
ここ最近の楽しみといえば、毎週更新される漆黒秘話でした。
一週間に1話。どんなテーマが選ばれるのかなあとワクワクしていたんです。それで昨日でついに全話公開されたから、ちょっと寂しくなりましたね。でもどれもが読んで良かったと思える内容だから嬉しかったです。
ここから先は、ネタバレ配慮が薄い内容となりますから、隠します。
どうぞご了承の上、続きをご覧くださいませ。
五話「栄光の落日」
とあるリスキーモブに関するお話です。タンクのロールクエストを行っていると登場する人物と関わりのあるリスキーモブなんですが、まさかの秘話に言葉を失いました。おまけにこのリスキーモブについて、モブハントのNPCが説明してくれるんですけれど、その説明を踏まえてこの秘話を読んでしまえば、「違うんだー!」と叫びたくなりました。やりきれない。せめて彼女の名誉だけでも守られていたら良かったのに、と思いました。でも当人を知る人にとっては、あまり語りたくない事実でもあるだろうから、決定した歴史的事実に切ない気持ちになってため息をついてしまいます。
六話「ヴォレクドルフの午睡」
我らがアルバートとセトの出会いの物語。前話と違って、クスクス笑いながら読んでおりました。なぜってセトがかわいい。意地悪を言われたと悟るなり、ブランデンを巻き込むあたりなんてもうかわいらしくて、この子ってばいいなあと思いました。私たちが知るセトはもうおじいちゃんだけど、なかなかヤンチャなところもあったのですね。だからこそ、この後、アルバートとセトが別れたところを想像するのは哀しい気持ちになります。でもでも漆黒完結編でセトとアルバートは再会してましたでしょう。だからやっぱり、彼らが確実に持っていた楽しい時間を嬉しく感じたのでした。
七話「終幕を捧ぐ」
このお話を読んで、エリディブスよごめん〜という気持ちになりました。この秘話を読む前にメインクエストの感想を書きましたが、エリディブスに対してちょっと冷たかったのではないかなという反省があったからです。この物語で描かれるエリディブスは優しくちょっと天然な子で、エメトセルクはほんまに苦労性なお人だなあと感じたのですよ。んで、アゼムは「こらこらこらー!」という気持ちにさせられるお人でしたね……。でもエリディブスとアゼムはちゃんと顔見知りだったんだなあ、だったらなぜあの術式に気づかなかったのかなあと考えたとき、それだけエリディブスは多くを失っていたんだと感じてしまって、簡単に語っていいお人ではなかったね、という気持ちになったのです。クリスタルを見てもまた失う、だったら再び失わせるようなことをさせないでくれ、という言葉が悲痛で、だからこそ行き着いてしまった結末が切ない。エリディブスを終わらせた人間がいうことではないけれど、アシエン達の終わりが切ないなあとも感じました。あと、文末の文章はシェイクスピアの「テンペスト」からの引用だとTwitterから知りました。さらっと物語に組み込む方も、気付く方も、すごい。教養ある人ってすごいなあとも感じましたね。
八話「序幕に謳う」
あの第八霊災を超えて生きている人たちの物語。気になっていた人たちの物語を読むことができて、ほっとしました。もしかしたら消えているのかもしれないと思っていた彼らが消えておらず、あのミドガルズオルムが手を差し伸べてくれたところに息を飲みました。ええええ、まさかそう繋がるのー? という感じでした。この世界はどこに行くんでしょう。それが気になりながら、でも彼らはまた、次の戦いに挑むんだ、と思えば、きっと大丈夫、という気持ちにもなります。老婆心ながら、グラハと彼らの道がまた交差したらいいのに、という気持ちもあります。それは本当に傍観者としての感傷に過ぎません。もしかしたら泥沼しか見当たらないから、彼らは本当に消えてしまった方が良い、と思っていたのかも。でもでもこれからも続く彼らの物語をわたしは素直に嬉しいなあと感じたのでした。あの場面で笑って、彼方へを手を伸ばしている彼らのたくましさを好ましいとも感じましたねえ。
漆黒秘話は今年で二回目の公開になります。再び、素晴らしいお話にじんわりとできて嬉しくなりました。
ありがとうございました、物語を描いてくれた人たち〜!!