漆黒秘話、読んできました!

新生祭もいよいよおしまいですね。

ボトルレターは自力で全種、見ることはできませんでした。ちょっと残念ですが、その代わり、手持ち花火の在庫がどぱっと増えています。こまめに使っていこ〜っと。

さてさて、これよりは毎週火曜日に更新されていた漆黒秘話の感想です。ネタバレ配慮なしのページとなりますから、隠しますね。今年も漆黒秘話で悲喜こもごも、たくさんの想いを味わいましたよ〜!


漆黒秘話が始まると知り、実はいちばん期待したお話は、水晶公のお話でした。残念ながらその願いは叶えられることはなかったのですけれど、でもそれは、これからメインクエストでもまだまだ語られるんだろうなあと。何と言っても、漆黒メインクエストのラストの言葉「眠っている場合じゃないぞ、グ・ラハ・ティア……!」という言葉から、まだまだ何かがあるんじゃないかなあと思ってしまうんですよね〜……。まるで原初世界に存在する、まだしがらみを得ていない、かつての自分に語りかけているようだとも感じたから、やっぱりこう、色々思うところがあるんだろうなあ、と。

もとい。漆黒秘話の感想、いきますっ!

○その名に願いを

漆黒では頼れるパパになってたサンクレッドさんとミンフィリアの話。ミンフィリアサイドのお話は、以前の第七霊災回顧録および単行本で語られてましたけれど、サンクレッドサイドのお話はこれが初めてになるの、かな? ミンフィリアとの関係について、少々、デバガメみたいな好奇心があったことは否めません。でもいざ読んでみると、思ったよりもずっと澄んだ感情が描かれていて、切ないような温かいような気持ちになりました。サンクレッドさんが持つ誇りは、ちょっとだけもどかしい気持ちにもなります。が、それがなければ賢人サンクレッドではなかったのだろうなあ、とも思いました。特に、漆黒でミンフィリアの現状を知った時の彼の心情を想像すると、昔読んだ本に書いてあった「相手が死ねばその関係が終わる。でもそれは(感情的に)ゆらゆらしなくなるというわけじゃないんだよ」という言葉を思い出します。

ところでミンフィリアという名前には、どういう意味があるんでしょうね? 本を読み返したりしたんですけれど、見落としているのか、わからないままです。フィリアだけなら漆黒にも登場した「フィリア(友愛)」かなあと思うのですが、ミンがつくとちょっとわからなくなる。で、手持ちの本で調べてみたら、ギリシャ語にはミラ(運命)という単語がありました。まさかここからきているのかなあ、と推理しましたが、真実はわかりません。ただ、アリシアちゃんを守ってくれるように、という願いを込めて差し出した名前に、友愛、という意味が込められているのだとしたら、とっても深いなあと感じました。リーンちゃんも妖精の言葉で祝福、という意味ですし、いずれにしてもサンクレッドさんの傾向がうかがえるエピソードだと感じましたよ。

○黒き歴史の欺瞞

シリアスなタイトルに反して、まさかのお笑いエピソードでした。いや、わたしにとってはなんですけれども。まさかのエスティニアンのお話で、読んでいると、エスティニアンってば、おおらかになったねええ、という気持ちになりました。や、タタルさんやクルルさんが一枚も二枚も上手でした、というオチでもあったのですけれど、それにしたって、以前のギラギラしたエスティニアンだったら、問答無用で跳ね返してた類の依頼ではないかなあとも思うのですよ。つか、頼めなかったかもしれない。や、本人、その意識はなかったかもしれないけれどさあ、張り詰めてたもん。いかにも余裕がなかったという感じでしたものね、蒼天時代。竜騎士クエストの時でも(?)、一人であっちこっち行くから、「ちょっとー!」と思ったりしました。それがまあ、本人の妄想が暴走した結果とはいえ、暁の依頼を引き受けてくれるなんて、あらあらまあまあ。

ところで漆黒では気になるところで続くになってたんですけれど、エスティニアンは無事だろうか、という気持ちもあります。や、きっと無事だよね、と思っているのですが、同行者が暴走した状況だったから、巻き込まれていないかなあ、とか心配。だってあそこで同行者を見捨てられる人じゃないものね、エスティニアン。次のパッチで彼の安否が気になります。でもまずは第一世界での続きがあるのかしら? うーんうーん、大丈夫だよね。あの紅蓮の時に、なんちゃって皇太子から英雄を助けられた人だから無事でいるよねっ。そういう祈りに加えて、とりあえずこのお話に漂う大丈夫感に安心しましたねえ。

