、イブキさんが提出物に冒険者の銘がないことをとっても悔やんでいらしたから、銘が入る製作物のほうがいいのかなあと考えたのですよ(*そんな仕様はありません) や、クールそうなこの人物が悔しがるところなんて想像できなかったんだけど、……念のため。
とにかく冒険者が提出したブツによって、グロンディルヴェさんの作業が捗っているようです。
その作業とは! とても緻密で困難な、絶対に成し遂げたい仕事なのだそうです。リムサ・ロミンサの巴術士と共同研究することによって「誰でも手軽に、加減を間違えることなく、食品を温めることができる機構」を作り出そうとしているのですね。
……って、それ、いわゆる電子レンジですよね。
と、中のわたしが気づくより先に、マーグラットさんが興奮したように確認するのです。「買ってきたはいいが作業に追われて食べ損ね、冷え冷えになってた賢人バーガーを自動で適温に温めてくれる……そういうことなのかい!?」と。
この人たち、ほんとうにギリギリの研究生活を送ってるんだなあ……!!
気づいたわたしは、うっかり涙が出そうになりました。冷え冷えバーガーって美味しくないよう。電子レンジのない世界で、冷え冷えバーガーを食べなくちゃいけないなんて、なんて不幸なの……っ!! 電子レンジも温めかたによっては、美味しくないバーガーができてしまうけど、その辺りはこの人たちだからうまく調整するのでしょう。
そもそも冷え冷えバーガーが発生する状況を根本的なところから改善したら、というもっともなツッコミは、ここまでお得意様取引を続けてきた身にはできませんッ。
そうかー。
これまでに積み重なってきたオールドシャーレアンのブラック企業的描写は、ここにきて活かされるのですね。
とにかくここで、うっかりとマーグラットさんが冒険者の名前を口にしました。そのことによって、グロンディルヴェさんも冒険者が「暁の英雄」であることに気づきます。するとたしなめるようにいうのですね。
「いたずらが過ぎますよ、マーグラット。魔導船の開発に携わった者にとって、彼女は……」
「わかってる。わかってるとも。わたしだって気持ちはみんなと同じさ……」
「だから取引を続けてきたんだ。この人を実感して、この人に実感してもらうために」
んん? と思いました。
よくわからない。繰り返しになりますが、そう感じたのですよ。どうしてそんなに反応がセンシティブになるの? と思ってしまったんですよね。ただ、迂闊に触れちゃいけない事情があるんだなあとは、ぼんやりながらも察しました。
でもくっきりはっきり、わかったわけではないから、やっぱり首を傾げていたんです。
今日も今日とて騒ぎは続く(ネタバレあり)

その理由は、そもそものお得意様取引始まりのきっかけになった、テオポルダンさんに教えられました。
魔導船を完成させるための職務は、研究者たちに多大な心的負荷をもたらしたのだそうです。レポリットが技術面の指導をしてくれたし、世界中からの助けはあったけれど、「もしも失敗したら」という考えに囚われていたのだとか。
マーグラットさんもハイになることはあったようですが、船が帰還してからしばらくの間、食べられない眠れない延々と泣いては吐いての繰り返しだったそうです。他の研究者たちも、程度に差はあれど、同じように苦しみながら終末を乗り越えたのだとか。
「だから、あいつらにとってお前は……お前が生きてるってことは、救いであり誇りなんだよ」
そう言われたとき、わたしは最高に気まずかったです……。
思い出した場面が、暁の仲間たちを助けるために転送装置を発動させて、一人で終焉を謳うものたちの前に立った場面でした。ゼノスが駆けつけてきてくれたからなんとかなりましたが、そのあとも、メーティオンを送り出したあと、冒険者ってばゼノスと至高の一戦とやらを繰り広げましたねー。
……ごめん!!
なんだろ、アリゼーやグ・ラハに泣かれた時よりもずっと罪悪感が刺激されてるぞ? や、だって思いもしなかったんだもの、長い付き合いのある暁ならともかく、魔導船がらみの人が冒険者をそんなふうに思ってくれたなんて。侮っていたつもりはないけれど、やっぱり研究員の皆さんの良心や誇り高さを侮っていたのかもしれない。ごめんね。
おまけにいまこの瞬間に、あの瞬間に戻ったとしても同じ選択をするってところがどうしようもねえなあと思ってしまう。だって、ブラックホールに飲み込まれそうになってる暁のみんなたちは生かしたいし、あそこまで歩み寄ったゼノスにだって、応えてやりたいと考えちゃうんだもの。渾身の力でぶちのめ返してあげたいと思うんだものー。
あれで冒険者が死んでたら、どうなってたなんて、考えたくもないです。
暁メンバーはもちろん無力感などに囚われていただろうし、そして研究者たちだって今以上に苦しんでたに違いないんだなあと思いながら、マーグラットさんの元に戻ったところ、報酬を渡してくれました。ターコイズブルーに染められた、グリーナーコートです。それに着替えて、リトルシャーレアンのエーテライトに向かったところ。

