
昨日に続きまして、今日もメインクエストの感想を語ります。
というわけでネタバレ配慮が薄い文章が続きます。
ご了承の上、続きをご覧くださいませ。

突然ですが、わたし、ずっとエリディプスだと思っていました。
エリディブス、だったのですね。顔を赤くしながら昨日の記事を直してきました。
それ以前の記事は、うん、見逃してください!
さてさて、エリディブス。
わたしは調停者たる彼をよくわからない人だなあと思っていました。正直なところね、調停者という役割に何の意味があるのかと思っていたのですよ。それよりも彼はアシエンで、そうとしか思えない人だったから。調停者と呼んでもいいほど、彼はハイデリン側に立っている人ではないなあと思ってました。調停者と名乗りながら、こちら側の事情を忖度しない、フェアであろうとしても全くフェアではない人だよなあ、とも思っていたんです。
漆黒のヴィランズの物語を経て、彼の同胞たるエメトセルクを討ったあと。
彼は冒険者たちにマイナスの感情を向けてきましたが、その発露はややこしいなあと感じていました。彼の感情を受け取る側としては、同胞を奪ったから赦せない、という感情に感じられるのに、その同胞は真なる世界を取り戻そうとした彼らだったのに、とか、そういう修飾語が多かったんですもん。いや、単純に同胞を奪ったから憎い、ではあかんのか、という気持ちになりながら、彼の言葉を聞いていたのです。彼の激情は伝わってくるのに、余計な言葉を、まわりくどい方法を用いる。相手を、冒険者を責めたいなら、「自分から同胞を奪った」だけで十分なのに、おそらく彼にとって必要だと思われる正しさや価値観を用いて冒険者を責める。
人は正しさだけでは、理屈だけでは動かない。事実、この人が動いている理由は、もっと深いところから込み上げる衝動でしょうに、なのに、無理やり理屈を突きつけてくる。それは衝動が理由にならないと思ってるからではないだろうか。あるいは、形、役割、理屈こそが彼を動かすものでなければならない、という思いがあるからではないだろうか、とも思ったりしました。
たいがい、ややこしい人だなあとも思いました。

だから途中、ヒュトロダエウスに会ったときに、ちょっとほっとしたのですよ。
なんというか、エリディブスについて愚痴りたい気持ちになっていたのですよね。もちろん暁の仲間がいますけれど、ちょっと違うところからエリディブスを眺めたかったという気持ちもありました。だからエリディブスに関する話題になったときには、ちょっと頭でっかちになりがちな自分を戒めてもらえたような気持ちにもなって、ほっとしました。ヒュトロダエウスの言葉は、あくまでも彼の論理に従っていて、あっけらかんとした内容を嬉しくも感じたり。
そうしてまたもや教えられた14人目の座を埋めていた人。
ゾディアークの召喚の直前に抜けたのなら、その人はエリディブスとは会わないままだったのかなあ、と思いつつ、その人の記録を残していたエメトセルクに不思議な気持ちを抱きましたね。それから14人委員会を抜けて座は空席のままだというなら、その人は世界を巡ったまま世界の終末を迎えたのかなあ、とも思いました。するとエメトセルクが告げた「英雄なんていなかったのさ」という言葉も、思いもしなかった意味を帯びてくるなあとも考えました。

ちょっと話が脇道にそれますが、エメトセルクがその14人目の人に向けていた感情と、水晶公が冒険者に向けていた感情は似ているのではないか、と思ったりもしました。同じ委員会の仲間と憧れのような英雄とでは、もちろん違っていて当たり前なんですが、究極的には「こいつは大丈夫」という言葉にまとめられるような、絶対的な信頼が似ているような。
このあと、エリディブスとの対決時に、ヒュトロダエウスからもらった石が真価を発揮しますが、そのときに綴られる言葉が、この画像の時に綴られる水晶公の言葉と重なるように思えたのですよね。どちらも、冒険の旅を続けてながら決して孤独にならない冒険者への絶対的な安心感というか信頼を持っているなあ、みたいな感じで。

話を戻します。エリディブス。
そもそも彼との対決は避けられないものでした。それも魂を消し去るとか、そういう意図が片方にある以上、対決の結果は、こちらが死ぬかあちらが滅ぶか、というシンプルな結果になることがわかっていました。
水晶公の切り札が効いて、だからエリディブスを終わりにしたとき。
ヒュトロダエウスが冒険者に集めさせた星を渡せたとき、わたしはこだわりなくほっとしました。エリディブスが子供であったとか、そういうことはあまり響きませんでした。それより、エリディブスが彼のまことを取り戻せたこと、それが本当によかったなあ、と感じたんです。ゾディアークからこぼれ落ちてでも仲間を助けに向かった彼、でももしかしたら、仲間の側では、軽い隔意はあったのかもしれない、と想像しながら。エメトセルクが消えた時点で、本当の意味ではオリジナルは全員消えていたんだ、彼らの本願はもう終わっていたんだ、とも考えながら、目の前で仲間への哀惜を表しているエリディブスに切ない気持ちを抱いたのでした。
アシエンオリジナル組は全員、消滅しました。
これで落ち着くかなと思いきや。

思いがけず賑やかな人物が再登場なさいましたねえ。そうかエリディブス、こういう人の手綱も握っていたんだ苦労してたんだなあ、と思いながら、沈黙を続けているゼノスさんにも感心したり。わたしなら「うるさいわー!」と叫びたくなる場面だなあと思いつつ、倒れている人々がまとっている装束?に描かれてる模様が、冒険者を救った円陣の模様に似ているなとも思ったりしました。単に光ってるから目立ってるように見えただけでしょうけれど。
しかし「獣は恐るべき終末をもたらす」ってヨハネの黙示録を思い出す言葉でございますね。