【冒険者小隊】その眼差しに、なにを見つける。

向けられてきた二種類の眼差しに、思わず足を止めていた。
アウラ族の二人は、きっぱりと寡黙な性質だ。言葉ではなく、態度で自分を主張する。
その様子は、忠実な犬のよう。その様子は、気まぐれな猫のよう。
ここ数ヶ月の付き合いで、もう慣れてしまったから、むしろ好ましさすら感じる特徴なのだけれど。

ーーーーーいま。
二人が黙って向けてくる強い眼差しに、どこか咎められてるような気持ちになる。

それは回復職の二人が、この部屋に揃っているからだろうか。
代わりに、タンク職の二人は、どちらもいない。

陽気なルガディン族の男。
豪快なルガディン族の女。

どちらも。

回復職から華麗に魔法攻撃職に転職したヒューランの女や、少女めいた面に好戦的な笑みに浮かべたララフェルの男の様子を見て、諦めたような、笑うしかないような表情を浮かべて戦場に向かって行った。

特に数日前、疲れ果てた様子で、虚ろな眼差しを向けていた男は、何事かを訴えていたようにも思う。わかっていた。わかっていたけれども、こなせなければならない任務には、ルガディン族の二人が必須だった。何度計算しても、同じ答えしかない。

出てこないのだ。

送り出したメンバーは、ちゃんと帰還するだろう。
任務を果たして、無事に帰ってくる。何度計算しても、そういう結果が出てる。
安心していた。大丈夫だ。確信している。

ーーーーでも。

咎めの意図など決して含んでいない隊員の眼差しに、自分勝手な罪悪感を覚えてしまうのなら、もっとたくさん思いやるべきだったのだろう、と、エオルゼアで英雄と呼ばれるようになった冒険者は、まぶたを伏せた。


なんてことを、つらつら妄想しておりました。
ええ、今日、冒険者小隊の任務を依頼したあとね。

なぜか、アウラの二人がじーっと見てるんだもん。
さらには、数日前、やっけに悲壮な眼差しで見られるんだもん。

な、何かやらかしたかいのう、と考え込んでしまいましたよ。
ブラック本丸ならぬ、ブラック小隊になっていたかしらん。
思わず自省しちゃう程度には、ちょっとびっくらこいたです。

冒険者小隊は、適度にサボりつつやってるから、まだカンストしている子はいません。
カンストさせたら、おしゃれ装備をミラプリさせたいなあ。
どんなのがいいかなあ、と、たまに想像してます。

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