なんとマーグラットさん、たかだかと冒険者の所在を放送しちゃいました!
え、え、え、と困惑している間に、研究者たちが意気込む描写が入り、あっという間にエーテライト前に多くの研究員たちが集まってきたのです。このとき、冒険者も困惑したような様子を見せてたところが、面白い。英雄と言われるわりには、人の関心を集めてしまうところに慣れてないのかなー。そうかもね、各国トップたちも冒険者にとっては知人友人のくくりに入ってるのかも。

うん、うちの冒険者は、暁の英雄はこんな人です。
この段階になると、ひたすら温かい気持ちになっていました。緊張した研究員さんから、「宇宙から帰ったあと、具合が悪くなったりしてないか?」と訊ねられます。心配ご無用! パンデモニウムにまつわる冒険やら第13世界にまつわる冒険やら、最近では十二神にまつわる冒険までこなしてますよー。
……タフだよね、冒険者も暁メンバーも。
まあ、冒険者の場合は、エメトセルクからの発破(?)も関係していたと思う。ああいうふうに言われたら、ぼうっとするより次の冒険をがんばろってなるし、事実、次の冒険にも恵まれたからなあ。……もしやこれからドッと揺り返しが来るのかしら。だからこそ、黄金のレガシーテーマは「最高の夏休み」だったりするの?
などとぐるぐる考えている間にも、研究員たちと冒険者のあたたかでちょっと不器用な交流は続き、マーグラットさんも合流してくれて、彼女の想いを語ってくれました。
「しつこく魔導船に語りかけたものだよ。どれだけボロボロになっても構わないから、その人たちを乗せて帰って来いってね」
「はたして、アイツはやり遂げた……」
「おかえり、我らがヒーロー。少しばかり遅くなったけど、惜しみない感謝と称賛を君に」
ごめん--は、もう言わなくてもいいのでしょう。研究員たちは一人たりとも、そんな言葉を求めてない。
だからこそ、冒険者も惜しみない感謝と称賛を、魔導船完成に携わったすべての研究員たちに。

ただ、最高でしたよ、とそれだけを伝えて。

いやあ……本当に、とことん、とことん、いいお話でしたわー……。
暁月のフィナーレは、落ち着いたと思ったころにじんわり効くボディブローで情緒アタックしてきますねー。それが嬉しくて、クセになる。
でもわたしが楽しめる暁月のフィナーレの物語も残りわずかなんだなああ、と思うと、寂しくもなったり。
黄金のレガシー、その分、楽しみにしてますけれどね!
いただいた報酬、グリーナーズコートは、ギャザラー装備にミラプリさせました。研究員さんたちの制服も欲しいなあ、とは強欲ですかね? だってだって、研究員さんたちの制服だっておしゃれなんだもの!!
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