○第八霊災叙事録

まさかの!! オメガ視点のお話でした。うわーうわーうわー! やっぱりあのチビオメガには自我があったんだーとも思ったし、まさかの悲惨な歴史を目の当たりにしてきたんだ、という状況にも言葉を失いました。もう、嬉しいんだか悲しいんだか、わかんな〜い、と思いながら読んでおりましたとも。ただ、本当にね、自由に楽しんできた冒険者の冒険が、誰かにとっての希望になるなんて思わなかったなあ、と漆黒本編でも思ったことを思いながら物語を追いかけて、最後の言葉に撃沈しました。

ーーーーおやすみなさい。

って、それは、その言葉はーーー。これは、これ以上はもう、無粋な感想なんて書かなくてもいいんじゃなくてっ? と思いながら、書いてしまう。

それは、第八霊災を超えた人類の有様があまりにも古代人たちの有様とは違っていることについて、です。原初世界と鏡像世界を統一された世界に戻すため、アシエンたちは霊災を引き起こしてきました。事実、世界設定本には、第一霊災後から人の歴史が始まった、とありますから、そうされることによって、少しずつ変わっていく部分はあるんだろうと思います。でももしかしたら第八霊災は引き起こされた後、アシエンたち、もっというならエメトセルクは失望したのではないかなあ、とも想像しました。統合に近づいたはず、なのに、人類の有様があまりにも違う。もう「第八」霊災だというのに。まだ統合すべき世界はあるとはいえ、第八でこの奪い合い殺しあう有様に至ってしまうのなら、という感じに、ね。特に、第八霊災後のこの世界なら、第九霊災だって容易に起こせたと思うんですけれど、アシエンの痕跡がないから気になりました。

○記憶されざる掌編

続きまして、エメトセルクさんのお話。あの古代人、ヒュトロダエウスさんもゲスト出演です。漆黒を通して、エメさんはとっても好きなキャラクターになりましたねえ。復元された街を見たら、とっても真面目で、とっても人間味に溢れた人だなあと感じました。あれだけ完璧に作り上げた理由ってさ、過去を忘れることを恐れたからかな、とも思ったのですけれど、この掌編を読んでいると、忘れられないんだな、という方向に修正しました。ずっとずっと昔の記憶なのに、この人は忘れられないんだなあ、と。エリさんの、「彼はああ見えて職務に忠実な男だ」という言葉がじいんとしみてくる感じです。

でもそれはそれとして、漆黒本編を遊んでいるときは、「分裂したくらいでそこまで激しく拒絶されるなんてなあ」という気持ちにもなりました。ええ、そう。ハイデリンキックを受けて分断されたことを理由に、なんどもなんども殺されてきたのなら、それは分断された側にかなりの怨讐が溜まっていてもおかしくないのではないかな、と思ったのですよ。そもそも、人間、どんな深い付き合いしてても、見えてこない一面ってあるじゃないですか? だから分断された相手、あるいは、分断された世界に対して憤るエメさんたちの気持ちが、ちょっと勝手にも思えていたのですよね。まあ、だからこそハーデス前哨戦の時、「なぜにあの格好で相手を特定できるー!?」と思ったわけなんですけれども。

このお話を読んでいると、彼自身の特性によって、如何しようも無い違和感を拭えないんだなあとわかってしまって、自分が抱いた違和感なんてささやかなものだなあ、とも思っちゃいました。人間づきあいが、どうしようもなく味気ない感覚なんだろうなあ、とも考えました。相手が見えちゃうから。それでも何かしらの変化はあったようなのに、本人が否定しちゃってる。その事実に、エメさんの人間らしさを感じました。すごく、ものすごく人間らしい人ですよね、エメさん。好ましい。でもやっぱり行き着く先は対決しかないだろうなあ、とも思います。ここまで育ててきた冒険者を殺されたくないもん。暁のメンバーも当然。だから対決した、戦った、譲られた。でもああいう終わりを迎えられたからこそ、エメさんはまだしあわせだったのかなあとも考えました。エリさんとは、どうあがいても、理解とは程遠い対決しかない気がするものね……。

以上です。

長くなりましたし、わたしの偏見も混じっていると思いますが、読んでくださって、ありがとうございました。
はふう。パッチ5.1……楽しみで、怖いですよ。

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